全国緊急事態宣言解除を受けてのお知らせ

  • 2020.05.28 Thursday
  • 10:27

皆さまこんにちは

 

 

 

 

 

コロナ感染防止のため当館の見学を一時お断りして三か月になります。

お花見も春休みもゴールデンウィークも日本中で自粛に協力した結果

全国の緊急事態宣言が解除され徐々に社会活動の再開の試みが始まりました。

 

 

館長は新型コロナウィルス感染のハイリスク高齢者ですので

不特定多数の方のご来館を再開することには大きな不安がありますが

館長の強い希望もあって当館の見学を6月1日月曜日から再開することとしました。

開館の目安は午前10時から午後3時、不定休です。

 

館はご存知のように入場無料の施設です。

感染予防対策のために特別な機器の導入などはできません。

常駐のスタッフはいなくて館長が楽しみながら日々を過ごしている場所です。

つきましては以下のことをお守りくださいますようお願い申し上げます。

 

‖猟管堽匹諒、微熱のある方はご来館なさらないでください。

 グループでお越しの場合、一人でも体調不良の方がいらした場合は

 グループ全員のご見学をお控えくださいませ。

 

必ずマスクを着用してご入館ください。

 

消毒液を入口に設置いたしますので入館時に手の消毒をお願いします。

 尚、消毒薬が入手困難で不足した場合は休館させて頂きます。

 

づ面の間、館長が館内をご案内することは基本的にございません。

 各自ご覧いただければと思います。

 

全国各地の郷土玩具はホームページのおもちゃばこで継続してお求めいただけます。

但し、館内で直接ご購入いただけるのは6月1日からとさせて頂きます。

 

 

 三河旭土人形・高山八郎作

 

 

このようなお知らせをすることになろうとは今年の初めには想像もしていませんでした。

館長もこの状況に慣れずうっかりマスクもせずに過ごしています。

マスクをしないで館長が出てきましたら

「館長、マスク忘れてるよ!」と是非お声がけくださいませ。

 

一日も早く安心して社会活動ができますように!

日本土鈴館

 

 

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    泉孝次さんの土鈴・3

    • 2020.05.22 Friday
    • 11:25

    皆さまこんにちは

     

    郷土玩具愛好家であり趣味土鈴をたくさん作られた

    泉孝次さんの作品をご紹介しています。

     

     

     

    東京・雑司が谷のすすきみみずくの土鈴です。

    ふわふわしたすすきみみずくを土鈴で表現するのは難しいと思います。

     

    雑司が谷のすすきみみずくの由来は孝行娘のお話です。

    貧しい孝行娘が病気の母親を助けてくださいと鬼子母神にお願いしたら、

    ススキの穂を束ねてみみずくを作って売りなさいとのお告げを受けました。

    作ったみみずくはよく売れて薬を買うことができ、母親の病気が治りました。

     

    何故みみずくだったのでしょうか。

    江戸の頃、薬屋の看板には赤いみみずくがよく使われていたそうです。

    みみずくの大きな丸い目にも病気除けの力があると信じられていたそうで

    ふわふわのすすきみみずくは鬼子母神参りのお土産に絶好のアイテムだったのでしょう。

    (私の想像ですみません…)

     

     

     

     

     

     

     

      

     

    東京・芝大神宮の千木筥を再現した土鈴です。

    オリジナルと並べてみました。ただオリジナルが経年のため飴色になっています。

    新しいものは白い木地に藤の花がきれいに描かれています。

    千木筥を箪笥に入れておくと衣装持ちになれると言われています。

     

     

     

     

     

     

     

    愛媛・松山の金天だるまが土鈴になっています。

    愛媛では金天さんと呼ばれて親しまれている学業成就のお守りです。

    頭のてっぺんが切り取られたように平らで金色の紙が貼られています。

    三角まゆ毛に三角目、おちょぼぐちの金天さんです。

    土鈴は本来松を表すと言われるお腹の模様が金色に描かれています。

     

     

     

     

     

     

     

    東北の木地玩具・こけしも土鈴になっています。

    小さなえじこは2僂曚匹両さな土鈴ですが振ればかすかに音色がします。

    ダルマ落としはさすがに落ちませんが

    どれも産地が分かるほど特徴がとらえられていて

    さすがに郷土玩具を深く愛された方の作品だと思います。

     

     

     

     

     

     

    面白い顔の土鈴です。

    オリジナルは静岡県掛川市の郷土玩具・横須賀凧の「べっかこう」です。

    真っ赤な長い舌やぎょろ目が特徴的なべっかこうは

    凧あげをすると銀色の目がぐるぐる回る仕掛けがしてあるそうです。

    横須賀凧には「巴」「庄助奴」「とんがり」「べか」「ぶか」「頭きれ」など

    名前も形も奇想天外な種類があるそうで500年の歴史を誇ります。

    戦国時代、敵陣の測量や通信手段として利用されたのが始まりだそうです。

    今の時代ならドローンですね!

