杉谷マサさんの手仕事

  • 2020.04.01 Wednesday
  • 11:50

皆さまこんにちは

 

京都・清水の豆人形をご紹介します。

明治の中頃に作られるようになった豆人形は

あまりに小さいので枡で量り売りされたことからはかり人形とも呼ばれます。

この豆人形を平成8年に亡くなられるまで作り続けた杉谷マサさんの作品を見てみましょう。

 

 

 

 

信玄袋に収まる金太郎人形です。

熊・うさぎ・猿と一緒です。

座布団のように見える若葉色のお山に座ります。

この信玄袋は細い竹を編んで底の部分を作り布を縫い付けて紐が通してあります。

籠の底は2.5センチ四方の四角形で袋の先まで5センチもありません。

この中に一つ一つ丁寧に作られた可愛い豆人形が収まっています。

 

 

 

 

 

こちらは信玄袋に入った郷土玩具のいろいろです。

小さな袋に全部入るわけですから一つ一つはそれこそ豆粒のような大きさです。

(普段の写真では写らないようなスチール台の小さな傷までアップになってすみません)

お面・独楽・こけし・張り子の虎・犬張子・だるま…

これらの小さな土人形も大変手間のかかった作品です。

 

 

 

 

 

 

 

五色だるまです。

豆人形はまず土をこねて形を作り石こうを流して型を作ります。

型を使って土人形を作り2~3日自然乾燥させた後隅の残り火で2~3時間焼くそうです。

 

 

 

 

 

 

信玄袋の五人飾りです。

炭の残り火で焼いた人形に色付けをします。

いったん全体を白く塗り、そのあとで顔や髪、着物や目鼻…一筆ずつ丁寧に描き入れます。

この手法をマスターするのには10年以上の修業が必要とのことです。

 

 

 

 

 

 

信玄袋に入らないおひな様もあります。

どれも小さく。この親王飾りは3.5×2.5センチの台座に座っています。

小さいからと言って決していいかげんな彩色ではなくお顔も表情豊かです。

 

 

 

 

 

 

 

箱に入ったタイプのおひな様もあります。

マサさんの作品で一番人気のあるのがおひな様だそうです。

美しい千代紙でぴったり合う小箱を作りおひな様を収めたものや

小箱を八角形にして土人形や千代紙の立雛を収めたものなど

色々な種類がありますがどれもその小さくて可愛らしいおひな様に魅せられます。

因みに左の小箱は2.2×1.6僂離汽ぅ困任后

このような小箱を作ることだけでもすごい技だと感心します。

 

 

 

 

 

八角形の小箱に入ったお手玉です。

箱は長径が4僉高さが2僂如

お手玉を取り出すとひとつずつ本物のお手玉のように縫われています。

 

 

杉谷マサさんが亡くなられてからしばらくは娘さんが制作されていましたが

現在は作られることはなく廃絶となっています。

 

平成の初めころ館長が入手して保管していた作品をおもちゃ箱に載せました。

こちらではご紹介できなかった作品もありますのでご覧いただければと思います。

 

日本土鈴館

 

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    楽猫庵の可愛い土鈴・3

    • 2020.03.25 Wednesday
    • 13:19

    皆さまこんにちは

     

     

    愛知県・楽猫庵さんの作品をご紹介しています。

    今日は猿乗り船玩具三つ組みのご紹介です。

     

     

     

     

     

    松江の有名な郷土玩具・蒸気船を土鈴にした作品です。

    松江の蒸気船は木製で大変美しい玩具です。

    明治時代、宍道湖に浮かぶ珍しい船を驚きをもって見つめ

    その姿を再現した郷土玩具だそうです。

    大正末期に一度廃絶しましたが地元の方のご努力で復活しました。

    木製の蒸気船を土鈴に再現して船長のお猿さんが乗っています。

    土鈴になるとコロンとした感じになります。

     

     

     

     

     

     

     

    那智勝浦の郷土玩具・大漁船(クジラ船)を土鈴にした作品です。

    勝浦・太地浦は日本捕鯨の根拠地として栄えてきました。

    小さな船で大きなクジラを捕まえることは大変危険な漁でもありました。

    漁の合間に漁師が木っ端で台座や車をつけて

    自慢の船のおもちゃを作り子供へのお土産にしたそうです。

    土鈴になった大漁船には三匹のお猿さんが乗っています。

     

     

     

     

     

     

     

    有卦の舟土鈴です。

    「有卦の舟」とは縁起物で「ふ」で始まる7個のものがそろった船です。

    「ふ」で始まるもの…お分かりでしょうか?

