己亥・来年の干支飾り

  • 2018.11.12 Monday
  • 14:23

皆さまこんにちは

来年の干支展の飾り付けができました。

10月の初めから準備が整い、いつもより早く飾り付けができていましたが

こちらでのご紹介が遅くなってしまいました。


 

 

 

 

 

亥年の中央には平成最後の年賀切手モデル・会津中湯川人形です。

青柳守彦さんの「福良雀乗り豆招き亥」と「来らんしょ亥」です。

秋田・八橋人形の「干支 亥」は今日入荷しました。大小2サイズです。





 



 

 

土鈴をはじめ、土人形や張り子、布もの、木製、色紙など

土鈴館のイノシシが大集合して皆様をお迎えいたします。

 

 


 

イノシシは勇敢で子供をたくさん産む子孫繁栄の動物とされているそうです。

西日本では、「亥の子祝い」というイノシシにあやかって

無病息災、子孫繁栄を願い、ウリ坊に見立てた亥の子餅を食べる風習もあるそうです。

こたつなどの暖房を亥の月に出すと火事にならないとか…

「猪突猛進」だけでなく、イノシシの生命力や強さに日本人は魅力を感じているようです。

 

 

 

 



 

 

平成31年は己亥(つちのとい)です。

新年の神様へのあいさつに出かけた動物のうち

一番がネズミで順にウシ、トラ…十二番目に到着したのがイノシシといわれています。

最後に到着したイノシシが平成最後の干支を締め括ってくれます。

 

平成31年の亥年は特別意味深いような気がしますね。

展示品のイノシシで気になる作品がありましたらご連絡ください。

大切に飾っていただける方にお譲りすると館長が言っていました。

 

 

今日は亥年の干支飾りをご紹介しました。

日本土鈴館

 

 

福岡の土鈴・1

  • 2018.11.05 Monday
  • 10:41

皆さまこんにちは

 

今日から九州・福岡の土鈴をご紹介します。

先ずは博多から。博多人形で有名なこの地は大変素晴らしい土鈴の宝庫でもあります。

最初のご紹介は中ノ子勝美さんです。

中ノ子さんは4代古型博多人形師として土人形を制作されながら、

大変美しい土鈴もたくさん作られました。

 

 

 

代表作の雛土鈴です。格調高いお雛様です。

中ノ子勝美さんは4代古型博多人形師と名乗られました。

博多人形のルーツは1600年頃博多の地で生まれた土人形で、

白水、正木、中ノ子の三家が考案したと言われています。

時代と共に優美で洗練されていった他の博多人形と比べ、

中ノ子家に伝わる人形は当時の趣きを残していました。

古型博多人形と名付け古い型を復活させたのが中ノ子勝美さんです。

 

 

 






記紀に登場する神功皇后と武内宿禰の土鈴です。

神功皇后は夫の仲哀天皇の死後、

お腹に赤ちゃん(後の応神天皇)を宿しながら玄界灘を渡り三韓征伐を成し遂げた傑女で、

傍らに控える武内宿禰は仲哀天皇、神功皇后の忠臣で赤ちゃんの応神天皇を抱いています。

2人が並ぶ姿は土人形の題材になることが多いです。

 

 

 





風神雷神土鈴です。

愛鈴家の方々にも中ノ子さんの土鈴はとても人気があります。

 

 

 

 


 

中ノ子勝美さんの土鈴いろいろです。

天神様、だるま売り、恵比寿天、鯛車、猿の三番叟、小槌のネズミ…

どれを見ても形、彩色の素晴らしさに感心します。






 

司馬光の甕割り土鈴です。

中国の故事に由来した作品です。

昔、7歳の司馬光が友達と甕の周りで遊んでいました。

ところが友達が誤って大事な甕にはまってしまいました。

司馬光は「器は人の命より軽い」と言って

ためらうことなく貴重な甕を割って溺れる友達を助けました。

決然とした司馬光、必死の表情で勢いよく流れ出る子ども

10センチほどの小さな土鈴ですが故事をよく再現してあります。






 

このように美しい古型博多人形は中ノ子勝美さんが亡くなられてからは

娘さんが5代古型博多人形師を受け継いでおられます。
 

 

 

 