     

     

    今日も泉孝次さんの小さな土鈴をご紹介しました。

    日本土鈴館

     

     

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      泉孝次さんの土鈴・2

      • 2020.05.15 Friday
      • 10:16

      皆さまこんにちは

       

      今年はコロナ感染を防ぐためゴールデンウィーク中も

      それぞれの住まいからの移動の自主規制が強く求められました。

      ステイホームを合言葉に日本中で自粛に努めたことが功を奏したのでしょうか、

      新規感染者の報告数も日を追って少なくなり

      昨日39県で緊急事態宣言が解除されました。

      でも引き続き細心の注意と手洗い・マスク・3密回避に努めましょう。

       

       

       

      さて、今日は男の子のお節句に飾ることの多い金太郎の土鈴をご紹介します。

       

       

          

       

      まさかり金太郎は3センチほどの小さな土鈴です。

      勇ましいお顔つきですが、ぷっくりした手足が幼児のようで可愛らしいです。

      熊にまたがった金太郎は優しいお顔で、熊も猫のようですね。

       

       

       

       

       

       

      こちらの金太郎は成長して少年の顔つきです。

      大きな鉞も難なく担ぎ上げて頼もしい限りです。

       

       

       

       

       

       

       

      熊金と並んで鯉金も金太郎の定番です。

      でもこの鯉金の土鈴は金太郎が幼過ぎてまるで鯉にあやされているようです。

       

       

       

       

       

       

       

      ちょっとたくましくなった鯉金です。

      鯉と金太郎の組み合わせは子供の立身出世を願う親心から生まれたようです。

      中国から伝わった登竜門伝説によれば

      鯉は滝を登って登竜門にたどり着いたとき龍に変わるそうです。

      勢いよく滝を登っていくたくましい鯉の姿に我が子の健やかな成長を祈ります。

       

      でも現代のパパやママが我が子に立身出世を願うかどうかは疑問です。

      最近は立身出世という言葉さえあまり耳にしなくなりました。

       

       

       

       

       

       

      鯉抱き金太郎です。

      龍にも変わる鯉を抱き上げるほど力強く凛々しく成長した金太郎です。

       

      どんな人になって欲しいかとのアンケートの上位は

      「思いやりのある人」や「友達を大切にする人」だそうです。

      もちろん「リーダーシップ」や「目標と達成する力」も身に着けてほしいと願っているそうです。

      末は博士か大臣か…昭和のにおいがプンプンしますね。

       

      しかしいつの時代も変わらない願いは健やかな我が子の成長です。

      日本中の子供たちの健やかな成長と明るい未来をお祈りしています。

      来年のこどもの日は、みんなが集まってにぎやかに楽しくお祝いできますように!

       

      日本土鈴館

       

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        泉孝次さんの土鈴・1

        • 2020.05.07 Thursday
        • 09:49

        皆さまこんにちは

         

        郷土玩具愛好家であり趣味土鈴もたくさん作られた泉孝次さんの作品をご紹介します。

        泉さんは埼玉県川口市で孔版印刷に従事されていました。

        郷土玩具の愛好家で日本各地の郷土玩具を描いた愛らしい蔵書票もたくさんあります。

         

         

         

          

         

         

        私は蔵書票という言葉を今回初めて知ったのですが

        本の所有者を明らかにするために本の見返り部分に貼り付ける小紙片のことだそうです。

        蔵書印というのはよく見ます。それと同じ役割をするものですね。

        世界的な名称は「EXLIBRIS」でラテン語(誰それの蔵書)だそうです。

        この蔵書票だけのコレクターもたくさんいらっしゃるそうです。

        泉さんの蔵書票はもちろん愛する郷土玩具が描かれています。

         

         

         

         