    筆・富士・福助・文箱・福寿草・分銅・舟の7個です。

    お猿さんは福助さんになっています。

    筆の位置が凝っていますね。

     

     

     

    参考までに松江の蒸気船と那智勝浦の大漁船の写真を載せます。

    オリジナルと楽猫庵さんの土鈴を見比べてお楽しみください。

     

       

     

     

     

    今日は猿乗り船玩具三つ組みのご紹介でしした。

    日本土鈴館

     

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      楽猫庵の可愛い土鈴・2

      • 2020.03.17 Tuesday
      • 12:44

      皆さまこんにちは

       

      今日も楽猫庵さんの土鈴をご紹介します。

       

       

       

      午年の干支人形・絵馬持ち福助土鈴です。

      かなりイケメンの福助さんで優しいお顔がいいですね。

       

       

       

       

       

      鯛車土鈴です。

      伝統的な題材の鯛車、この写真は裏側で猫が寄り添っています。

      反対側は猫のいない普通の鯛車に作られています。

      楽猫庵さんだけにそっと猫を添えていて楽しい意匠ですね。

       

       

       

       

       

       

      申年の干支土鈴・組み猿です。

      組体操は昔は小中学校の運動会の人気競技でしたが

      最近は落下などによる事故の危険から禁止となっている学校が多いようです。

      お猿さんだけに組体操は得意中の得意でしょう。

      この作品、湊焼・住吉大社の千疋猿を連想しますね。

       

       

       

       

       

       

       

      未年の干支土鈴・赤ちゃん抱き未です。

      赤いセーターを着たお母さん羊に抱かれた赤ちゃんが幸せそうです。

      セーターを着てる羊さん、新しい感覚で素敵です。

       

       

       

       

       

       

       

      串馬持ち猫土鈴です。

      串馬は竹串や木串の先に張り子などで出来た馬の首をつけた郷土玩具です。

      愛知県・竜泉寺の串馬などが有名です。

      お魚模様の着物を着て串馬を持った猫の満足そうな表情に

      つい誘われて見ているこちらも笑顔になるような気がします。

       

       

       

       

       

       

       

      花負い馬土鈴です。

      白馬に色とりどりの花籠がよく似合います。

      神社に奉納される神馬は神様が乗る馬だそうです。

      雨乞いの時は黒い馬を、晴れを願うときは白い馬を、

      昔からそれぞれの願いを込めて馬を奉納したそうです。

       

       

       

      楽猫庵さんの作品は伝統的な題材と新しい感覚が融合して

      気持ちが温かくなるような作品が多くあるように思います。

       

      日本土鈴館

       

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        楽猫庵の可愛い土鈴・1

        • 2020.03.04 Wednesday
        • 12:27

        皆さまこんにちは

         

        楽猫庵さんの土鈴をご紹介します。

        以前からとても可愛らしい土鈴ばかりなのでぜひご紹介したいと思っていました。

         

         

         

         

         

        今年のお雛祭りに間に合うようと先日送っていただいた雛土鈴を

        館長が飾り付けて展示いたしました。

        内裏雛と三人官女は土鈴になっていて

        桜貝のように小さくて美しい泥メンコが添えてあります。

        楽猫庵さんの作品は綺麗なばかりでなく温かみがあって素敵です。

         

         

         

         

         

         

         

        子供三番叟と童の土鈴です。

        どちらも愛らしい表情です。

        背中の部分も丁寧に彩色されていてどこから見ても可愛らしく振れば音色も楽しめます。

         

