高砂

  • 2020.09.23 Wednesday
  • 10:42

皆さまこんにちは

 

秋の四連休をどうお過ごしでしたか。

コロナと共存をせざるを得ない中、今までにはない準備や注意が必要ですが

日頃会えない人に会ったり、どこかに出かけることは人生の大きな楽しみのひとつです。

 

今年は第三月曜日が敬老の日で22日の秋分の日が続いて四連休となりました。

特別な日だけでなく、日常的に敬老精神を培うことは大切なことです。

というわけで、今日は高砂をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

兵庫県養父市葛畑の前田家に伝承された葛畑人形の高砂です・

天保年間、初代前田友助が伏見人形を学んで

農業の傍ら、葛畑の地で土人形を作り始めました。

しかし残念ながら4代目前田俊夫氏が昭和63年に亡くなられて廃絶となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岐阜県・旧姫路村の姫の土人形です。

兵庫県の姫路村との混同を避けるため姫の土人形と呼ばれています。

 

高砂と聞くと今は結婚式の披露宴で新郎新婦の席を思う方が多いと思います。

兵庫県の高砂神社は高砂の松で有名な神社です。

赤松と黒松の2本の松は根元が1本に合体している珍しい松で

相生の松とも呼ばれているそうです。

この松のように夫婦が仲良く一生を共にするようにとの願いから

結婚式のメインテーブルは高砂と呼ばれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岐阜県・市原土人形の高砂です。

 

お能の演目に高砂があります。

「高砂や〜この浦舟に帆をあげて〜」の謡曲の一部は何かしらで聞き覚えがありますね。

尉と姥は相生の松の木の精なんだそうです。

松の木はいつも青々として葉を落とさないことから神の宿る神聖な木と信じられ、

更に雌雄の別があることから夫婦に見立てられるようになりました。

高砂は夫婦円満と長寿の象徴となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この高砂、どこの作品か館長もはっきりとわからないそうです。

後ろ姿まで丁寧に彩色されていて美しい作品です。

三河地方の作品じゃないかなあ〜とのことでした。

 

尉は熊手を持っていて福をかき集めます。

姥は箒を持っていて邪気を祓ってくれます。

高砂は縁起が良くおめでたいお人形です。

 

 

 

 

 

 

 

熊本県・天草土人形の高砂です。

天草土人形と書いて「あまくさどろにんぎょう」と読むそうです。

天草の土人形は山姥と金時が有名です。

享保年間から昭和20年代に至るまで広田家に伝わった郷土玩具ですが

残念ながら廃絶となり、現在は保存会の活動により継承が試みられています。

 

 

今日は高砂のご紹介をしました。

全国のおじいちゃま、おばあちゃま、どうぞお元気で。

日本土鈴館

 

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    組物の土人形・2

    • 2020.09.16 Wednesday
    • 14:01

     

    皆さまこんにちは

     

    いつまでも暑い暑い!と愚痴っていましたが

    さすがにこの頃は朝夕が肌寒いほどになってきました。

    山栗のイガから小さな栗の実がはじけて転がっています。

    もうすぐ寒がりの館長が電気ストーブを引っ張り出してくるでしょう。

     

     

    さて、昨年(2019.5,21)に組物の土人形をご紹介しましたが

    今日は三河大浜土人形の組物をご紹介します。

    題材は日本人の大好きな(あるいは大好きだった)忠臣蔵です。

     

     

     

     

     

      

     

    松の廊下でにらみ合うのは

    堪忍袋の緒が切れた塩谷判官(浅野内匠頭)と憎まれ役の高師直(吉良上野介)です。

    江戸城内にあった松之大廊下は本丸御殿大広間から将軍との対面所に通じる大廊下で

    長さ50メートル、幅は4メートルもあったそうです。

    松と千鳥の襖絵が続く大廊下で刃傷事件が起きたのは元禄14年3月14日の午前11時半です。

    何度となくドラマや映画になった忠臣蔵ですがどれも

    浅野内匠頭は端正な顔立ちの俳優さん、

    吉良上野介は見るからに憎たらしい顔つきの俳優さんが演じています。

     

     

     

     

     

     

     

     

          

     

    一力茶屋の場面です。

    敵の目をごまかすために一力茶屋で毎晩のように遊び惚ける由良之助(内蔵助)に

    息子の力弥(大石主税)が密書を手渡す場面です。

     

     

     