        蔵書票にも惹かれますがここでは土鈴をご紹介します。

         

          

         

        絵馬土鈴の虎、張子の虎と並べてみました。

        絵馬土鈴の虎はササにつるされていますから大阪・神農さんの虎でしょうか。

        神農さんの虎は病気平癒と健康成就のお守りとされています。

         

         

         

         

          

         

        絵馬土鈴の串馬と愛知県・龍泉寺の串馬と並べてみました。

        龍泉寺の串馬は春駒と呼ばれます。

        春駒と呼ばれるのは張り駒(張り子の馬)がなまったからとの説があるようです。

        また、馬頭観音の御参りを新春にしていた時のお土産として

        参拝客に串馬が売られたからともいわれるようです。

        串馬も可愛いのですが小さな絵馬に串馬が描かれたこの土鈴も可愛いです。

         

         

         

         

         

          

         

        絵馬土鈴の阿吽の虎とオリジナルの鞍馬山の阿吽の虎を並べてみました。

        鞍馬山の門前は狛犬ではなく阿吽の虎がお守りしています。

        私は行ったことがないので写真を見ましたが迫力満点で厳しい表情でした。

        郷土玩具になると虎も愛嬌が出てきます。

        愛らしいお顔の阿吽の虎は魔除けの授与品です。

         

         

         

         

          

         

        絵馬土鈴のだるま乗せ牛と姫路張子のだるま乗せ牛を並べてみました。

        姫路張子は明治の初めから作られている郷土玩具で

        姫路城下の豊富な反故紙を利用して作られました。

        だるまさんは縁起物としてよく干支の背中などに乗っています。

         

         

         

         

          

         

        絵馬土鈴のうさぎ車と浜松張子・ころがしの兎車を並べてみました。

        四つ車のうさぎ張子はどこのものでしょうか。

        スケボーで遊んでいるような感じがします。

        ころがしの兎車は4代目二橋加代さんの作品です。

         

         

         

         

         

           

         

        絵馬土鈴の赤べこをオリジナルの赤べこと並べてみました。

        赤べこの身体にある黒い模様は天然痘の湿疹を表していると聞きました。

        赤い色で疱瘡除け・魔除けをお祈りしています。

        首をゆらゆら振る様子がとても愛らしい郷土玩具です。

         

         

        泉孝次さんの絵馬土鈴をオリジナルの郷土玩具と並べてみてみました。

        楽しんでいただけたならうれしい限りです。

        日本土鈴館

         

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          お家で過ごしましょう

          • 2020.04.28 Tuesday
          • 13:36

          皆さまこんにちは

           

          今年もゴールデンウィークが始まります。

          本来なら陽気も良くなり帰省に旅行にと心弾む連休ですが

          今年はグッと堪えてお家で過ごしましょう。

           

          日本土鈴館の休館も二ヶ月になりました。

          せっかくの大型連休ですがコロナ収束の見通しが立たず

          5月6日までの休館が決まっています。

          もっと長引くかもしれませんが感染拡大を阻止するため休館致します。

          なかなか手強いコロナウィルスですが、これに勝って

          安心していつもの生活が出来るようになるまであと少しだけ我慢しましょう。

          ステイホームしましょう。

           

           

           

          海老天たまこさんの日本土鈴館土鈴です。

          館長の大好きなものばかりをを集めたおもちゃ箱のような土鈴館。

          コロナ禍が収束したらたくさんの方にご来館して頂きたいです。

          一日も早く皆様と笑顔でお会いできますように!

           

          日本土鈴館 

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            赤い郷土玩具・3

            • 2020.04.23 Thursday
            • 10:01

            皆さまこんにちは

             

            世界中を混乱に巻き込み猛威を振るう新型コロナウィルス。

            私たち日本人が古くから厄除け・病気除けの力があると信じてきた赤い色。

            コロナ禍の一日も早い収束を祈って今日も赤い郷土玩具をご紹介します。

             

             

            学問の神様、書道の神様、農業の神様、慈悲の神様…

            あらゆることは天神様が助けてくださるような万能の天神様が

            赤い衣を召されたらもう怖いものなしといった感があります。

             

             

             

             

            左は大分・玖珠町の赤へこ天神(小川秀太さん)

            右は大阪・道明寺天満宮の立ち天神です。

             

             

             

             

             

             

