山口の土鈴

  • 2018.09.25 Tuesday
  • 12:54

皆さまこんにちは


今日は山口の土鈴をご紹介します。

山口と聞いて何を連想されましたか?


そう、下関の河豚ですね。私は真っ先にふぐの競り市が浮かびました。
長州土鈴・蔵本重之さんの作品にもあります。フグ土鈴です。





地元ではフク(福)と呼ぶそうです。

本場下関のフクを頬張れば、誰でも幸せいっぱいです。

長州土鈴・蔵本重之さんの代表作で観光土鈴として大変人気があります。
 

 



続いても長州土鈴です。



長州土鈴の桃太郎土鈴です。

桃太郎には日本一の幟がよく似合います。

どちらの桃太郎も可愛いですが、幟を持った桃太郎はキリッとしたイケメンです。

 

 

 





長州土鈴の福助土鈴です。

福助土鈴は日本各地にありますが、作者の個性が出てそれぞれ微妙に雰囲気が違います。

この福助さんは美形ではありませんが抜群の福耳で幸せを呼び込んでくれそうです。
 

 

 

 

 



 

 

変顔シリーズ?と言いたくなるような滑稽な土鈴です。

同じく長州土鈴・蔵本重之さんの作品 ですがまた一味変わった味わいがあります。

 





 

 

恵比寿大黒の二福神土鈴や可愛らしいおさる土鈴です。

どの土鈴も温かみのあるほっこり系の土鈴です。
長州土鈴はカルスト台地と秋芳洞で有名な秋芳町で作られています。

今日は山口・長州土鈴をご紹介しました。

 

 

日本土鈴館 

 

広島の土鈴

  • 2018.09.18 Tuesday
  • 12:45

皆さまこんにちは

7月の豪雨で甚大な被害を受けた広島です。

ニュースで繰り返される被害の状況に胸が痛くなりました。

 

あれから少しは前に進めたでしょうか。

広島カープのマジックも4となりました。優勝目前です。

一日も早く広島に笑顔が戻りますように‼

 



今日は広島の土鈴をご紹介します。


宮島土鈴・越智宗政さんの作品から見てみましょう。


 

大黒天土鈴です。

打ち出の小づちに乗った白ねずみがかわいらしいです。
 



 

宝袋のネズミも恵比寿大黒の二神土鈴も縁起がいいです。

恵比寿大黒は両面鈴です。

多くの福が広島にもたらされますように!

 





 

稚児天神土鈴です。

天神様ですからちゃんと鷽土鈴もお供しています。

道真公の神格化に伴い光り輝く幼児の姿で生まれたなどの伝説まで伝わり、

また幼い頃から聡明だった為、稚児天神で表されることもあるのかと思います。






 

 

世界遺産・厳島神社に因んだ土鈴です。

絵馬土鈴は高さが11センチ程のしっかりした土鈴です。

こま犬土鈴もそうですが越智さんの土鈴はどれも

一度塗った色を窪み部分を除いて洗い落としもう一度上塗りをして古色を出す工夫がされています。

ですからどれも独特の趣があります。







こちらも世界遺産・厳島神社に因んだ土鈴です。

右上の土鈴に見られる亀甲剣花菱の模様は厳島神社の御神鈴の形です。

厳島神社には鹿が沢山います。

戦前は神さまの御使いとされていた野生の鹿でしたが、

戦後は鹿が激減し、奈良から連れて来た鹿が現在のように繁殖したのだそうです。












 

宮島土鈴・越智宗政さんの原爆ドーム土鈴と平和祈願の両面鈴です。

何の説明も必要のない広島の土鈴です。

 

 

 

 


続いて中国山地土鈴・市岡節義さんの作品をご紹介します。




見事な十二支揃いです。

やはり十二支が揃うといいもんですね。

イノシシがお行儀良くご挨拶しています。





 

 

比婆荒神神楽面の土鈴です。
庄原市地方には、国の無形重要文化財である比婆荒神神楽が伝承されているそうです。

比婆山麓の村に脈々と継がれている託宣(人の口を借りて伝えられる御神託)という

大変珍しいお神楽だそうです。

その際に用いる神楽面を土鈴にしたものです。

大小様々ありますが、大きなものは子供の顔ほどの大きさです。

 

 

広島の土鈴のご紹介でした。

素晴らしい土鈴がたくさんあると再認識しました。

 

日本土鈴館
 
 

岡山の土鈴

  • 2018.09.11 Tuesday
  • 09:27

皆さまこんにちは

 

台風21号の被害が報道される中突然発生した北海道の大地震。

西日本の豪雨からずっとどこかで大きな自然災害が発生しています。

 

7月の豪雨被害が甚大だった岡山です。

繰り返し流れる現地の被害状況には胸が痛みました。

少しは前に進むことができましたでしょうか。

一日も早く元の穏やかな生活に戻られますよう心よりお祈り申し上げます!