次は津屋崎人形のご紹介です。

江戸時代から津屋崎の地に伝わる伝統の津屋崎人形。

昔はたくさんの人形師がいた津屋崎ですが

現在は原田半蔵人形店と筑前津屋崎人形巧房の二軒のみと伺いました。

どちらも江戸時代から代々家業として人形作りを継承されています。

 

 

先ずは津屋崎人形・原田半蔵さんの作品です。



 

桃太郎揃いの土鈴です。

揃えて飾るととても可愛らしいです。

 





津屋崎人形の創始は初代半兵衛、200年以上も前の事です。

その頃の博多人形(古博多)に倣って作られ今に繋がっているそうです。

太鼓に乗った鶏土鈴、こちらの酉年干支飾りは平成5年の年賀切手のモデルになりました。

 

 

 

 




大正や昭和の初めを思わせるレトロな子供の土鈴です。

「ハナ、ハト、ハタ」で勉強し、女の子はお人形、男の子は日の丸の旗を持っています。

今では見られない子供の姿ですね〜。

津屋崎人形は明るい色彩が特徴のひとつだそうです。

 

 

 



続いては津屋崎人形師の原田活男さんの作品です。



 

20センチほどのこま犬土鈴です。

筑前津屋崎人形巧房の6代原田活男さんの作品です。

原田活男さんはやや大きめの作品にはとても美しい筆使いでお名前を書かれました。

土鈴館開館当時、津屋崎の土人形や土鈴は直ぐには買い求められず、

何度か津屋崎まで足を運んでやっとの思いで手に入れたと、

館長は懐かしそうに話しています。

 

 

 

 





鯛を抱えた鯛童子土鈴です。

何十年も年月が経っているのに綺麗なお顔そのままです。

 

 

 

 


 

秀吉と清正の小さな首土鈴です。

秀吉と清正は同じ尾張中村の出身で遠い親戚関係にあるそうです。

秀吉は清正を我が子のように可愛がり、清正もまた秀吉の天下統一に尽力し、

朝鮮出兵では数々の戦功をあげました。

土鈴になっても2人はしっかり結びついていますね。
 

 





 


6代原田活男さんの首土鈴の色々です。

土鈴の裏に松王とか中間などの彫り込みがあります。

浄瑠璃や歌舞伎の演目「菅原伝授手習鑑」の登場人物のようです。

歌舞伎から題材を取ることが多い土人形や土鈴ですから、

歌舞伎の知識があればもっと楽しめるはずですね。



津屋崎人形師の方は原田姓を名乗る方が多いです。

 

 

 

原田三右衛門さんの小倉祇園太鼓土鈴です。

昭和46年の作品ですが時の経過を全く感じさせない作品です。

 

 

 



 

原田タカヨさんの金太郎揃い土鈴です。

愛らしい金太郎と優しいお顔の熊の可愛いセット土鈴です。

 

 

今日は福岡の土鈴をご紹介しました。

福岡にはまだまだたくさんの素晴らしい土鈴があります。

どうぞ次回をお楽しみになさってください。

 

 

日本土鈴館

 

愛媛の土鈴

  • 2018.10.29 Monday
  • 09:50

皆さまこんにちは

今日は愛媛の土鈴をご紹介しようと思います。

新居浜の荘山陶房・村上荘山さんの作品です。









村上荘山さんの代表作・埴輪土鈴です。

土鈴の本には村上さんのご本業がはにわ作家と解説されています。

はにわ作家という職業があることを初めて知りました。

古代人が祈りの儀式に使った埴輪の土鈴を70種も制作されました。

 

 





村上荘山さんの木魚土鈴です。

読経の時リズムよく打ち鳴らす木製の仏具ですが、ちょっと不気味な顔に見えたりもします。

魚を模してあるそうで、目を開けて眠る魚の習性から

魚は眠らないと信じられていたことに由来するそうで、

やはり読経と眠気は誰もが闘う運命だったようです。

ポクポクポクという響きで眠気を覚ますとのことですが、余計に眠くなる気もします。

荘山さんはなぜ木魚土鈴をたくさん作られたのでしょうか。







 

次は宇和島の牛鬼土鈴です。

宇和島のお祭りには欠かせない牛鬼は、頭が鬼、首が細長く胴体は牛の妖怪です。

お祭りでは5メートルを越す大きな牛鬼の山車が町々を練り歩くそうです。

3日間に渡り色とりどりの牛鬼の山車は何体も繰り出され迫力満点のお祭りだそうです。

 

