京都の土鈴・3

  • 2018.06.19 Tuesday
  • 13:13

皆さまこんにちは

 

一昨日の関西での地震で大きな被害が出てしまいました。

犠牲になられた方、お怪我をされた方、被災された方をはじめ

今も続く余震に不安な思いをされていらっしゃる全ての皆様に

心よりお見舞い申し上げます。

 

 

今日で三回目となる京都の土鈴ですが京都でも大きな揺れがあったようです。

一日も早く、いつもの暮らしが戻ってくるようお祈り申し上げます。

 

 

 


さて、今日は小田益人形と岡本土鈴をご紹介します。
では小田益人形・小田益三さんの作品からご紹介します。




たぬきの土鈴は日本各地にたくさんありますが、これはなんとも優雅なたぬきです。

プックリしたお腹には美しい季節の草花が描かれ、

控えめに持った徳利やお通帳さえも雅でお洒落に見えます。

色合いも優しくてお腹の草花が映えます。

 

 






銅鐸や鐸(サナキ・大きな風鈴型の鈴)のような形の土鈴です。

形はシンプルで音色もとても美しいですが、

何と言っても1番の魅力は絵付けの素晴らしさだと思います。

京都のシンボルのような長刀鉾や平安貴族の様子が絵画のように美しく描かれています。

様々な大きさ、彩色があり見応えがある小田益三さんの土鈴です。

 

 

 


 

 

京野菜・賀茂茄子の形を土鈴にした茄子鈴です。

コロンとした形に葵祭を飾る牛車が描かれています。

茄子のヘタが鮮やかです。

丸鈴に近い形ですから音色もきれいです。

 

 

 



 

 

鈴香炉と名付けられた土鈴です。

左は京都の四季の花が描かれた鈴香炉

右は六歌仙・在原業平と小野小町の鈴香炉です。

題材といい、形といい、色合いまで京都らしい上品で美しい土鈴です。

 

 

 



次は岡本土鈴・岡本勇楽さんの土鈴です。

嵯峨野にある草庵・落柿舎の近くにある岡本土鈴は柿の土鈴が有名です。

 

 

柿の実の土鈴も木の枝につけられた小さな柿の実も面白いです。

嵯峨野の秋を想像してください。




 

 

嵯峨野と彫り込むのが普通の作品ですが

土鈴館と彫り込んでもらった日本土鈴館バージョンの柿鈴もあります。

 



京都の土鈴・3回目は小田益人形と岡本土鈴をご紹介しました。

京都の土鈴はまだまだあります。

次回もたくさんの美しい土鈴をご紹介します。

 

日本土鈴館

 

京都の土鈴・2

  • 2018.06.12 Tuesday
  • 10:10

皆さまこんにちは

 

梅雨入りはしましたが台風の影響もさほどなく今朝は日も差しています。

6月は毎年「日本土鈴館友の会」の開催月です。

今年も23日〜24日の開催に向けて館長が万端、準備しています。



さて、2回目の京都の土鈴ご紹介は豪勝と丸山人形です。

いかにも京都らしい土鈴が揃っていますから順に見ていきましょう。


まずは豪勝さんの土鈴から。

 

 

福助さんとお福さんがおいでやすとご挨拶しています。

でもお店の裏では商売繁盛に笑いが止まらないお福さんがクスクスしているようです。

小さな土鈴ですがとっても可愛いです。






 

 

夏を思わせる土鈴です。

金魚や錦鯉が優雅に泳いでいるようです。

そして今は見かけなくなったブリキの金魚のジョウロも土鈴になっています。

 

 

 




 

季節は飛びますが、お正月のおめでたい土鈴です。

松飾りや鏡餅、熊手もあります。

色合いが優しくて京都らしい土鈴になっています。

 

 

 





鳥の土鈴もあります。ハトやすずめ、千鳥など可愛い土鈴になっています。

豪商さんの土鈴は形が可愛くて色使いが優しいです。

 

 

 

 


次は丸山人形の作品の紹介です。

三年坂の中ほどに位置する丸山人形の作品は御所人形やお多福さんが有名です。



 

お多福さんはおかめ(お亀、阿亀)の別の呼び名です。

とても縁起の良い名前ですね。

お多福さんが美人かどうか…迷うところですが

人相学的に言うととても良いお顔立ちなんだそうです。





 

お多福さんの表情も着物もとても素敵な土鈴です。

小さな作品ですが細部まできれいに作られていて

京都のお正月の華やかな雰囲気が伝わってきます。

 