    製作されたのが少し新しいのでしょうか…この力弥は色白でイケメンです。

    土人形作りでの型の継承の重要性がわかります。

     

     

     

     

     

     

     

      

     

    忠臣蔵討ち入りの場面です。

    大石良雄(内蔵助)と寺阪(寺岡)平右衛門です。

    赤穂四十七士が吉良邸に押し入ったのが元禄15年12月14日の未明でした。

    内蔵助の打ち鳴らす山鹿流陣太鼓が響く中、

    逃げ隠れしていた吉良上野介を見つけ出し無念の死を遂げた主君の仇討を果たしました。

     

     

    昔は(昭和の時代は)12月になると必ず忠臣蔵のドラマや映画が流れました。

    紅白歌合戦で三波春夫さんが熱唱された

    浪曲仕立て・忠臣蔵(俵星玄蕃)はとても格好良かったです!

    昭和の年末に忠臣蔵は欠かせませんでした。

     

     

    今日は組物・三河大浜土人形の忠臣蔵をご紹介しました。

    日本土鈴館

     

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      たまちゃんの世界

      • 2020.09.08 Tuesday
      • 14:30

      皆さまこんにちは

       

      館長の友人であり土鈴作家であり張子作家でもあった海老天たまこさん。

      そのあまりにも早すぎる急逝の報に驚き悲しんだのは昨年の12月のことでした。

       

       

      1961年、岡山県倉敷市に生まれた海老天たまこさんは

      奈良市に居を構えられ2008年から土鈴の製作を始められました。

      「たまたまタイムスvol.7」によりますと

      亡くなられるまでの約12年間で1200種類の土鈴を製作されたそうです。

      その作風は独創的で大胆で明るくて温かいものでした。

       

       

       

       

       

      時の人、菅義偉さんが一躍有名になった「令和おじさん」

      その歴史的な一瞬を海老天たまこさんは土鈴に表現されました。

      まさに平成から令和へのバトンタッチです。

      小さな土鈴ですがどこから見ても楽しめる工夫がされています。

       

       

       

       

      こちらは落語土鈴の「住吉駕籠」…上方古典落語の演目だそうです。

      頓珍漢な二人の雲助とお客とのやり取りを扱ったものでその舞台は住吉大社です。

      この土鈴も前後上下どこから見ても楽しめるように作られています。

       

       

       

       

       

       

       

      だるま乗せこけしの土鈴です。

      海老天たまこさんの作品はユニークです。

      おいしそうなショートケーキの土鈴の苺がおひな様だったり

      盆踊りのやぐらの上に春駒が乗っていたり

      可愛いうさぎの耳に赤い蛸が絡まっていたり…

       

       

       

       

       

       

      楽しい猫の両面土鈴です。

      ふきんは布で作られています。

       

       

       

       

       

      鹿男から大仏様への暑中お見舞いです。

      表面に和紙が貼られていて本当に投函できそうな気がします。

      大仏様と鹿男はレリーフになっています。

       

       

       

       

      遺作・南都八大寺仏さま巡りです。

      型までは出来ていたものの完成しないまま急逝されたため

      旦那様の吉田満さんが焼成・絵付けをして完成した土鈴です。

       

       

       

       

       

       

      海老天たまこさんの追悼展が開催されます。

      2020年9月19日〜10月4日 奈良・瑜伽さんにて

      2020年9月29日〜10月4日 岡山・天神山文化プラザにて

       

       

      多くの方に海老天たまこさんの温かい世界を知って頂けますように。

      日本土鈴館でも多くの作品を常設展示しています。

       

       

       

      たまちゃんの贈り物です。

      たくさんの温かい作品を残してくださってありがとうございました。

      合掌

      日本土鈴館

       

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        犬山土人形展示ケースより・2

        • 2020.09.01 Tuesday
        • 10:09

        皆さまこんにちは

         

        今日から9月です。

        コロナ禍に加えて生命の危険を感じるほどの酷暑が続き

        猛烈な台風9号が現在沖縄に接近しています。

        安全に暮らすことの難しさを思い知らされる気が致します。

         

         

        さてそんな中、おかげさまで館長が92才のお誕生日を元気に迎えました。

        と言って、特別何かをするわけでもなく

        いつも通りに蒐集品に囲まれて過ごす一日となりそうです。

         

         

         

        では、今日も犬山土人形の展示ケースからのご紹介です。

         

         

         

         