 

 

 



 

鯛土鈴と鯨土鈴です。

海辺によくあるお魚の土鈴もあります。
 

 

 

 



 

 

荘山さんとご懇意にしていただいたご縁で

日本土鈴館のオリジナル土鈴もたくさん作っていただきました。

白山長滝神社の土鈴です。

左が花奪い祭りを再現した土鈴です。

右は花奪いに先んじて奉納される「長瀧の延年」にまつわる神社の宝物土鈴です。

 

 

 

残念なことに後継者のいなかった荘山陶房は一代限りで廃絶となっています。

今日は荘山陶房・村上荘山さんの作品をご紹介しました。

 

日本土鈴館
 

全日本だるま研究会様をお迎えして

  • 2018.10.22 Monday
  • 12:01

皆さまこんにちは

しばらく秋晴れを忘れたような10月のお天気でしたが、

昨日から気持ちのいい青空が広がっています。
気持ちよく晴れた昨日、全日本だるま研究会の皆さまがご来館くださいました。


 

日本郷土玩具の会の会長でもいらっしゃる中村浩訳会長をはじめ

19人の全日本だるま研究会会員の皆様をお迎えして

和気あいあいと楽しいだるま談義にひと時を過ごしました。




 




 

 

館長もこの日を楽しみに、だるまコレクションを飾り付けて皆様をお迎えしました。

大小さまざまの張り子のだるま、石のだるまなどの変わりだるま、木地玩具、

張り子のだるま担ぎや土人形のだるま抱えなどなど

日本各地のだるまさんを見ていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

コレクションの即売会も行いました。

たくさんのだるまさんが日本土鈴館から新しいコレクターさんに引き継がれました。

 




 

 

若い会員さんとも親しく交流できて90歳の館長も元気いっぱい、満面の笑みです。

全日本だるま研究会の皆様、ありがとうございました。

貴会のますますのご発展をお祈り申し上げます。

またご来館いただける日を楽しみにしています。

 

 

日本土鈴館 

 

高知の土鈴

  • 2018.10.16 Tuesday
  • 11:22

皆さまこんにちは



今日は高知の安芸土鈴・高村光紅さんの作品をご紹介します。




高知・土佐といえば紀州和歌山と並んで捕鯨です。

大小いろいろなクジラ土鈴があります。

ゆるい感じのひょうきんな表情の土鈴になっています。

 

 

 



 

高知の代表的な郷土玩具である鯨舟、鯨車を土鈴にしたものです。

張子の鯨車が愛らしさそのままに上手く土鈴になっています。

木製の鯨舟を土鈴にするとコロンとした丸みのある可愛らしさがでてきます。







 

土佐犬土鈴です。

高知・土佐といえば土佐犬も有名です。

土佐犬は皆さまご存知のように闘犬です。

古くから闘う為に改良された犬種で、

恐れを知らず、聡明、攻撃的、勇敢でありながらとても神経質な犬だそうです。

身体も大きく愛玩犬になれた私達にはちょっと怖い気がします。

この土佐犬はご主人様にはとても従順なんだそうです。

闘犬とか闘鶏、闘牛など、動物愛護の観点から考えると複雑ですが

間違いなく土地に根付いた文化であることも考慮すべきですね。
 

 

 

 





こちらは安芸土鈴の坂本龍馬と土佐城です。

竜馬は裕福な家庭に生まれ、子供の頃はおねしょの治らない気弱な性格だったそうです。

しかし成長するにつれて見聞を広め

激動の時代を駆け抜けるように生き、33歳の短い生涯を閉じました。

日本人に最も愛される歴史上の人物の一人です。

 

 

 

今日は安芸土鈴・高村光紅さんの作品をご紹介しました。

 

日本土鈴館
 

徳島の土鈴

  • 2018.10.10 Wednesday
  • 11:51

皆さまこんにちは

 

最近の猫ブームのパワーはすごいですね。

テレビのCMにも「ぶさかわ」な猫ちゃんが引っ張りだこのようですし

ネット上の動画サイトなどにもかわいい猫ちゃんがあふれています。

郷土玩具の大テーマである十二支に入らなかった猫ですが

招き猫で福を呼ぶことから根強い人気があります。

 