 

 

 

 

 

招きお福とでもいうのでしょうか。

どっしりふくよかなお福さんが手招きしています。

人も福もたくさん招いてくれそうです。
 

 

 

 


 

働き者のお福さんがいるお店は繁盛することでしょう。

愛嬌良しの笑顔に惹かれてお客も福も集まります。

丸山人形のお福さんの土鈴はみな愛嬌良しです。

 

 

今日はたくさんのお福さんを中心に豪勝・丸山人形をご紹介しました。

日本土鈴館

 

 

犬山土鈴・鬼土鈴揃いました

  • 2018.06.04 Monday
  • 10:13

皆さまこんにちは
早いものでもう6月になりました。
今日の郡上市は梅雨入り前の貴重な晴れ間が広がっています。


さて、先日愛知・犬山土鈴がたくさん展示品に加わりました。

前田南強さんの作品です。




なんと言っても青い鬼土鈴が加わったことが嬉しいです。

写真は新しくやってきた赤鬼土鈴と青鬼土鈴です。

今まで展示ケースで赤い鬼土鈴が寂しそうでしたが、

これからは赤鬼青鬼揃って皆さまをお迎えできるようになりました。



 

小さな土鈴もあります。

手招きするだるまや立ち達摩、はちまき達磨など南強さんの独特の達磨土鈴が並びます。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは以前から展示してある立ち達磨の土人形です。

60センチを超す大型の土人形です。

威厳のあるお顔が立派な作品です。

 

 

 

 

今回お迎え出来た達磨さんです。

厳めしいお顔です。目力が半端ないです。

南強さんならではのお顔です。

 

 

 



 

達磨のご紹介が多くなりましたがおかめやひょっとこの作品もたくさんあります。

おかめとひょっとこが裏表になった両面土鈴です。

音色は低く15センチほどのずっしり重い土鈴です。


 

 


  

 

犬山土鈴の展示スペースを増やしたのですが

ぎゅうぎゅう詰めになってしまいました。

どうぞご来館下さってゆっくりご覧くださいませ。

 

 

日本土鈴館
 

京都の土鈴・1

  • 2018.05.28 Monday
  • 10:22

皆さまこんにちは

昨日までの夏のような暑い日とうって変わって

今朝はどんよりと雲が低くそろそろ梅雨になるのかと思わせるお天気です。

もうすぐ5月も終わります。早いですね!



閑話休題、今日から京都の土鈴をご紹介します。

京都は美しい土鈴の宝庫です。

一度や二度のご紹介では終わらないと思います。

今回はたくさんの作品がある洛趣舎・中西庸介さんをご紹介します。






算盤土鈴の十二支揃です。

あれ?干支の順番が違うよって思われましたか。

作られた古い順に並んでいます。算盤の珠にご注目下さい。

1987年の卯年から集めて1998年の寅年に十二支が揃いました。

十二支を揃えるには12年かかるんだなぁと改めて思いました。



  


  

 

日本の昔話が土鈴になっています。

桃太郎・金太郎・一寸法師に狐の嫁入りです。

このほかにも、かちかち山やすずめのお宿・こぶとり爺さんなど

懐かしい昔話が全部土鈴で作られています。

 

 

 



  


  

 

こちらは両面土鈴で昔のお店が作ってあります。

横に見て下さい。

最初の土鈴は当たり矢と呼ぶのでしょうか、ゲーム屋ですね。

店構えの裏面は店の内部が作り込んであります。

「あた〜り」と掛け声をかける店番の女性もいますね。

お風呂屋さんは女湯がこっそり覗けます。

両替商の裏では泥棒が千両箱を盗んでいます!

なかなか面白い趣向の土鈴です。









 

次は十二支土鈴です。

でも全部揃っているのを見るので十二支揃いとわかりますが

ひとつひとつが個性的で美しい土鈴です。

お座敷遊びを再現したような、京都の旦那衆の気分を味わってください。

 

 

 


 

 

今までと少し雰囲気の違う土鈴もあります。


天狗土鈴と龍土鈴です。

天狗にも色々な種類があるそうで、こちらは山伏の姿をしています。

鞍馬山の大天狗でしょうか。

牛若丸が剣の修行をしたとされる鞍馬山は

京都の代表的なパワースポットと言われているそうで天狗の総本山だそうです。

右の龍土鈴、とても格好よく宝袋を抱え込んでいます。

誰も見たことがないのに誰でも知っている伝説の霊獣龍は

昔から水の神として民間の信仰を集めています。

灌漑技術の未熟な時代に旱魃や大洪水などは神である龍神に祈るしか方法がありませんでした。

 

 

 


洛趣舎さん最後はお宝サロンでもご紹介した花櫛土鈴です。


 


 

 

1月から12月までのお花をあしらった櫛土鈴です。

両面土鈴になっています。

振るとちゃんと音色がします!