 

 



さて、岡山には美しい土鈴がたくさんあります。
最初は津山土鈴(セノオ民芸)のご紹介です。



 

岡山は郷土玩具の宝庫です。そして土鈴なら津山土鈴(セノオ民芸社)が有名です。

代表作の奴鈴です。

津山土鈴は創始者の妹尾衆楽、2代目貞山、3代目康心と引き継がれています。




 

岡山といえば桃太郎ですから桃太郎鈴もあります。

日本一の旗印をもってかわいい桃太郎です。

なぜ桃太郎が岡山なんでしょうか…で、調べてみました。

 

岡山には古くから桃太郎伝説が伝わっているそうです。

吉備津彦命(キビツヒコノミコト)が温羅(ウラ)一族を退治したお話です。

古事記や日本書紀にも登場する皇子・吉備津彦命は

山賊のような蛮行を繰り返す温羅一族を征伐するため吉備国へ行き討伐に成功しました。

吉備津彦命が本陣を構えたとされる場所が吉備津神社です。

この吉備津神社は三備(備前・備中・備後)の格式高い神社でその主祭神が吉備津彦命です。

吉備津彦命が桃太郎、温羅が鬼の桃太郎のお話ができたようです。

 

因みに、吉備津神社の近くにある鬼城山(キノジョウサン)の山頂には

鬼ノ城という古い山城があるそうです。

 






 

津山土鈴の天神土鈴です。

美作国は菅原公の一族ゆかりの地だったこともあり古くから天神様への信仰心の篤い地域です。

郷土玩具でもたくさんの天神様が作られています。

牛乗り天神、堂内天神など色々な天神様がいます。





 

津山土鈴2代目・貞山さんの翁土鈴です。

大変美しい土鈴です。

豪華な能衣装を見事に再現して、格調高く仕上げられた作品です。

背中に書かれた署名がとても美しいです。

 






 

独特の彩色を施した津山土鈴で今までご紹介したものとは少し雰囲気が違いますね。

左上は作桜神社土鈴です。

作桜(さくら)神社は美作国守護の館跡に後醍醐天皇を祭神にお祀りして

明治2年に創建された神社だそうです。

どの土鈴も華やかではありませんが落ち着きのある良い作品です。
 

 




次にご紹介するのは百々(どうどう)人形の土鈴です。


 

獅子頭土鈴です。

百々(どうどう)人形は京都清水の豆人形に倣って

昭和の初めに作られるようになった郷土玩具です。

 

 






 

 

桃太郎土鈴は桃太郎と赤鬼の両面鈴になっています。
百々人形は現在廃絶を防ぐ為、

百々人形保存会が中心となって伝承活動が行われているそうです。

是非とも地域の方々のご尽力で守り伝えてほしいです。









続いてのご紹介は後楽園御庭焼の鶴土鈴です。

後楽園は岡山藩主池田綱政の命により作られた庭園で、

1687年着工、1700年に完成した元禄文化を代表する美しい庭園です。

御庭焼とは、焼物に関心の深い城主や藩主が

城内や邸内に窯を築いて好みの陶磁器を作らせた焼物を言います。

伊賀焼、紀州偕楽園焼、尾張御深井焼などがあるそうです。

 

 

 







最後は倉敷の美観地区土鈴です。
倉敷には美しい白壁の蔵屋敷が並ぶ地域があるそうです。

倉敷美観地区は美しい町並みを保存して代表的な観光スポットになっています。

美しい蔵屋敷が並ぶ町並みはしばしばドラマやCMにも登場するようです。
 

 


7月の豪雨被害が甚大だった岡山県です。

この美しい風景はもとの姿に戻ったのでしょうか。

復興復旧には時間がかかることでしょうが

一日も早く穏やかな暮らしの戻られますよう心よりお祈り申し上げます。

 