            左は千葉・芝原土人形の座天神(4代目・千葉惣次さん)、

            右は広島・三次土人形の立ち天神です。

             

            赤い天神様は本当にたくさんいらっしゃいます。

             

             

             

             

            そして、天神様をお祀りする島根の郷土玩具・松江宮も赤いです。

             

             

             

             

             

            熊本のからくり人形・おばけの金太も真っ赤なお顔に真っ赤な舌。

             

             

             

             

             

             

            美しいことで有名な鹿児島神宮の鯛車も香筥も赤いですね。

             

             

             

             

             

            愛媛の有名な牛鬼も真っ赤で迫力があります。

             

             

             

             

             

            岐阜・飛騨高山のさるぼぼです。

            飛騨地方の方言で赤ちゃんを「ぼぼ」というそうです。

            さるぼぼは猿の赤ちゃんという意味になります。

            元々は中国から伝わった這子や天児などの形代の一種だそうで

            貴族の間でお産のお守りとして産室に飾られたものが次第に庶民に広まっていったようです。

            安産や無病息災の願いが込められています。

             

             

             

             

             

             

             

            三重県伊勢の練物、カメやイノシシまで真っ赤っかです。

            おがくずに糊を混ぜて練って固めたおもちゃです。

            お伊勢参りのお土産として作られました。

             

             

             

             

             

             

            秋田・中山土人形の熊金です。

            とても小さな品ですが赤い金太郎と黒い熊の対比で力強く仕上がっています。

            後ろ姿が一段と可愛い作品です。

             

             

             

             

             

            愛知・三河旭土人形 高山八郎さんの招き猫です。

            赤い招き猫でコロナを撃退し世界中に安心と安全を招いて頂きたいと切に思います。

             

             

            日本土鈴館

             

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              赤い郷土玩具・2

              • 2020.04.16 Thursday
              • 10:08

              皆さまこんにちは

               

              今日も赤い色に新型コロナ禍収束の願いを込めて…

               

               

              赤い郷土玩具といえば鴻巣の赤ものも有名です。

               

               

               

              埼玉県の鴻巣の練物はほとんどの作品が赤く塗られるので赤ものと呼ばれます。

              古くから桐製品の製作が盛んな土地で、おがくずを利用して作られてきました。

              おがくずに生麩糊を混ぜて固めたものに彩色します。

              土人形でも張り子でもない独特の製法です。

              材料の調合によって表面の剥がれを生じやすいという欠点もあるそうです。

              土鈴館の熊乗り金太や鯛乗り金太も残念ながら剥がれを生じていますが、

              小品ながらたくましくて勢いのある作風です。

              この赤色にも疱瘡除けの願いが込められています。

               

               

               

               

               

               

               

              広島の廿日市張り子・おぼこと鯛車です。

              廿日市張り子の赤は少し黒みがかって落ち着きのある特徴的な赤です。

              江戸の元禄年間から続くといわれ代々大島家に伝えられている郷土玩具です。

              おぼこは子供が病気になったら枕元におぼこを置いて

              おぼこに子供の身代わりになってもらい海に流すと子供が元気になると信じられています。

              やはり疱瘡除け、魔除けの赤色です。

               

               

               

               

               

              廿日市張り子の獅子頭です。

              獅子頭もその多くが赤い色をしています。

               

               

               

               

               

              富山・高岡獅子頭です。

              桐材に着色を施し、たてがみのような白い毛を植え付けてあります。

              一番の特徴は口を開けた時に現れる肉厚な真っ赤な舌でしょう。

               

               

               

               

               

              姫路張子の獅子頭です。

              獅子頭が赤い理由もやはり厄除けの願いを込めているからだそうです。

              元々、獅子舞は厄払い、飢えや病気を追い払うために執り行われてきました。

              赤色は厄を焼き尽くす力を持った色と考えられているようです。

              ですから獅子頭は赤くなければいけないのです。

               

               

              赤い郷土玩具をいろいろ見てきました。

              いま世界中で猛威を振るう新型コロナも

              近い将来人間のコントロールの元に置かれるでしょう。

              しかし、今までもそうだったように第2、第3の新型コロナが現れて

              人間と未知のウィルスとの闘いは永遠に続きます。

              落ち着いて正確な情報を理解して行動するしかないように思います。

              もう少し、みんなで頑張りましょう!