息をのむような美しさで、館長自慢の逸品土鈴です。

 

 

京都の土鈴、今日は洛趣舎・中西庸介さんのご紹介でした。

日本土鈴館
 

張子・だるま乗せ

  • 2018.05.21 Monday
  • 10:32

皆さまこんにちは

だるま乗せという名前が相応しいかどうか分かりませんが、

達磨を乗せた土人形や張子などの郷土玩具が各地にがあります。
達磨そのものも人気がありますが、何かに乗っている達磨の可愛らしさはまた格別です。

館長が達磨の展示ケースを整理していて出てきた張子のだるま乗せをご紹介します。

十二支が揃っていないからなどの理由で目立たない場所に隠れていましたが

どれもとても素敵な張子人形なのでおもちゃばこに載せました。

どれも昭和の終わり頃の作品です。





 

春日部張子・五十嵐健二さんのだるま乗せです。

江戸の頃から埼玉地方に伝わっていた張子の伝統を引き継ぎながらも

自由な発想や創作の面白みを加味して作られた春日部張子。

だるまの上に姫だるまが乗った「だるま乗せ達磨」です。

姫だるまの温かい表情がいいですね。
 

 

 



 

こちらも春日部張子・五十嵐健二さんの作品です。

だるま乗せひつじです。未歳の作品でしょうか。

白い未にはおめでたい松竹梅が描かれています。

 

 





 

姫路張子のだるま乗せ丑です。4代目松尾隆さんの作品です。

姫路に限らず城下町にたくさんあった反故紙の利用から作られるようになった張子は

それまでの土人形に比べて軽く壊れにくいことから広く愛好されるようになりました。

姫路では明治の初め、豊岡直七の創始と言われています。

黒牛ではなく赤毛の牛で農耕に欠かせない大切な牛のようです。






 

岩手・六原張り子の虎だるまです。昭和61年に出品された証票があります。

さわはん工房のオリジナルの張子で驚くほど軽いですが丈夫です。

虎が達磨を抱えてまるで子猫のようにじゃれています。

 

 

 



 

だるま乗せは縁起の良い干支や招き猫などの2倍の縁起担ぎが多いです。

辰年の縁起物に作られた首振り張子です。

大きめに作られた辰の首振りがゆったりとしています。

シールがはがれているのですが、いせそうの作品とのことです。

 

 





 

こちらも江戸張子・いせそうのだるま乗せ丑です。

やはり首振りになっています。

その年の干支に達磨を乗せた大きな福が来ること間違いなしの縁起アイテムです。





 

こちらは午歳の干支玩具です。飾り馬に達磨が乗っています。

江戸張子・いせそうの貼り紙がありますが墨書きでいせ辰とも書かれています。

いせそうは江戸小物いせ辰のゆかりの紙工房ということです。

犬張子が有名な江戸張子ですが、このように干支の張子も良いですね。

毎年1点づつ揃えて12年…気長に楽しみながらですね!

 

 

縁起物の達磨を干支に乗せてたくさんの福を呼ぶだるま乗せ。

可愛い作品がご紹介出来て嬉しく思います。

 

日本土鈴館

 

 

滋賀の土鈴・2

  • 2018.05.14 Monday
  • 12:15

皆さまこんにちは

前回に引き続き今日も滋賀の土鈴をご紹介します。

最初は小幡土人形の土鈴です。
小幡でこと呼ばれる小幡土人形は以前にもご紹介したように代々細居家に伝わる土人形です。

     



   

何れも8代目細居文蔵さんの作品です。

小幡土人形は素焼きした人形に泥絵の具を使って鮮やかに絵付けをします。

小幡でこと呼ばれて親しまれながら、代々細居家に伝わっています。

8代目文蔵さんが亡くなられた後は9代目源悟さんが無事に伝統を継承されています。

 

 

 

  

 

 

 