*お知らせ*

  ぎふチャン(岐阜放送)「DrivE41 ドライブフォーワン」という番組で

  日本土鈴館が紹介される予定です。

  9月14日金曜日21:54〜21:58のスポット番組です。

  岐阜県内の方にしかご覧いただけませんが一応お知らせです。

 

日本土鈴館

 
 

島根の土鈴

  • 2018.09.05 Wednesday
  • 11:03

皆さまこんにちは

 

台風21号が四国、関西をはじめ日本のいたるところで猛威を振るい

各地に深刻な被害が発生しているようです。

不幸にしてお亡くなりになった方、お怪我をされた方

被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

郡上市でも倒木による道路の封鎖や家屋への被害、停電など

何十年かぶりの強い台風の脅威にさらされました。

 

けさ、日本土鈴館の緑の看板が半分外れているのを見つけました。

大きな看板ですから吹き飛ばされず支柱にとどまってくれてよかったと

館長と一緒に胸をなでおろしたところです。
 

 

 


さて、今日は島根の土鈴をご紹介します。




多聞鈴とか楽器鈴とか呼ばれます。瑞穂楽器博物館の作品です。

不思議な形のこの土鈴は、サイズの違う小さな丸い鈴が枝のような土台に付けられています。

振るとひとつひとつの鈴の音が響き合って、

神社で巫女さんが振って下さる神楽鈴のような音色がします。

たくさんの音色を一度に聞けるから多聞鈴。楽器のように振る楽器鈴。

写真ではなく動画でご紹介できればと思う鈴です。

 

 

 


 

島根と言えば安来節。

アラエッサッサ〜♪に合わせて踊る滑稽などじょうすくいが有名ですね。

元禄の頃、安来地方で歌われた素朴な安来節に

だんだん諸国の民謡が混じって今の安来節になったそうです。

一方酒席での余興からどじょうすくいの踊りが始まり、

安来節とどじょうすくいはセットになって愛されています。

どれも滑稽なドジョウすくいのお土産土鈴です。

 

 

 

 



 

こちらは津和野土鈴・鷺舞鈴です。

弥栄神社の例祭に奉納される鷺舞を表しています。

鷺舞神事は元々京都から伝わった神事で、

以来400年、途絶えることなく津和野に伝承されています。

実際に使われる装束の真っ白な羽は桧でできているそうです。

鷺舞の様子もあわせてご紹介すると土鈴の良さがご理解いただけますね。

 

 


 

今日は島根の土鈴をご紹介しました。

 

日本土鈴館

 

鳥取の土鈴

  • 2018.08.28 Tuesday
  • 09:29

皆さまこんにちは

 

記録的な猛暑と豪雨の8月もあと数日で終わります。

とはいえ、まだまだ残暑の厳しい毎日です。

夏の疲れが出やすい頃ですが、夏の疲れを秋に持ち越さないよう

十分な休養と栄養で乗り切りましょう。

 

 



さて、鳥取にはどんな土鈴があるのか見てみましょう。



 

上の写真は印旛の五狐と呼ばれる張り子の狐です。

柳屋・初代田中達之助によって江戸の終わりに創始された鳥取張子です。

これを復活されたのが柳屋・田中勤二さんです。

復活した印旛五狐を土鈴にもされました。

 

 

 

 

 

 

 

中央のおとん女郎は立見峠に棲む親狐で、子狐を育てるために

峠を行き交う油屋の油を少しずつくすねていました。

子狐も大きくなり、もう油を盗むこともなくなりましたが

これまで油を盗んだ償いにと女郎に化けて身売りをし

貧乏だった油屋に商売の元手にとお金を渡しました。

健気ですね。

 

それに反して真っ白なしょろしょろ狐は

山のふもとのしょろしょろと流れる小川の辺に出てきては

美しい女の人に化けて村人にいたずらをしたそうです。

 

法被姿の狐は経蔵坊と言います。

鳥取と江戸を三日で往復する御用をお殿様から言いつかった飛脚です。

しかし途中で狐を捕る罠にかかって死んでしまいます

これを哀れに思ったお殿様が経蔵坊という名前を与えました。

 

どれも民話のお話です。

 

 

 



 