        おぼこです。あどけない少女ですが30僂鯆兇垢里辰櫃気鵑任后

        背面に「明治九年」の書き込みがあります。

        大きな作品なのに明治、大正、昭和、平成、令和と無傷で残ってくれています。

         

         

         

         

         

         

        舞姫です。(24僉

        檜扇をかざして優雅に舞う十二単の女性です。

         

         

         

         

         

         

         

         

        子負いです。(23僉

        お母さんでしょうか、ねえやでしょうか…

        おんぶされている子供の嬉しそうな表情に気持ちが和みます。

        経年の汚れが白い綺麗なお顔についてしまっていますが

        作られた当時はさぞかしきれいな作品だったでしょうね。

         

         

         

         

         

         

         

        武田勝頼(24僉砲犯重垣姫です。

        歌舞伎の三姫に数えられる八重垣姫は三姫の中でも演じるのが難しい大役だそうです。

        勝頼の窮地を救うため諏訪明神の白虎の力を借りて

        凍てついた諏訪湖を渡っていくというすさまじい恋のお話だそうです。

        三姫(雪姫・時姫・八重垣姫)の中でも八重垣姫の土人形が一番多い気がします。

         

         

         

         

         

         

         

        御高祖頭巾のご婦人です。

        26僂曚匹妊ラが入れられていて振ると音がします。

        御高祖頭巾は江戸時代の女性のファッションで

        頭からすっぽり頭巾をかぶって寒さをしのいだそうです。

        この女性、とても上品でありながら妖艶な気配も感じます。

         

         

         

         

         

         

        歌舞伎に登場する汐汲です。28僂曚匹妊ラが入っています。

        昔の娯楽の本命は歌舞伎、多くの登場人物が土人形に作られています。

        海女の苅藻(みるめ)の艶やかな姿です。

         

         

        今日は犬山土人形の美しい女性たちをご紹介しました。

        日本土鈴館

         

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          犬山土人形展示ケースより

          • 2020.08.25 Tuesday
          • 10:10

          皆さまこんにちは

           

          館長が土人形の展示ケースを整理している様子を以前ご紹介しました。

          整理はまだまだ途中ですが

          連日のこの暑さのため熱中症が心配ですから作業は小休止です。

           

           

          犬山土人形の整理が進んでいましたから何点かご紹介します。

           

           

           

           

          日本一の桃太郎です。(25僉

          少しおじさん顔の桃太郎です。

          今の時代、桃太郎として思い浮かべる顔はアニメや童話の挿絵の影響で

          丸顔で大きな目で愛らしい姿ですが昔の桃太郎はこういうイメージだったのですね。

          明治元年の書き込みがあります。すごいですね。

           

           

           

           

           

           

          三番叟です。ポーズが決まってますね!

          式三番で翁の舞に続いて舞われる伝統芸能で、能楽では狂言役者が舞うそうです。

           

          犬山土人形は江戸の終わり頃から作られ明治期にその最盛期を迎えました。

          土人形作りが盛んだった中部圏の多くの土人形に大きな影響を及ぼしました。

           

           

           

           

           

           

          18僂曚匹苓疇源劼任后

          口元に緑色の着色が残っていますが、これも犬山土人形の特色のひとつです。

          裃の正装をした男の子のお人形で立っていたり座っていたりしますが

          日本各地に裃童子のお人形が見られます。

           

           

           

           

           

           

           

           

          布袋尊です。ガラ入りで振るとカラカラと音がします。

          背面の書き込みに「大正三年」とあります。

          よほど嬉しかったのでしょう…名前の下に「…の物なり」と書かれています。

          すっかり汚れてしまった布袋様ですがこれまで多くの人に

          愛でられ受け継がれ、多くの幸せをもたらしてくれました。

           

           

           

           

           

           

           

           

          子供大将(23僉砲搬臂(27僉砲任后

          大将は兜から加藤清正だと思われます。この大将にもガラが入っています。

          見たら欲しくなるのがコレクターなんでしょう、

          展示ケースには子供大将や武将のお人形がいっぱいありました(笑)

           

           

           

           

           

           

           

          犬山土人形は良質な粘土を使った薄造りのため驚くほど軽くまた淡い彩色が特徴です。

          残念ながら犬山土人形は大正の終わりには廃絶してしまいました。

          100年以上の時の経過の中で今に残っている貴重な作品ばかりです。

           

          日本土鈴館

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            (新)横浜開港人形

            • 2020.08.17 Monday
            • 13:30

            皆さまこんにちは

             