高橋松山さんの大津絵の土鈴です。

滋賀の大津絵は江戸の初めから伝わる民俗的な絵で、

最初は仏画として描かれましたが次第に世俗的なものに変わり、

東海道大津宿の名物として往き来する旅人を中心に広く求められました。

鬼の寒念佛は代表的です。

鬼がお坊さんの姿で念仏を唱えても所詮邪悪な鬼の偽善者だと言う諷刺画です。

子供の夜泣き封じや悪魔除けと信じられています。






高田進さんの大津絵土鈴を集めてみました。

大津絵には十人衆がいるそうです。

鬼の寒念仏(子供の厄よけ、夜泣き封じ)、藤娘(愛嬌があって良縁に恵まれる)、

瓢箪鯰(諸事円満、水難除け)、弁慶(身体強健、大金持ち、大難盗難除け)、

雷公(雷除け)、座頭(倒れない)、槍持ち奴(交通安全)、

鷹匠(利益が上がり失せ物が戻る)、矢の根五郎(目的貫徹、満願成就)

そして永遠のあこがれ、長寿翁(無病長寿)です。







万兵さんの土鈴です。鬼の寒念仏もいますね。

万兵さんは日本全国のお土産土鈴を作っています。

日本中の観光地には万兵さんで作られたお土産土鈴が売られています。

ごつごつとしてひょうきんなお顔の民芸品です。

滋賀で買うなら狸と鬼の念仏でしょうか…

 

 

 

今日は滋賀の土鈴をいろいろご紹介しました。

日本土鈴館

 

滋賀の土鈴・1

  • 2018.05.08 Tuesday
  • 12:28

皆さまこんにちは

ゴールデンウイークはいかがお過ごしになられましたでしょうか。

館長は連休中に館内の達磨を整理しました。

まとまりましたらまたご紹介させていただきます。


今日は滋賀の土鈴・江州物産の中野和彦さんの作品をご紹介します。




江州(ごうしゅう)物産・中野和彦さんの作品です。

大津祭に添えられるチマキの土鈴は大きさも仕上がりも本物そっくりです。

黙って出されたら食べようとしてしまいますね。

大津祭は天孫神社の例祭で300年以上の歴史を持っているそうです。

豪華な13基の曳山が市中を巡行する様子は圧巻でしょう。

 

 

 

 

 

 



いろいろなフクロウ土鈴です。

どれも中野和彦さんの作品です。

フクロウ(梟)は不苦労や福老に通じるということで縁起の良い鳥として人気があります。

しかし、昔はフクロウが親鳥を食べて成長すると信じられていた為、

不孝鳥と呼ばれたり、梟雄(残忍)などというおぞましい言葉にも使われます。

是非ともフクロウは不苦労であってほしいです。






 

石山寺に所縁の深い紫式部の土鈴です。中野さんの作品です。

大津市の石山寺は昔から日本有数の観音霊場で、

枕草子などの平安文学にも登場する歴史あるお寺です。

紫式部が石山寺に参詣した時源氏物語の構想を思いついたとも伝えられています。

少し大きめの土鈴に綺麗な絵付けがされています。

 

 

 

 

 

蛇の目傘土鈴です。

正確には蛇の目模様になっていませんが、和傘の土鈴です。

江州物産・中野和彦さんの作品です。

10センチ程の大きさですが、傘の骨のところまでちゃんと作られています。

傘の骨の中に鈴玉が入れられていてちゃんと鈴の音がします。

傘の柄の部分はとても細くて繊細な土鈴です。





 

最後にご紹介するのは、館長の傘寿の記念に中野和彦さんが作ってくれた透かし土鈴です。

小玉すいかほどの大きさですが、

綺麗に透し彫りが全面に施されていることもあって大きな土鈴の割には重くありません。

形も色合いも大好きな土鈴です。

丸鈴なので音色がとてもよいです。

 


今日は滋賀の土鈴、中野和彦さんの作品をご紹介しました。

日本土鈴館

 

三重の土鈴

  • 2018.05.01 Tuesday
  • 09:14

皆さまこんにちは

 

大型連休前半は全国的に良いお天気に恵まれました。

五月を前に夏日も各地で記録されていました。

今日から風薫る五月。

今朝の郡上市は寒くなく暑すぎず、気持ちのいい朝を迎えています。

 

3日から6日までメールでの対応ができませんので

ご不便をおかけいたしますがよろしくお願い致します。

 


さて、今日は三重県の土鈴をご紹介します。



 