当館の通販サイト「おもちゃばこ」に猫をまとめてあげましたが

コレクターさんの反応の早さに驚きました。

一足違いで買えなかったとの残念メールもたくさん頂戴しました。

1点物の出品のため購入できなかったお客様には申し訳ございませんでした。

 


さて、今日は徳島の土鈴をご紹介します。






 

徳島で有名なものといえば阿波踊りです。

400年の伝統を誇る日本三大盆踊りのひとつです。

♪えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイ♪の掛け声はあまりにも有名ですね。

連と呼ばれる踊り子集団が踊り歩きます。

 

因みに、三大盆踊りのあと二つは

日本土鈴館のある岐阜郡上市の郡上踊と秋田の西馬音内の盆踊りです。

 

 

 




 

徳島でもうひとつの有名なものが人形浄瑠璃です。

文楽と呼ぶこともありますね。

淡路国の植村文楽軒という人が文楽座を興しました。

現在も人形浄瑠璃を演じ大阪を拠点に伝統が継承されているそうです。

浄瑠璃に合わせて人形を操りながら物語を演じていきます。

操り人形を木偶といい、土人形になったり土鈴になったりして愛されています。

 

 

今日は徳島の土鈴をご紹介しました。

 

日本土鈴館

 
 

香川の土鈴

  • 2018.10.02 Tuesday
  • 09:20

皆さまこんにちは

 

やっとの思いで台風24号をしのいだかと思う間もなく

もう南の海上には台風25号が発生して日本にやってくる心配もあるそうです。

今年は豪雨、地震、台風と自然の脅威にさらされ続けています。

10月は穏やかな秋の日和を満喫できるでしょうか。


さて、今日から四国に渡ります。最初は香川の土鈴をご紹介します。
比較的土鈴の少ない四国四県にあって

香川・大崎文仙堂の作品は大変面白みがあり、またたくさんの種類があります。

大崎文仙堂を名乗った大崎豊五郎さんは郷土玩具の研究家でもありました。

讃岐地方の廃絶となった郷土玩具の復元に尽力され、

金毘羅でこや嫁入人形などが再現されました。

今日は土鈴に絞って見てみましょう。

 

 





ねずみ横綱土鈴(立ち姿の横綱は土人形)です。

蹲踞の丸い姿の横綱が土鈴になっています。

四国にはあまり土鈴作者がいらっしゃらない中・大崎さんはたくさんの土鈴を作られました。
 

 

 




大崎豊五郎さんの代表的な土鈴である牛土鈴です。

どの牛も笑ったようなお顔になっています。

大崎さんの土人形や土鈴は仕上げのにかわが少しきつめの為か、

時が経つと表面に剥がれが出ることがままあるそうです。

右の土鈴はよく見ると剥がれが分かりますね。






裃シリーズ、裃姿の十二支土鈴です。

みな右手に扇子を持っているので謡の姿でしょうか。

ヘビは膠がきつかったのか、剥がれがでています。

うさぎの大きな耳が可愛いです。







こちらも大崎豊五郎さんの代表作・猿土鈴です。

背の高い立ち猿は土人形です。

手にしている桃は猿に付き物の縁起ものです。

桃は不老長寿のシンボルで邪気を祓う魔力があると古くから信じられている果物です。

猿も神様の御使いとして信仰の対象になっています。

「魔が去る」の意味合いから御幣を持ったり桃を抱いた猿はおめでたい縁起物です。



香川には大師窯土鈴という鈴もあるそうですが、

残念ながら日本土鈴館にはありませんでした。


今日は大崎文仙堂・大崎豊五郎さんの土鈴をご紹介しました。


日本土鈴館

山口の土鈴

  • 2018.09.25 Tuesday
  • 12:54

皆さまこんにちは


今日は山口の土鈴をご紹介します。

山口と聞いて何を連想されましたか?