         

         

         

         

         

        羽衣狆と鯛狆の土鈴です。

        伝統的な題材も何となく今風に見えて新しい感じがします。

         

         

         

         


         

        犬張子土鈴は藍色がとてもきれいです。

        見上げた狛犬の表情が幼子のようにも見える愛らしい作品です。

         

         

         

         

         

         

         

        金太郎土鈴三種類です。

        鯉のぼりや熊は軽々と余裕で担ぎ上げた金太郎ですが

        米俵は頑張って担いでいる感じがしますね。

        後ろ姿まで可愛らしい金太郎です。

         

         

         

         

         

         

         

         

        金太郎の次は桃太郎そして浦島太郎です。

        某携帯会社のCMですっかり人気者の三太郎の土鈴がそろいました。

         

         

         

        楽猫庵さんは愛知県常滑市でキッチン&カフェ楽猫を経営されながら

        素焼き彩色の土鈴や土人形などを制作されています。

        日本土鈴館では楽猫庵さんの作品を集めた展示コーナーもあります。

        どれも小さくて可愛らしい作品ばかりです。

         

         

        日本土鈴館

         

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          休館のお知らせ

          • 2020.02.27 Thursday
          • 11:53

          皆さまこんにちは

           

          新型コロナウィルスの感染拡大が深刻になってきました。

          郡上市でも少し前からマスクや消毒液の入手が全くできない状態が続いています。

          ご来館のお客様にご迷惑をおかけしないためにも

          当分の間館内のご見学をお断りすることとしました。

          暖かくなってコロナ騒ぎが一日も早く落ち着くことを祈っています。

           

          皆さまもどうぞ体調を整えてお過ごしくださいませ。

           

           

           

           

           

          館長はほぼ毎日在館して土鈴の整理などをして過ごしています。

          館長は元気ですから休館の張り紙があってもご心配なさいませんように。

           

          日本土鈴館

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            昭和レトロ・煙草

            • 2020.02.26 Wednesday
            • 10:01

            皆さまこんにちは

             

            房総土鈴・関口忠一さんの昭和レトロシリーズ

            今日は煙草土鈴をご紹介します。

             

             

            今では公共の場では禁煙が当たり前で愛煙家は肩身の狭い時代です。

            これからは分煙ではなくすべて禁煙が当たり前になってくると思われます。

            しかし昭和までははまさに愛煙家天国でした。

             

             

             

            「GOLDEN BAT」ゴールデン・バット聞いたことあります。

            旧い小説などにもゴールデンバットは出てきたりします。

            明治からのロングセラー銘柄だったのですが、

            戦争が始まるとGOLDEN BATは敵性語禁止になりその名前が変わります。

             

             

             

             

             

             

            「金鵄」です。戦争が始まり敵性語のゴールデンバットは金鵄と名前を変えます。

            蝙蝠も優しい姿の鵄(とび)に姿を変えました。

            ゴールデンバットの名前が復活したのは昭和24年だそうです。

             

             

             

             

             

            戦後本来のの名前を取り戻して売られるようなったGOLDEN BATです。

            土鈴館内を歩いていたらマッチコーナーにありました!

            本物の「GOLDEN BAT」ゴールデン・バットです。

            思ったより小さく縦が7センチ、横が5.5センチ。ウグイス色の紙包装です。

            煙草に縁がないので知りませんでしたが

            昨年までゴールデンバットは完売されていたそうです。

             

             

             




             

            「鵬翼」です。戦争中にだけ作られていた銘柄だそうです。

            デザインのテーマは爆撃機と積乱雲...暗い時代です。

            たばこの歴史を見ると戦争や世相に大きく影響を受けているようです。
             

             





             

            戦前はCHERRYと呼ばれ50本入りの丸缶もあったのに

            昭和15年の秋「櫻」と改名され10本の箱入のみになったようです。

            これも敵性語禁止の影響です。

            とてもきれいなパッケージですが戦争一色の悲しい時代の煙草です。





             