烏天狗土鈴です。

昔は偉大な神の山という意味で「大神岳」と呼ばれていた大山。

この地に祀られた大神山神社は山岳信仰の中心地でした。

この神秘の山に棲むといわれる烏天狗は山伏の装束に身を包み

烏のようなくちばしと黒い翼をもっているそうです。

一瞬にして山を飛び越える神通力は信仰の対象となりました。










因州若桜焼・大坪英治さんの土鈴です。

昭和51年から土鈴の制作を始められ、平成17年には鳥取県伝統工芸士に認定されました。

雛土鈴は男雛と女雛の両面鈴になっています。

 

 

いかがでしたか。

今日は鳥取の土鈴をご紹介しました。

 

日本土鈴館

 

兵庫の土鈴・川西誠治コレクション

  • 2018.08.20 Monday
  • 13:08

皆さまこんにちは

 

燃えるように暑い日が、一転、お盆を境にすっかり秋めいてきました。

朝晩は肌寒く感じることもあり、うっかり窓を開けて寝ると大変です。

空の色も雲の形も風の匂いもすっかり秋色です。

 




今日は兵庫・川西誠治コレクションのご紹介です。

下の写真は画質は良くないのですが大切な写真です。

 

平成7年(1955年)1月の川西先生と館長です。
館長が川西先生のご自宅をお訪ねして記念の写真を撮ったのが、

ちょうど阪神・淡路大震災の一週間前でした。

川西先生はこの震災で還らぬ人となられこの写真が最後の思い出になってしまいました。
 

 

 






日本土鈴館のぬくもり通りと呼んでいる展示室に

川西先生の土鈴を集めた展示ケースがあります。

神戸出身の川西先生は中学校の校長先生でしたが、

退職後、土鈴作家として第二の人生を過ごされました。

土鈴をこよなく愛され神戸土鈴友の会の創設に御尽力され初代会長も務められました。
 

 

 

 


 





川西先生はとても研究熱心な方で、色々な窯元を訪ねて土鈴作りの勉強をされたそうです。

独自の工夫も凝らして素晴らしい作品をたくさん作られました。

同じ透かしの土鈴でも、けっして同じようには作りません。

金色に見える透かし土鈴には金箔を施してあります。

 

 

 

 

 



極上!お宝サロンにも持って行った極小土鈴です。

小さな丸鈴の中にはちゃんと鈴玉が入っていて、耳元で振るとかすかに微かにチリチリ聞こえます。

石坂さんもびっくりされていましたね。

世界一小さい土鈴でギネス登録も出来そうです。

 

 

 


 

少し見にくい写真ですがこちらも極小土鈴の数々です。

 

 

川西誠治コレクションとして常時展示しています。

また神戸土鈴友の会の記念土鈴もあわせて展示しています。

どうぞご来館いただいてじっくりご覧ください。

 

日本土鈴館

 

 

8月のお知らせ

  • 2018.08.10 Friday
  • 13:05

皆さまこんにちは


毎日暑い日が続いています。
昔は避暑地で涼しかった郡上市ですが、

今夏は40度を超えて日本一暑い町と紹介された日もあり、

日中は35度を超える猛暑日が当たり前のように続いています。





それでも郡上おどりのお囃子が聞こえる頃には少しずつ夜風も吹き始め、

夜の間だけは涼しいのが避暑地だった郡上市の名残のようです。




 

 

 

 

お盆期間のお知らせです。
日本土鈴館は現在不定休となっています。

お出かけの際は開館しているかどうかなど電話でお確かめくださいますようお願いいたします。

TEL:0575−82−5090  

(申し訳ございませんが、8月11日から19日までメールでの応対ができません)

 

また、日本土鈴館は入場無料としていますが

全国の土鈴や郷土玩具などはこれまで通り販売いたしております。

ご来館の思い出にお求め頂ければと存じます。

 


日本土鈴館
 

大阪の土鈴

  • 2018.08.06 Monday
  • 10:40

皆さまこんにちは


今日は大阪の土鈴のご紹介です。



なんと言っても住吉大社の存在感は圧倒的です。

住吉さんの祭礼に関する土鈴からご紹介します。




住吉大社のお田植え神事「住吉のおんだ」で奉納される住吉踊り。

この行事をを表した麦わら細工の郷土玩具があります。

赤い布を巡らせた傘の下に紙製の衣を着た麦わらの早乙女が吊るされています。

家内安全、商売繁昌のお守りとされています。

その郷土玩具を土鈴にしたものです。

土鈴は湊焼・津塩吉右衛門さんの作品です。





 