               

               

               

               

               

              今年も日本土鈴館の枝垂桜がきれいに咲きました。

              おかげさまで今年も館長夫妻はそろってお花見を楽しみました。

              今年は皆さまにお目にかかることが少なくなりましたが

              元気に過ごしていますのでどうぞご安心くださいませ。

               

               

              日本土鈴館

               

               

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                赤い郷土玩具・1

                • 2020.04.09 Thursday
                • 11:55

                皆さまこんにちは

                 

                新型コロナウィルス禍との闘いが続いています。

                目に見えない敵をどう防ぐか…世界中でいろいろな取り組みがなされています。

                 

                 

                郷土玩具には赤ものという括りがあります。

                昔から赤い色には子供の疱瘡除けや魔除けの力があると信じられてきました。

                赤い色にコロナ除けの力があるかどうかは分かりませんが

                これだけ世界を疲弊させている新型コロナウィルスが

                一日も早く収まるようにとの願いを込めて赤い郷土玩具を見てみたいと思います。

                 

                 

                 

                 

                会津の赤べこです。

                ゆらゆらと首を振る様の愛らしい張子です。

                その昔、地震で崩れた虚空蔵堂再建のため牛に建材を運ばせていましたが

                難所のためになかなかうまく運べなかったとき、

                どこからともなくやってきた赤い牛が荷物を運び

                すべて運び終えるといつの間にかいなくなったとの言い伝えに由来する郷土玩具です。

                 

                 

                 

                 

                赤い郷土玩具と言えばだるまが思い浮かびます。

                 

                 

                 

                向かって左が名古屋土人形・野田末吉さんの小さな達磨土鈴です。

                右は愛知・犬山土鈴の前田南強さんの達磨たちです。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                博多張子の男だるまと女だるまです。

                松竹梅や金線を描いて日本一派手な彩色の達磨と言われます。

                元々は応神天皇伝説に由来する女だるまが作られていましたが

                昭和の初めころから男だるまも作られるようになったようです。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                仙台の火伏せだるまと加賀八幡起き上がりです。

                 

                このほかにもたいていの達磨は赤いのですが、なぜでしょうか。

                だるまのモデルの達摩大師はインド人で黄色い衣を着ていたと考えられますが

                日本でだるまの色が赤くなったのは江戸時代だそうです。

                諸説あるようですが、中国から赤い色は魔除けの力があると日本に伝わっていたこともあり

                天然痘が大流行した江戸時代に赤い色の達磨が厄をよけてくれると信じられたようです。

                また、赤は炎や血のイメージで魔除けの力を信じさせたそうです。

                だるまが赤くなったのは江戸の頃で赤い姿には魔除け、災難除けの願いが込められています。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                高松張子の奉公さんも倉吉張子のはこた人形も赤い着物を着ています。

                奉公さんは讃岐に伝わるおマキ伝説に基づく郷土玩具です。

                重病のお姫様の身代わりに侍女の童女おマキが

                お姫様の病を負って短い生涯を閉じたという悲しいお話です。

                また、はこた人形ははーこさんとも呼ばれ

                幼子の枕元に厄除けとして置いた形代の御伽母子が転じて呼ばれるようになったそうです。

                 

                どちらも赤い着物のお人形に子供の病や災いを移して

                子供の健やかな成長を願った郷土玩具です。

                 

                 

                 

                今も昔も健やかに穏やかに日々を過ごせることが究極の願いであることを

                改めて思い知るこの頃です。

                皆さま、もう少しだけ一緒に頑張りましょう!

                日本土鈴館

                 

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                  杉谷マサさんの手仕事

                  • 2020.04.01 Wednesday
                  • 11:50

                  皆さまこんにちは

                   

                  京都・清水の豆人形をご紹介します。

                  明治の中頃に作られるようになった豆人形は

                  あまりに小さいので枡で量り売りされたことからはかり人形とも呼ばれます。

                  この豆人形を平成8年に亡くなられるまで作り続けた杉谷マサさんの作品を見てみましょう。

                   

                   

                   

                   

                  信玄袋に収まる金太郎人形です。

                  熊・うさぎ・猿と一緒です。

                  座布団のように見える若葉色のお山に座ります。

                  この信玄袋は細い竹を編んで底の部分を作り布を縫い付けて紐が通してあります。

                  籠の底は2.5センチ四方の四角形で袋の先まで5センチもありません。

                  この中に一つ一つ丁寧に作られた可愛い豆人形が収まっています。

                   