            「光」という煙草です。

            昭和11年の秋から発売され、テーマは「陽光と瑞雲」だそうです。

            この煙草には暗いイメージはありませんね。


             

             


             

             

            「翼」です。

            昭和12年から13年の短い期間に作られた煙草です。

            軍事色の強いデザインで三機編隊をモチーフにしてあります。




             

            「保万礼」ほまれです。

            このパッケージは明治から大正にかけてのデザインのようです。

            日露戦争の連隊旗を描いて民間用から軍隊専用の銘柄になったそうです。

            戦場に煙草は必需品であり、兵士には必ず煙草が支給されたようです。

            命がけの日々…つかの間の癒しだったのでしょうか。



            煙草を吸う人がどんどん少なくなってきています。

            外でも家でもお店でも、なかなかタバコが吸えない時代です。

            日本土鈴館の館長も若いころはヘビースモーカーでした。

            いつ頃だったか、何十年も前に禁煙を決意して実行しました。

            愛煙家の皆さん、健康のためにも禁煙か節煙を考えてみてください。

             

             

            今日は昭和レトロ・煙草土鈴をご紹介しました。

            日本土鈴館

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              戦前の土鈴・堀越神社授与鈴

              • 2020.02.19 Wednesday
              • 11:51

              皆さまこんにちは

               

               

              日本土鈴館の正面入り口の左側に日吉琴コレクションコーナーがあります。

              その展示品のほとんどが戦前の貴重な土鈴です。

               

              明治28年生まれの琴さんは大正2年に日吉平吉さんと結婚され

              転勤もあり、又日本各地を旅する機会にも恵まれていました。

              信仰心の篤い方で神社仏閣へ参詣されることも多く

              その折々に授与鈴を求められたそうです。

              また土鈴を愛して趣味家の作品もたくさん蒐集されました。

               

              平成7年にご縁があり、琴さんの遺された蒐集品およそ1500点を

              日本土鈴館にお譲りいただくことになりました。

              その多くが戦前の貴重な土鈴です。

               

               

               

              今日はその中から大阪茶臼山・堀越神社の授与鈴をご紹介します。

               





              林歌兜鈴です。作者は中井楽山さんです。

              堀越神社の御祭神崇峻天皇が山狩りの際奏でさせた雅楽「林歌」に因んだ土鈴です。

              この土鈴の形は鼠甲と呼ばれる林歌だけに使われる甲の形です。
              大変美しい彩色の土鈴です。








              箱書きに群牛鈴とあります。同じく中井楽山さんの作品です。

              丸鈴に赤茶・黒・白の牛がレリーフで描かれています。

              この鈴のことを調べようと堀越神社のホームページにアクセスしたところ

              日本土鈴館のリンクが貼られていてうれしく思いました。

              この土鈴の謂れについては残念ながら分かりませんでした。

               

               

               

               






              中井楽山さんの虎を献る鈴です。

              御祭神崇峻天皇は即位後2万の大軍を送って朝鮮半島の任那を攻略しました。

              戦いに参加した臣下が朝鮮半島に棲む虎を捕獲して

              天皇に献上したという逸話に因んだ土鈴です。

              臣下の引き締まった表情、捕まえられた大虎の頭、

              物語の一場面を切り取ったような土鈴です。

               

               

               





              中井楽山さんの手向鈴です。

              本殿の近くに熊野第一王子之宮があります。

              熊野詣の第一の出発地である天満の第一王子窪津皇子を堀越神社に合祀したものだそうです。

              熊野詣の出発の地から、五色の紙片を袋に詰めて山頂の御社に手向けお詣りしたようです。

              白い袋に描かれた青い模様は花うさぎだそうです。

               

               

               





              鞍鈴です。

              大坂夏の陣、茶臼山で戦死した真田幸村は名将として後世まで語り継がれます。

              駿馬に跨り茶臼山を駆け巡る真田幸村に因んだ土鈴です。

               

               

               



               