そう、下関の河豚ですね。私は真っ先にふぐの競り市が浮かびました。
長州土鈴・蔵本重之さんの作品にもあります。フグ土鈴です。





地元ではフク(福)と呼ぶそうです。

本場下関のフクを頬張れば、誰でも幸せいっぱいです。

長州土鈴・蔵本重之さんの代表作で観光土鈴として大変人気があります。
 

 



続いても長州土鈴です。



長州土鈴の桃太郎土鈴です。

桃太郎には日本一の幟がよく似合います。

どちらの桃太郎も可愛いですが、幟を持った桃太郎はキリッとしたイケメンです。

 

 

 





長州土鈴の福助土鈴です。

福助土鈴は日本各地にありますが、作者の個性が出てそれぞれ微妙に雰囲気が違います。

この福助さんは美形ではありませんが抜群の福耳で幸せを呼び込んでくれそうです。
 

 

 

 

 



 

 

変顔シリーズ?と言いたくなるような滑稽な土鈴です。

同じく長州土鈴・蔵本重之さんの作品 ですがまた一味変わった味わいがあります。

 





 

 

恵比寿大黒の二福神土鈴や可愛らしいおさる土鈴です。

どの土鈴も温かみのあるほっこり系の土鈴です。
長州土鈴はカルスト台地と秋芳洞で有名な秋芳町で作られています。

今日は山口・長州土鈴をご紹介しました。

 

 

日本土鈴館 

 

広島の土鈴

  • 2018.09.18 Tuesday
  • 12:45

皆さまこんにちは

7月の豪雨で甚大な被害を受けた広島です。

ニュースで繰り返される被害の状況に胸が痛くなりました。

 

あれから少しは前に進めたでしょうか。

広島カープのマジックも4となりました。優勝目前です。

一日も早く広島に笑顔が戻りますように‼

 



今日は広島の土鈴をご紹介します。


宮島土鈴・越智宗政さんの作品から見てみましょう。


 

大黒天土鈴です。

打ち出の小づちに乗った白ねずみがかわいらしいです。
 



 

宝袋のネズミも恵比寿大黒の二神土鈴も縁起がいいです。

恵比寿大黒は両面鈴です。

多くの福が広島にもたらされますように!

 





 

稚児天神土鈴です。

天神様ですからちゃんと鷽土鈴もお供しています。

道真公の神格化に伴い光り輝く幼児の姿で生まれたなどの伝説まで伝わり、

また幼い頃から聡明だった為、稚児天神で表されることもあるのかと思います。






 

 

世界遺産・厳島神社に因んだ土鈴です。

絵馬土鈴は高さが11センチ程のしっかりした土鈴です。

こま犬土鈴もそうですが越智さんの土鈴はどれも

一度塗った色を窪み部分を除いて洗い落としもう一度上塗りをして古色を出す工夫がされています。

ですからどれも独特の趣があります。







こちらも世界遺産・厳島神社に因んだ土鈴です。

右上の土鈴に見られる亀甲剣花菱の模様は厳島神社の御神鈴の形です。

厳島神社には鹿が沢山います。

戦前は神さまの御使いとされていた野生の鹿でしたが、

戦後は鹿が激減し、奈良から連れて来た鹿が現在のように繁殖したのだそうです。












 

宮島土鈴・越智宗政さんの原爆ドーム土鈴と平和祈願の両面鈴です。

何の説明も必要のない広島の土鈴です。

 

 

 

 


続いて中国山地土鈴・市岡節義さんの作品をご紹介します。




見事な十二支揃いです。

やはり十二支が揃うといいもんですね。

イノシシがお行儀良くご挨拶しています。





 

 

比婆荒神神楽面の土鈴です。
庄原市地方には、国の無形重要文化財である比婆荒神神楽が伝承されているそうです。

比婆山麓の村に脈々と継がれている託宣(人の口を借りて伝えられる御神託)という

大変珍しいお神楽だそうです。

その際に用いる神楽面を土鈴にしたものです。

大小様々ありますが、大きなものは子供の顔ほどの大きさです。

 

 

広島の土鈴のご紹介でした。

素晴らしい土鈴がたくさんあると再認識しました。

 

日本土鈴館
 
 

岡山の土鈴

  • 2018.09.11 Tuesday
  • 09:27

皆さまこんにちは

 

台風21号の被害が報道される中突然発生した北海道の大地震。

西日本の豪雨からずっとどこかで大きな自然災害が発生しています。

 

7月の豪雨被害が甚大だった岡山です。

繰り返し流れる現地の被害状況には胸が痛みました。

少しは前に進むことができましたでしょうか。

一日も早く元の穏やかな生活に戻られますよう心よりお祈り申し上げます!