四日市土鈴・藤井陶楽さんの十二支土鈴です。

落ち着いた色合いの宝珠に白く干支を浮き出させてあります。

陶鈴ですからとてもきれいな音色が響きます。

宝珠の干支揃いはこれより大きなものもありますから土鈴館で是非ご覧くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

三重に生まれた俳聖・松尾芭蕉に因んだ土鈴です。

「五月雨の降り残してや光堂」

芭蕉が平泉中尊寺金色堂の美しさに詠嘆して詠んだ句です。

四日市土鈴・藤井陶楽さんの作品です。

 

 

 

 

藤井陶楽さんの阿吽の狛犬土鈴です。

古くは写真左のように角がなく口を開けているのは獅子で阿形と呼ばれ

写真右のような角があって口を閉じているのは狛犬で吽形と呼んだそうです。

一対の阿吽の狛犬は魔除けの為神社や寺院の正面におかれます。

 

 

 

 

次にご紹介するのは宮崎屋陶房・宮崎亮一さんです。


 

宮崎屋陶房・宮崎亮一さんの楼車鈴です。

伊賀市の上野天神祭を彩る美しい楼車を土鈴にしたものです。

こちらも陶鈴ですので姿だけでなく音色も大変美しいです。

 

 

 

 

 

 

 

三重と言えば伊賀忍者の里です。

宮崎屋陶房・宮崎亮一さんの忍者と忍法帖の土鈴です。

甲賀流と並んで伊賀流は忍術の大本命で有名ですね。

伊賀上野には伊賀流忍者博物館もあるそうです。

 

 



たくさんの陶鈴を並べました。

万古焼・佐久間芳山さんの作品です。



 

本居宣長の愛した七種鈴を再現した陶鈴です。

左上から時計回りに

駅鈴・人面鈴・三つ鈴・養老古鈴・八角鉄鈴・茄子鈴・八角駅鈴です。

伊勢の国に生まれた国学者・本居宣長は書斎を鈴屋と名付けるほどの愛鈴家でした。

たくさんの鈴を収集していたそうです。



 

 



 

ガラっと雰囲気を変えておばけシリーズです。

土人形作家の篠田正隆さんは郷土玩具の蒐集家でもあり、御自身も土鈴を制作されました。

三つ目小僧や傘おばけなどに交じって大入道がいますね。

諏訪神社の祭礼・四日市祭で引き出される大入道は四日市のシンボルです。

白黒の縞模様の着物で赤い舌をだす大入道は

首が伸びたり目玉が動いたりする大きなからくり人形です。


 

 

 

 

 

三重と言えばお伊勢さん、伊勢神宮、正式には「神宮」ですね。

二千年の歴史を刻んでいる神宮は内宮・外宮の他120以上の宮社から成り立ち

昔から今に至るまで変わることなく日本人の心の拠り所となっています。

奉納される御神楽の土鈴などがお土産として売られています。

 

 

今日は三重県の土鈴をご紹介しました。

3日からの連休後半は多少お天気が崩れる日もあるようですが

安全に楽しくお過ごしください。

日本土鈴館

 

岐阜の土鈴(2)

  • 2018.04.23 Monday
  • 11:48

皆さまこんにちは

 

気持ちのいい日が続いています。

もう直ぐゴールデンウイークですがこんな風に良いお天気になると嬉しいです。

 

連休中はメールの対応ができませんが

館長は土鈴館にいますのでお電話やFAXでご連絡ください。



さて、岐阜の土鈴2回目は日本土鈴館が企画した土鈴などをご紹介します。




 

 

 

 

花ばい土鈴です。

花ばい土鈴は天井から吊るされた花輪や

その花輪にしがみついて花を奪い合う様子を土鈴にしたものです。

 

土鈴館のある郡上市白鳥町には白山長瀧神社があります。

白山長滝神社は白山信仰の美濃の国側の中心でした。

伝承によればその創建は養老元年(717年)という大変歴史のある神社です。

 

毎年1月6日の六日祭が花奪い祭りと呼ばれ重要無形民俗文化財に指定されています。
拝殿の土間天井に吊るされた桜、菊、椿、牡丹、芥子の花輪を奪い合う奇祭です。

 

 


  

拝殿の天井に吊るされた花輪の様子です。

花ばいで手にすることができなくても、授与品として一輪授かることができます。

館長も毎年お花を持ち帰って一年間の無病息災を祈ります。

 