              中井楽山さんの餢飳鈴です。この大変難しい字は「ぶと」と読むそうです。

              餢飳とは神様にお供えをする神饌菓子のことだそうです。

              米粉で作り油で揚げた餢飳が三方に飾られています。

              詳しくは分かりませんが、南方での皇軍の働きに感謝し

              無疫病災害の御祈願のために作られたとの資料がありました。

               

               




               

              大小の玉寿々です。

              鈴を寿々と書くことで一層のご利益がありそうです。

              昔、茶臼山の山頂にあった茶臼山稲荷の跡から出土した宝珠の破片を再現して作られた土鈴です。

              「茶」「臼」とその間に三つ山のような模様が描かれています。

              玉鈴は魔を打ち払う打魔鈴と呼ばれるようです。
               

               

               



               

              中井楽山さんの六角堂鈴です。

              京都の六角堂でしょうか。

               

               

              大阪では堀越神社は一生に一度の願いをかなえてくれる神様と

              昔から言い伝えられているようです。

              戦火をくぐり抜け、燃えもせず、割れもせず、

              無傷のまま今に残っているこれらの土鈴にも

              魔を祓い災いをよける力が籠っているように感じられます。

               

              日本土鈴館

               

              ねずみの郷土玩具・3

              • 2020.02.10 Monday
              • 10:03

              皆さまこんにちは

              今冬は暖冬と思っていたら立春を過ぎてのまさかの寒波襲来で

              今朝の郡上市は時折雪がちらちら舞ってとても冷えこんでいます。

              雪は全く積もりませんがとても寒い今日この頃です。

               

               

               

              干支に因んで郷土玩具のねずみ達をご紹介しています。

              今日は土鈴になったねずみ達の三回目です。

               

               

               

               

              長野県・奈良井土鈴の小判持ちねずみです。

              作者の中西康二さんは脱サラをして東京から奈良井宿のご実家に移り

              手作りのお店「藤屋」を営まれました。

              大変器用な方だったとのことでその作品は愛らしく

              からくり玩具や土人形・土鈴などを制作されましたが残念なことに早世されました。

              十二支土鈴のうち、小判を抱えた小判抱きシリーズの子年土鈴です。

               

               

               

               

               

               

               

              福岡の津屋崎人形・原田半蔵さんの白ねずみ土鈴です。

              江戸時代(明和5年)初代半兵衛によって作られるようになった津屋崎人形です。

              200年以上の伝統を守り続けて大型の武者人形や節句人形のほか

              愛らしい土鈴もたくさん作られています。

              俵ねずみの仕草の可愛らしいこと!

               

               

               

               

               

               

               

              福岡・古型博多人形師中ノ子勝美さんの小槌乗りねずみ土鈴です。

              1600年頃博多の地に生まれた土人形は白水、正木、中ノ子の三家に伝えられたそうです。

              時代と共に洗練され優美になっていく土人形とは別に

              創始当時の趣を残し、4代目中ノ子勝美さんが古型博多人形師を名乗られました。

              中ノ子さんの土鈴は雅ではないのですが細部までとても美しいです。

               

               

               

               

               

               

               

               

              佐賀の能古見干支土鈴・小槌乗り子です。

              年賀切手のモデルに2度も選ばれた能古見土鈴は有名ですから特に説明も不要ですね。

               

               

               

               

               

               

               

              過去ブログ「広島の土鈴」2018・9・18でご紹介した宮島土鈴です。

              ごつごつした感じの独特の肌触りで、比較的低い音色がします。

               

               

               

               

               

               

               

              武蔵野・深大寺土鈴です。馬場信子さんらしい大胆な色合いです。

              南天と共に達磨も描かれ、反対側には大きく「招福」と朱書きされています。

              大きめの十二支揃いのひとつです。

               

               

               

               

               

               

               

                

               

              栃木の佐野土鈴・相沢土比古翁の開運福子土鈴です。

              背面に彫り込まれた

              「末永く宝もてくる福ねずみ」

              この一句がすべてですね。

              百歳を過ぎても生涯現役の言葉とおり制作に励まれた土比古翁に肖りたいです。

               