 

 



さて、岡山には美しい土鈴がたくさんあります。
最初は津山土鈴(セノオ民芸)のご紹介です。



 

岡山は郷土玩具の宝庫です。そして土鈴なら津山土鈴(セノオ民芸社)が有名です。

代表作の奴鈴です。

津山土鈴は創始者の妹尾衆楽、2代目貞山、3代目康心と引き継がれています。




 

岡山といえば桃太郎ですから桃太郎鈴もあります。

日本一の旗印をもってかわいい桃太郎です。

なぜ桃太郎が岡山なんでしょうか…で、調べてみました。

 

岡山には古くから桃太郎伝説が伝わっているそうです。

吉備津彦命(キビツヒコノミコト)が温羅(ウラ)一族を退治したお話です。

古事記や日本書紀にも登場する皇子・吉備津彦命は

山賊のような蛮行を繰り返す温羅一族を征伐するため吉備国へ行き討伐に成功しました。

吉備津彦命が本陣を構えたとされる場所が吉備津神社です。

この吉備津神社は三備(備前・備中・備後)の格式高い神社でその主祭神が吉備津彦命です。

吉備津彦命が桃太郎、温羅が鬼の桃太郎のお話ができたようです。

 

因みに、吉備津神社の近くにある鬼城山(キノジョウサン)の山頂には

鬼ノ城という古い山城があるそうです。

 






 

津山土鈴の天神土鈴です。

美作国は菅原公の一族ゆかりの地だったこともあり古くから天神様への信仰心の篤い地域です。

郷土玩具でもたくさんの天神様が作られています。

牛乗り天神、堂内天神など色々な天神様がいます。





 

津山土鈴2代目・貞山さんの翁土鈴です。

大変美しい土鈴です。

豪華な能衣装を見事に再現して、格調高く仕上げられた作品です。

背中に書かれた署名がとても美しいです。

 






 

独特の彩色を施した津山土鈴で今までご紹介したものとは少し雰囲気が違いますね。

左上は作桜神社土鈴です。

作桜(さくら)神社は美作国守護の館跡に後醍醐天皇を祭神にお祀りして

明治2年に創建された神社だそうです。

どの土鈴も華やかではありませんが落ち着きのある良い作品です。
 

 




次にご紹介するのは百々(どうどう)人形の土鈴です。


 

獅子頭土鈴です。

百々(どうどう)人形は京都清水の豆人形に倣って

昭和の初めに作られるようになった郷土玩具です。

 

 






 

 

桃太郎土鈴は桃太郎と赤鬼の両面鈴になっています。
百々人形は現在廃絶を防ぐ為、

百々人形保存会が中心となって伝承活動が行われているそうです。

是非とも地域の方々のご尽力で守り伝えてほしいです。









続いてのご紹介は後楽園御庭焼の鶴土鈴です。

後楽園は岡山藩主池田綱政の命により作られた庭園で、

1687年着工、1700年に完成した元禄文化を代表する美しい庭園です。

御庭焼とは、焼物に関心の深い城主や藩主が

城内や邸内に窯を築いて好みの陶磁器を作らせた焼物を言います。

伊賀焼、紀州偕楽園焼、尾張御深井焼などがあるそうです。

 

 

 







最後は倉敷の美観地区土鈴です。
倉敷には美しい白壁の蔵屋敷が並ぶ地域があるそうです。

倉敷美観地区は美しい町並みを保存して代表的な観光スポットになっています。

美しい蔵屋敷が並ぶ町並みはしばしばドラマやCMにも登場するようです。
 

 


7月の豪雨被害が甚大だった岡山県です。

この美しい風景はもとの姿に戻ったのでしょうか。

復興復旧には時間がかかることでしょうが

一日も早く穏やかな暮らしの戻られますよう心よりお祈り申し上げます。

 

*お知らせ*

  ぎふチャン(岐阜放送)「DrivE41 ドライブフォーワン」という番組で

  日本土鈴館が紹介される予定です。

  9月14日金曜日21:54〜21:58のスポット番組です。

  岐阜県内の方にしかご覧いただけませんが一応お知らせです。

 

日本土鈴館

 
 

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