            今日は横浜開港人形をご紹介します。

            横浜開港人形は昭和2年に生まれた横浜の郷土玩具です。

            関東大震災からの復興のさなか、東京から横浜(蒔田)に移住した村沢春吉さんが

            横浜開港当時の風俗人形を横浜らしい感性で作ってみようと考えました。

            日本画家の牛田鶏村画伯のデザインによる5種7体が始まりだったそうです。

             

             

            今日ご紹介するのはこの古作ではなく、

            土鈴館に展示してある平成元年から作られた横浜開港人形です。

             

             

            作者は湯沢利夫さんで、大正から昭和にかけて村沢さんに弟子入りしていた方です。

            古作の開港人形の型が焼失したり村沢さんの死去の為

            廃絶の危機にあった開港人形を次世代に繋ぐため制作されました。

            この作品がいわば新・横浜開港人形です。

             

             

            前置きが長くなりました。見てみましょう。

             

             

             

             

             

             

             

            水兵さんです。

            どこから来た水兵さんでしょうか…ロシアの人に見えますがどうでしょう。

            ターバンの少年はインド人ですね。まだ幼いように見えます。

             

             

             

             

             

             

            横浜拳に興じる中国人です。

            横浜拳というのは野球拳の一種で、流行り歌に合わせて踊りながらじゃんけんをします。

            負けたら服を一枚脱ぐという遊びで当時外国人に人気のゲームだったそうです。

             

             

             

             

             

             

            マシュー・ペリー提督です。

            アメリカ海軍の軍人ペリー提督は1853年、ミシシッピ号で浦賀に入港。

            鎖国政策を改め横浜開港を要求するアメリカ大統領の親書を幕府に渡しました。

            突然の黒船来航から横浜開港の歴史が始まりました。

             

             

             

             

            紳士・gentlemanです。

            紳士とか旦那衆とかお国は違ってもこういう人はたいてい後ろ手を組んでいます。

            余裕のあるポーズなんでしょうね。

             

             

              

             

             

             

             

             

            楽隊と中国人です。

             

             

             

            横浜開港人形には芸者さんとか貴婦人とか女性のお人形もあるそうですが

            残念ながら日本土鈴館にはありません。

             

            今日は横浜らしいハマの郷土玩具として生まれた横浜開港人形をご紹介しました。

            日本土鈴館

             

             

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              大崎豊五郎さんの土鈴

              • 2020.08.06 Thursday
              • 10:20

               

               

              皆さまこんにちは

               

               

              今までも時々ご紹介していますが

              香川県・高松の郷土人形師 大崎豊五郎さんの作品をご紹介します。

               

               

              郷土玩具の研究家だった大崎豊五郎さんは

              廃絶してしまった讃岐地方の郷土玩具の復元に尽力されました。

              大崎文仙堂と名乗って運動人形や金毘羅でこ、嫁入人形を復元されました。

               

              今日は土鈴館に展示してある大崎さんの作品を土鈴をご紹介します。

               

               

               

               

              大崎豊五郎さんの作品はおおらかでユーモアセンスにあふれています。

              この寅土鈴もまるでどら猫のように見える可愛さです。

              ひとつひとつ手捻りで作られているのでそれぞれに同じ虎でも個性が出ます。

               

               

               

               

               

               

              ドット模様がおしゃれな巳土鈴です。

              蛇がとぐろを巻いて口を開けていたらめちゃくちゃ怖いはずですが

              このヘビはなんとも可愛い感じがします。

              ちょこんと見えるピンクのしっぽまでおしゃれです。

               

               

               

               

               

               

               

              なんだか笑っているように見える牛の首土鈴です。

              作品から大崎さんのお人柄が伝わるようです。

              お会いしたこともお人柄のお話を聞いたこともありませんが

              きっと温かくて優しい方だったと思います。

               

               

               

               

               

               

               

              とても似ているこの土鈴…左が山羊、右が羊でしょうか。

              どちらもなんとも不思議なあごひげをたくわえています。

              髭なんだろうか、山羊なんだろうか、羊かな……色々考えていたら

              そんなことどうでもいいじゃないかって言われた気がしました。

               

               

               

               

               

               

               

               

              狸の首土鈴です。

              香川には「太三郎狸」という日本三大狸に数えられる有名な狸がいるそうです。

              (佐渡の団三郎狸・淡路の芝右衛門狸・太三郎狸)