 

 

 


 

花ばいに先んじて「長瀧の延年」が奉納されます。

巫女が新年を寿いで延年の舞を花輪の下で奉納します。

神社の宝物にある斧の刃先に延年の文字を入れた延年土鈴も作りました。






 

もう一つ、郡上市の有名なものと言えば郡上踊りです。

郡上市八幡町の盆踊りは日本三大盆踊りのひとつです。

7月中旬から9月上旬にかけて

八幡城下町をひと夜毎に場所を変えて30日以上にわたって踊ります。

曲目は「かわさき」「春駒」「やっちく」「猫の子」など

10種類の踊りがあります。

夏の夜の風物詩が土鈴で再現されています。





 

海老天たまこさん創作の八幡城・両面土鈴です。

 

八幡城は別名「積翠城」と言われます。

郡上踊りの頃は山の緑が濃くなってお城の白壁が映え大変美しいです。

 

 

主に日本土鈴館の企画した郡上市に因んだ土鈴をご紹介しました。

ご入用の際はご連絡ください。

品切れのものもありますがいくつかはご用意できます。

 

日本土鈴館

 

 

岐阜の土鈴(1)

  • 2018.04.16 Monday
  • 09:39

皆さまこんにちは

 

今年の土鈴館の桜は例年よりずっと早く咲き始め

満開に近いころまさかの2日間の降雪……

春の嵐も吹き荒れて桜を楽しむ期間が短かったように思います。

写真は先週の桜の様子です。

今年卒寿の館長、例年のように元気に桜を楽しんでいました!


   




 

 

 

 

さて今日は久しぶりに土鈴のご紹介です。
今回ご紹介する岐阜は日本土鈴館のホームグラウンドです。

先ずは高山・ほうずき工房さんの作品からご紹介します。




抱き雛土鈴です。光源氏の世界ですね。

高山のほうずき工房・梶野加代子さんの作品です。

(館長によると梶野さんは名前は加代が好きとおっしゃったので土鈴館では加代さんです)

十二単や狩衣に金粉を散らして雅に作られています。

 





  


 

梶野さんの代表作は百人一首土鈴です。

百人の詠み人を土鈴にしてあり百体1組の大作です。

きれいな台付き姫も蝉丸も清少納言も紫式部も全部土鈴になっています。

 

 

 

 

梶野さんは同じ高山市の高山土人形・岩光子さんに何度も教えを請いました。

初めはなかなか教えてもらうことができませんでした。

しかし諦めず通い続けるうちに粘土を分けてもらえるようになったそうです。

その後も岩さんのほか、富山の人形師にも教えを受け、独自の世界観で土人形を作りました。




  

 

蓄音機や置時計などレトロな土鈴もたくさん制作されました。

 

 

 

梶野さんの作品の特色のひとつが古色の技法です。

わざとくすみや古びたかげなどを入れて、鄙びた味わいを出しています。
 

 



次は梶野さんを手助けされた高山土人形の岩光子さんの作品をご紹介しましょう。

岩光子さんは高山土人形・初代岩信成さんの娘さんです。



 

五人飾りの雛土鈴です。

色合いがとても優しく上品で落ち着きのある雛土鈴です。






 

十二支揃いの土鈴です。

雛土鈴同様、色使いが優しく形も丸みを帯びて可愛いです。

所々に金色を配しているのに派手にならず落ち着いた味わいがあります。

 

 

 



 

高山祭りは「春の山王祭」と「秋の八幡祭」の総称です。

年に2度の例祭に曳き回される祭屋台は動く陽明門ともいわれます。

豪華絢爛な屋台は飛騨の匠の技があってこそ作られ受け継がれています。

からくり奉納など高山祭りは必ずニュースで紹介されます。





  

 

白山のライチョウや白川郷の合掌造りなど地域に密着した土鈴もあります。

小さな作品ですがどちらも素敵な土鈴です。




 

円空仏土鈴です。

江戸時代諸国行脚をしながら独特の仏像を彫り続けた円空は岐阜と深い縁があります。

全国行脚の後晩年をふるさとの美濃の国で過ごした円空。

円空ゆかりの史跡や逸話が岐阜にはたくさんあります。

高山の千光寺も円空ゆかりの寺として有名でたくさんの円空仏が残されています。

 

 

今日は岐阜の土鈴から梶野加代さんと岩光子さんをご紹介しました。

 

日本土鈴館

 

 

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