住吉踊りの踊子土鈴です。湊焼・住吉人形土鈴です。
背中には団扇も差しています。
土鈴の他、住吉踊りを表した土人形で住吉大社の授与品があります。

住吉土人形と湊焼は厳格には別物のようですが、

現在も住吉大社の授与品は津塩家の湊焼が製作していると聞きました。。








初辰の猫土鈴です。
授与品で住吉大社の初辰参り(はったつさん)で授かる招福猫があります。

奇数月は左手、偶数月は右手を挙げた猫を毎月集め

48体揃ったら満願成就の証として奉納し、一回り大きな招福猫と取り替えてもらうそうです。

四十八辰→始終発達する、

すなわち毎月最初の辰の日に参詣できるのは発達、発展し続けているからとの縁起物です。
 








湊焼の五色天神土鈴です。作者は津塩吉右衛門さんです。

五色天神と言えば出雲が有名だそうですが、

湊焼の窯近くには船待神社(当時は塩穴天神と言ったそうです)があり、

大宰府に流される途中、船を待つ間に道真公が

祖先を祀る塩穴天神にお参りしたと伝えられています。

五常の礼節(仁・義・礼・智・信)を表す天神様です。

 

 

 

 





岸和田のだんじり土鈴です。

岸和田だんじり祭りは勢いよく方向転換をする「やりまわし」が有名で、

時には家の軒先が壊れることもあるそうです。

怪我人の出る年もあり、勇ましくて荒っぽい男祭りで有名です。
 

 

 

 

 




松田箕山さんの箕面焼陶鈴です。

血のような赤と乳白色が混ざり合う個性的な鈴です。

実はこの赤色は箕面の有名な紅葉の赤だそうです。

大正10年に箕面を訪れた松田志与女が紅葉の鮮烈な赤色に心を打たれ、

この地に箕面窯を築き土鈴を作り始めました。

松田箕山さんは2代目です。


 

 

大阪にはお寺や神社の授与鈴がたくさんあります。

今もある物、もう無くなってしまったもの、様々です。

日本土鈴館の日吉琴コーナーには古い授与土鈴がたくさん展示されています。



 





 





 






 

 

 

 

充分にご紹介しきれませんでしたがこれらの古い土鈴は

ご来館されじっくり直接ご覧いただけると嬉しいです。

 

全国的に連日猛暑が続いています。

早めの水分補給と十分な休養、そして適切にエアコン等を使って

皆さまどうぞくれぐれもご自愛くださいませ。

 

 

日本土鈴館

 

 

奈良の土鈴

  • 2018.07.30 Monday
  • 09:39

皆さまこんにちは

 

日本土鈴館のある郡上市は今郡上おどりでにぎわっています。

郡上八幡を代表として市内の各地区でそれぞれの盆踊りが催されます。

 


 

郡上おどり土鈴の足元にあるのは先週拾った小さな栗のイガ。

土鈴館の裏山の山栗の木から例年になく早く落ちてきます。

まだ7月なのに、今年は暑さや台風で栗も我慢できなかったようです。
 

 

 



さて、今日は奈良の土鈴をご紹介します。


最初は青山窯・太田青山さんの作品です。

 

古代文様土鈴です。

青山窯は昭和45年に太田さんが築いた窯で

その作品は縄文、飛鳥、白鳳、天平の装飾模様を参考に作られています。

古代のデザインなのに現代にも通じるようなお洒落でモダンな模様です。

 

 

 



次は赤膚焼・小川二楽さんの作品です。


 

涼し気な金魚土鈴です。

大和郡山市は金魚の産地として全国的に有名な地域です。

室町時代に中国から金魚が日本にやってきました。

当時は貴族や豪商など一部の人々しか手に入らない大変高価で貴重なものだったそうです。

大和郡山藩主の保護もあり

金魚の飼育に適した自然に恵まれたこの地は金魚の名産地になりました。

 

 

 



 

有名な寺社の桜や牡丹などの花土鈴です。

赤膚焼は美しいというより味わい深いといったほうが適切な気がします。

型押しですが、彩色はさっさとまるで描きかけのような印象があります。

好みもありますが独特の仕上がりには魅力があります。

 

 

 

 


次は大谷幸康さんの作品をご紹介します。


 

一刀彫土鈴です。
奈良を代表する郷土玩具の一刀彫りを土鈴にしたものです。

一刀彫りは能を題材にすることが多く、

この能人形土鈴も羽衣、猩々、翁、井筒を再現しています。

一刀彫りの豪華で美しい特徴がよく表現された土鈴で美しいです。

 