              太三郎狸の祖先が平重盛に命を助けられたことから平家に恩義を感じていて

              平家の滅亡後は屋島に棲んで凶事を察知するといち早く屋島寺にしらせたので

              屋島寺の守護神ともなった太三郎狸はとにかく化けるのがうまかったそうです。

               

              弘法大師が霊場を開くため山中を彷徨ったときも

              太三郎狸が老人に化けて道案内をしたとも伝えられています。

               

               

               

               

               

               

               

              酉土鈴も普通っぽいものと正しく豊五郎風のものとあります。

              目力が半端なく、不思議な羽模様の手前の酉土鈴が目を引きます。

               

               

               

               

               

               

              金毘羅参りの土鈴です。

              浮き浮きと金毘羅さんにやって来て目の前の長い石段を見上げた瞬間でしょうか…

              御本宮まで785段、奥社までは1368段もあるそうです。

              頑張ってください!

               

               

               

               

               

               

              ユーモラスな作品ばかりではなくこんなにきれいな作品もあります。

              松竹梅の飾りをつけた福良雀土鈴です。

               

              今日は土鈴に絞ってご紹介しました。

              日本土鈴館

               

               

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                コロナ感染防止のためのお知らせ

                • 2020.07.27 Monday
                • 11:31

                皆さまこんにちは

                 

                コロナ感染が収まるどころか再び新規感染者数が増えています。

                 

                日本土鈴館は約三か月の休館の後、緊急事態宣言解除を受けて

                6月1日から館内見学を希望されるお客様を受け入れることにしました。

                しかし、このところ東京だけでなく大阪、福岡、愛知など都市部を中心に

                新規感染者が多くなって不安な状況が続いています。

                 

                 

                夏休みが始まり、Go To トラベルなどのキャンペーンが開催されるため

                不特定の館内見学のお客様が増えることが予想されます。

                徹底した感染予防の対策が困難なため、誠に申し訳ありませんが

                見学だけをご希望のお客様の受け入れを再度中止することとしました。

                 

                 

                ただし、郷土玩具や土鈴の販売は今まで通り今後も行いますので

                ご購入希望のお客様は奥の事務所まで声をかけてください。

                 

                 

                 

                      <疫病退散を願ってアマビエ土鈴>

                 

                 

                 

                ご理解くださいますようお願い申し上げます。

                一日も早いコロナ禍の収束を願っています。

                 

                 

                日本土鈴館

                 

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                  やすらぎ館にて

                  • 2020.07.22 Wednesday
                  • 09:46

                  皆さまこんにちは

                   

                   

                  日本土鈴館には大きな展示室が4部屋あります。

                  中でもやすらぎ館と呼んでいる一番大きな展示室では

                  日本各地の土人形や郷土玩具をテーマ別に展示しています。

                   

                   

                  最近、館長がやすらぎ館で主に中部地方の土人形をこつこつと整理しています。

                   

                   

                   

                   

                  産地の分類も難しいのですが、例えば犬山土人形と分かっていても

                  その作品が歌舞伎ものだったりすると何の場面なのかとかこの人物は誰なのかとか…

                   

                   

                   

                   

                   

                  歌舞伎ものに多い組物の場合最初から組まれていればいいのですが

                  バラバラに出てきたりすると相方を探してセットにするのも結構大変です。

                  館長は歌舞伎に興味があるわけではないので歌舞伎ものの分類には手こずっています。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  産地の分類にも骨が折れるようです。

                  古い土人形は、例えば広見人形や姫の土人形、大浜人形や旭土人形など

                  その分類に決定的な答えがない場合が多いのです。

                  愛知や岐阜の土人形は似通っていて判断に迷うこともしばしばです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  その度に事務室に戻って図録や写真集を引っ張り出して調べます。

                  この日も7月なのに寒がりの館長は電気ストーブを引き寄せて調べものです。

                  (ストーブに明るさで逆光になっていますね…)

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  犬山土人形が並んでいます。

                  歌舞伎ものと同じように武士の土人形も分類が難しいようです。

                  ヒントは兜の形だったり家紋だったり…

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                    

                   

                  中野土人形や三河の大浜土人形、市原(瑞浪)土人形が並んでいます。

                  縁起物の恵比寿大黒などは比較的順調に分類が進んでいます。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  市原土人形の中でも後藤久美さんの作品などは

                  直接館長が工房を訪ねてお願いして分けて頂いた物なので苦労はありません。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  一区切りついたらケースを眺めて満足そうです。

                  この作業、まだまだずっと続きそうです。

                  館長、お疲れ様。

                   

                   

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                    郷土玩具の力士達・2

                    • 2020.07.16 Thursday
                    • 10:01

                    皆さまこんにちは

                     

                    コロナ感染の第二波かと懸念されている中、

                    大相撲7月場所が名古屋から国技館へと場所を変更して19日に初日を迎えます。

                    感染予防対策に万全を期して開催されるようです。

                    無事に15日間、熱戦が繰り広げられますように!