               

               

               

               

               

               

              岡山・セノオ民芸さんの津山土鈴です。

              ねずみ横綱の土俵入り、なかなか堂々としています。

              津山土鈴は、昭和の中頃に初代妹尾衆楽さんの創始により、

              2代貞山さん、3代康心さんへと受け継がれている郷土玩具です。

              お土産土鈴から社寺の授与鈴、趣味の土鈴など実に多くの種類があります。

               

               

               

               

               

               

               

               

               

              奈良・石津玉仙作の干支(子)土鈴です。

              福がたまるようにと巾着の形になった巾着土鈴が代表作のようですが

              これは袋の口を閉じたような形になっています。

              黒い綺麗な小槌にねずみが乗っています。

              硬質な感じの土鈴でよい音色が響きます。

               

               

               

               

               

               

               

              大崎文仙堂(大崎豊五郎さん)の子土鈴です。

              謡のねずみでしょうか。

              膠に配合の微妙な配合によって剥落の起きやすい文仙堂さんの作品ですが

              うれしいことにこの土鈴はとても綺麗な状態です。

               

               

               

              今日は日本各地の土鈴になったねずみ達をご紹介しました。

              日本土鈴館

               

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                ねずみの郷土玩具・2

                • 2020.01.31 Friday
                • 11:50

                皆さまこんにちは

                 

                今年の干支にちなんで郷土玩具になったねずみ達をご紹介しています。

                今日は名古屋土人形・野田末吉さんの作品をご紹介します。

                野田さんの作品はとても小さなものが多いため

                毎年恒例の干支飾りの展示に飾ることはなく

                常設の野田末吉コレクションに展示してあります。

                 

                 

                 

                 

                 

                  

                 

                何かをおねだりしているような仕草のネズミです。

                白ねずみは4僂曚鼻△佑困濘Г錬記僂曚匹療變襪任后

                ねずみ色の作品は十二支揃の一つです。

                大きな切込みがあるせいかとても良い音色が響きます。

                どちらも赤い耳がかわいらしいです。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                ちゃんちゃんこを着たネズミは高さ5僂曚匹任笋呂蟒銃鷸拌靴い琉譴弔任后

                この十二支揃いはさるやうさぎもお揃いのちゃんちゃんこを着ています。

                お顔つきが何となく鄙びた感じで、雪国のネズミでしょうか…

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                写真で見ると大きさが実感し難いのですが

                左の立ちねずみの高さは約2僉右のねずみは1.5僂曚匹任后

                左側の作品は振ってみると音色というよりかすかに何か感じる程度です。

                右側の作品は経年のため鈴玉がうまく回らないのかかすかな気配も感じられませんでした。

                こんな小さな作品ですが表情まで生き生きと描かれていて

                さすが!野田さんの土鈴だなあ〜と感心します。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                  

                 

                どちらも十二支揃いの子年土鈴です。

                宝船の高さは約6僉絵馬の高さは約4僂任后

                山積みされた米俵に2匹のねずみ、絵馬に納まったねずみは二股大根と共に描かれ

                それぞれが小さな土鈴の中でも物語を感じさせてくれます。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                  

                 

                土人形の題材に唐辛子ねずみがあり、唐辛子の上にねずみが乗っていることが多いです。

                野田さんの唐辛子ねずみは唐辛子を抱えていますね。

                左の小脇に唐辛子を抱えたねずみは高さが約10僂△蠅泙后

                右の両手で抱えている方は約6僂任后

                このネズミ、お顔がちょっとカピバラっぽいですが

                カピバラは和名が鬼天竺鼠(オニテンジクネズミ)だそうですから納得ですね。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                  

                 