                   

                   

                   

                   

                  こちらは信玄袋に入った郷土玩具のいろいろです。

                  小さな袋に全部入るわけですから一つ一つはそれこそ豆粒のような大きさです。

                  (普段の写真では写らないようなスチール台の小さな傷までアップになってすみません)

                  お面・独楽・こけし・張り子の虎・犬張子・だるま…

                  これらの小さな土人形も大変手間のかかった作品です。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  五色だるまです。

                  豆人形はまず土をこねて形を作り石こうを流して型を作ります。

                  型を使って土人形を作り2~3日自然乾燥させた後隅の残り火で2~3時間焼くそうです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  信玄袋の五人飾りです。

                  炭の残り火で焼いた人形に色付けをします。

                  いったん全体を白く塗り、そのあとで顔や髪、着物や目鼻…一筆ずつ丁寧に描き入れます。

                  この手法をマスターするのには10年以上の修業が必要とのことです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  信玄袋に入らないおひな様もあります。

                  どれも小さく。この親王飾りは3.5×2.5センチの台座に座っています。

                  小さいからと言って決していいかげんな彩色ではなくお顔も表情豊かです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  箱に入ったタイプのおひな様もあります。

                  マサさんの作品で一番人気のあるのがおひな様だそうです。

                  美しい千代紙でぴったり合う小箱を作りおひな様を収めたものや

                  小箱を八角形にして土人形や千代紙の立雛を収めたものなど

                  色々な種類がありますがどれもその小さくて可愛らしいおひな様に魅せられます。

                  因みに左の小箱は2.2×1.6僂離汽ぅ困任后

                  このような小箱を作ることだけでもすごい技だと感心します。

                   

                   

                   

                   

                   

                  八角形の小箱に入ったお手玉です。

                  箱は長径が4僉高さが2僂如

                  お手玉を取り出すとひとつずつ本物のお手玉のように縫われています。

                   

                   

                  杉谷マサさんが亡くなられてからしばらくは娘さんが制作されていましたが

                  現在は作られることはなく廃絶となっています。

                   

                  平成の初めころ館長が入手して保管していた作品をおもちゃ箱に載せました。

                  こちらではご紹介できなかった作品もありますのでご覧いただければと思います。

                   

                  日本土鈴館

                   

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                    楽猫庵の可愛い土鈴・3

                    • 2020.03.25 Wednesday
                    • 13:19

                    皆さまこんにちは

                     

                     

                    愛知県・楽猫庵さんの作品をご紹介しています。

                    今日は猿乗り船玩具三つ組みのご紹介です。

                     

                     

                     

                     

                     

                    松江の有名な郷土玩具・蒸気船を土鈴にした作品です。

                    松江の蒸気船は木製で大変美しい玩具です。

                    明治時代、宍道湖に浮かぶ珍しい船を驚きをもって見つめ

                    その姿を再現した郷土玩具だそうです。

                    大正末期に一度廃絶しましたが地元の方のご努力で復活しました。

                    木製の蒸気船を土鈴に再現して船長のお猿さんが乗っています。

                    土鈴になるとコロンとした感じになります。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    那智勝浦の郷土玩具・大漁船(クジラ船)を土鈴にした作品です。

                    勝浦・太地浦は日本捕鯨の根拠地として栄えてきました。

                    小さな船で大きなクジラを捕まえることは大変危険な漁でもありました。

                    漁の合間に漁師が木っ端で台座や車をつけて

                    自慢の船のおもちゃを作り子供へのお土産にしたそうです。

                    土鈴になった大漁船には三匹のお猿さんが乗っています。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    有卦の舟土鈴です。

                    「有卦の舟」とは縁起物で「ふ」で始まる7個のものがそろった船です。

                    「ふ」で始まるもの…お分かりでしょうか?

                    筆・富士・福助・文箱・福寿草・分銅・舟の7個です。

                    お猿さんは福助さんになっています。

                    筆の位置が凝っていますね。

                     

                     

                     

                    参考までに松江の蒸気船と那智勝浦の大漁船の写真を載せます。

                    オリジナルと楽猫庵さんの土鈴を見比べてお楽しみください。

                     

                       

                     

                     

                     

                    今日は猿乗り船玩具三つ組みのご紹介でしした。

                    日本土鈴館

                     

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