                     

                     

                    岐阜高山・ほうずき工房の梶野加代子さんの力士土鈴をご紹介します。

                    今は懐かしい若貴ブーム絶頂期の平成11年五月場所。

                    この番付に名前のある幕内全力士を高さ20僂曚匹療變襪砲靴燭發里任后

                     

                     

                     

                     

                     

                          

                     

                     

                     

                    まずは東の横綱は貴乃花関です。

                     

                     

                     

                    相撲界のサラブレッドですから入門の頃から何かと話題になりました。

                    整った顔立ちと生真面目そうな印象と、どんどん出世してファンの期待に応えた大横綱です。

                     

                    2001年の五月場所、膝の負傷を抱えながら強行出場して巨漢・曙との一戦。

                    本割りで負けた後優勝決定戦でみせた優勝への執念と鬼の形相といわれた仁王立ち。

                    すごい勝負で相撲史に残る大一番と絶賛されました。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    西の横綱・若乃花関です。

                    お兄ちゃんは貴乃花とはひと味違う穏やかな表情です。

                    若貴兄弟横綱にすもう人気も最高潮でした。

                    土鈴の黒ずんで見える部分は汚れではなく梶野さんが好んで用いた古色です。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    東の横綱・曙関です。

                    巨漢の関取で、身長204センチ、体重230キロ以上とどちらも200越えです。

                    ハワイ出身の外国人横綱ですが常にだれに対しても礼儀正しく

                    日本人より日本人らしいといわれたそうです。

                    引退後、総合格闘家に転向しましたが体調を崩し長い闘病生活と聞きました。

                    今はどうされているのでしょうか。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    巨漢といえば小錦関です。

                    1997年引退ですからこの番付には載っていませんが特別出場です。

                    身長は187センチですが体重は270キロ以上あったようです。

                    国技館の力士用トイレでも小さくて使えず、専用の便器が特注されたとか・・・

                    引退後、壮絶な減量治療に取り組んで今はタレントとして活躍されています。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    この場所前頭の寺尾関、現在の錣山親方です。

                    典型的なそっぷ型の力士で、筋肉質の美しい身体とイケメンぶりで人気がありました。

                    ところで、そっぷとはオランダ語のsoep(スープ)が語源だとのことです。

                    スープをとった鶏ガラのように細いということらしいです。

                    あんこ型はだいたい想像がつきましたがそっぷ型には驚きました。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    小兵力士舞の海関の引退も1999年ですからこの番付にはありませんが

                    人気力士として特別出場してもらいました。

                    技のデパートとか平成の牛若丸などと呼ばれ

                    小さな身体で大きな力士を打ち負かす姿に拍手喝采がわき起こりました。

                    今も相撲解説者として活躍され、分かりやすくて温かみのあるコメントには定評があります。

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    呼出さんです。

                    扇子を開いて力士を呼び出す姿ばかり思い浮かびますが実は相撲界を支える縁の下の力持ち。

                    土俵を作って整備清掃する、力水や清めの塩、タオルを用意する、

                    力士や勝負審判の座布団を交換する、懸賞幕を掲げる、

                    土俵入りや取り組みの進行を進めるほか、

                    触れ太鼓で場所を知らせるなどなど、呼出しさんの役割は多岐にわたっています

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                     

                    行司です。この土鈴は脇差しがないから立行司ではないですね。

                    立行司が脇差しを差しているのは差し違えたら切腹する覚悟の表われです。

                    力士が土俵に上がってから下りるまでの一切を取り仕切ります。

                    そのほかにも、番付編成会議など全ての会議の記録や地方巡業の一切の手配など。

                    独特の書体の番付も立行司が書くそうです。

                    力士同様に厳しい階級制の若い行司さんも立行司目指して頑張っています。

                     

                     

                     

                     

                    今日は梶野加代子さんの力士土鈴をみながらお相撲さんの世界をちょっと覗いてみました。

                    日本土鈴館

                     

                     

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