                ねずみと米俵は切っても切れない関係ですね。

                多くの郷土玩具の題材になっています。

                左の俵乗りねずみは高さ約6僉右の俵からちょこんと身を乗り出したねずみは約9僂任后

                大切なお米を狙うねずみは本来は困りもののはずですが

                郷土玩具の世界では子孫繁栄や五穀豊穣を願う縁起の良い題材となっているようです。

                さらにねずみはまめによく働くというイメージもあるそうです。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                高さ9僂里佑困濛膵天です。

                大黒様の周りに可愛らしく寄り添うねずみではなく大黒様そのものになったねずみです。

                米俵に乗り、大きな宝の袋を担ぎ、小槌を振って福を招いています。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                最後は土鈴ではなく土人形の鏡餅ねずみです。

                お正月のお飾りにいたずらねずみが遊びに来たような作品です。

                子孫繁栄・五穀豊穣の福をもって来てくれたねずみ達です。

                 

                 

                 

                今日は名古屋土人形・野田末吉さんのねずみ達をご紹介しました。

                野田末吉さんの作品は正面入り口すぐに展示してあります。

                小さな作品が多いですからじっくりとご覧いただければと思います。

                 

                日本土鈴館

                 

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                  ねずみの郷土玩具・1

                  • 2020.01.24 Friday
                  • 10:02

                  皆さまこんにちは

                   

                  今年の干支「子」に因んで郷土玩具になったねずみ達をご紹介します。

                  今日は土鈴、なかでもたくさんのねずみの土鈴を制作された

                  起土人形(富田土鈴)中島一夫さんの作品をご紹介します。

                   

                   

                   

                     

                   

                  毎年館長が選んだ干支飾りが土鈴館入口右手に展示されます。

                  今年も子年の郷土玩具がたくさん飾ってありますが中央には中島さんの作品が飾られています。

                  特徴的な裃姿のねずみ土鈴は高さ約20僂曚匹療變襪任后

                  中島さんは大型土鈴の制作がお得意でしたのでこの土鈴が特別大きなわけではありませんが

                  どっしりと構えていて新年のご挨拶にふさわしい土鈴です。

                  俵ねずみは真珠のような白色な体に真っ赤な目と耳が映えて可愛らしいです。

                   

                   

                   

                   

                   

                    

                   

                  美しく着飾ったねずみの花嫁と三番叟です。

                  高さ約25センチほどの土鈴です。

                  中島さんが亡くなられてからは大型の土鈴は作ることができないとのことです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  宝珠の中央に干支のねずみが浮き出るように描かれています。

                  岐阜県・美江寺観音は養蚕農家の信仰の篤いところですから

                  お蚕の大敵・ねずみは本来は厄介者のはずです。

                  しかし、釜鈴、宝珠鈴などの十二支土鈴が中島さんによって多く作られ

                  トップバッターのねずみはいつも可愛らしく登場します。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  ねずみの高砂です。

                  十二支揃いの中の子年の作品です。

                  おじいちゃんねずみの高さが約24センチほどの土鈴です。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                    

                   

                  小槌乗り子土鈴です。十二支揃いのうちの子年の作品です。

                  ねずみの乗った小槌を裏返してみるととてもきれいな彩色がされています。

                  どの方向から眺めても美しく作られているのがわかります。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  ちょこんと座って前足をあげたうさぎのようなポーズのねずみ土鈴です。

                  高さ約7センチほどの小型の土鈴です。

                  中島さんの作られた土鈴は大型のものが目を引きますが

                  これくらいの小ぶりの作品もたくさんあります。

                  特にこの白ねずみや白うさぎなどの体の白色がパールがかっていて

                  この白色が起土人形の特徴の一つになっています。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  最後はねずみ大黒人形です。

                  土鈴ではなく土人形で、高さが約28センチあります。

                  大黒天にねずみはつきものですね。

                  福々しい大黒天は小槌をもって福を招きます。

                  足元の俵ねずみがかわいらしい仕草で大黒様を見上げています。

                  美しくて縁起の良い素晴らしい土人形です。

                   

                   

                   

                  今日は干支飾りを中心に起土人形(富田土鈴)のねずみ達をご紹介しました。

                  日本土鈴館 

                   

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