 



続いては桝井宋洋さんの作品を見てみましょう。


 

鉾先鈴土鈴です。振ると鈴が響き合ってきれいな音色です。

巫女さんは舞を奉納する時や御祓いの時鈴を振っていることが多いですね。

古来より(土鈴に限らず)鈴の音には邪気を祓う神聖な力があると信じられてきました。

巫女さんの鈴にはたくさん鈴がついた神楽鈴と、

災難除けの祈祷に使う鈴の剣・鉾先鈴があるそうです。

 

 



 

 

古典土鈴のいろいろです。古の奈良の都を想起させる鈴です。

ともに歴史のある奈良と京都ですが、奈良には京都とはまた違った魅力があります。





 

いろいろな鹿土鈴です。

奈良公園と言えばたくさんの鹿が思い浮かびます。

昔から鹿は神様の御使いとしてとても大切にされてきました。

「奈良の寝倒れ」という言葉まであります。

病気などで鹿が家の前で死んでいるとその家の人は厳しく罰せられる為、

奈良の人は隣近所より早起きして鹿が死んでいないか確かめるのが日課だったそうです。

 

 

 


次は萬歳堂土鈴・田中淳五さんの作品です。

 

鹿土鈴は角の部分に本物の稲穂が付けられていて、新鮮な感じがします。

野菜土鈴、椿土鈴、イチョウ土鈴など奈良のお土産としてお店に並んでいるようです。

 

 

 

 


最後は大和土鈴・由井艶子さんの寺社土鈴です。


 

奈良の寺社を題材とした作品がたくさんあります。

赤い獅子頭は安部文殊院の授与鈴です。

源九郎稲荷神社や談山神社などたくさんの授与鈴を作っています。

 

 

 

奈良の土鈴は如何でしたか?

たくさんの土鈴をご紹介することができて楽しかったです。

 

日本土鈴館

 

 

和歌山の土鈴

  • 2018.07.23 Monday
  • 09:45

皆さまこんにちは

 

言わないでおこうと思ってもついつい口に出てしまいます。

「暑いです。とにかく暑いです。」

昨日、郡上踊りでにぎわう郡上八幡の最高気温が

なんと39.8度を記録して日本一となりました。

どうせ暑いならいっそ日本一暑い方が潔いかもしれません。

でも、都会と違って夜になれば涼しい夜風が吹いてきます。

 

 


さて、今日は和歌山の土鈴をご紹介します。



 

可愛いイルカ土鈴です。

和歌山の太地町は昔からイルカの追い込み漁が伝統として伝わっています。

近年、特に海外から動物愛護の名のもとに避難されることも増えてきました。

しかし、太地町の人々にとっては昔から受け継いでいる伝統漁です。

感謝の気持ちが可愛らしいイルカの土鈴に込められています。





  

 

こちらは鯨土鈴です。

太地町はイルカ漁のほかに日本の古式捕鯨発祥の地としても有名です。

1606年、地方豪族の和田一門が太地浦で原始的な捕鯨船団を組織したのに始まり、

農耕地の少ないこの地の人々の生活を支える重要な仕事になっていきました。

親子の鯨は捕らないなどの配慮も忘れませんでした。

鯨漁は命がけの大仕事で、現に漁から帰らない人も多くいたそうです。

生きる糧である鯨が郷土玩具となって太地の人々に愛されてきました。






 

 

紀州勝浦は捕鯨の根拠地として栄えるようになりました。

漁師たちは自慢の鯨舟のおもちゃを木切れを使って作り

家で待つ子らにお土産として渡しました。

郷土玩具の鯨舟を土鈴に再現した鯨舟土鈴です。

 

 

 

 

 

そして、和歌山と言って思いつくのはやはり高野山です。

和歌山の北部にある天空の聖地・高野山は平安時代の弘仁7年、

嵯峨天皇から空海が下賜された修禅道場です。



 


 

根本大塔や五輪塔など高野山由来の土鈴もあります。

修業の厳しさは間違いないですが

観光として参拝に訪れる人も多く、「高野くん」というゆるキャラもいるようです。

高野山はこの夏も涼しいのでしょうか。

 

 

今日のご紹介は和歌山の土鈴でした。

日本土鈴館

 

 

 

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