古賀人形

  • 2017.05.16 Tuesday
  • 09:37

皆さま、こんにちは

今日は古賀人形のご紹介です。
古賀人形は長崎県の旧古賀村(現在長崎市)に伝わる郷土玩具です。
江戸文禄年間に作られ始めたと言われ、

京都の伏見人形、仙台の堤人形と並ぶ日本三大土人形です。

鎖国政策の中唯一の開港地であった長崎に相応しく

その作風にも異国の雰囲気が感じられます。






阿茶さんです。阿茶さんとは中国人(唐人)のことです。

鎖国時代、故郷を離れ唐人屋敷に住む阿茶さんが、

シャモを飼いながら望郷の想いを紛らしていた姿を人形にしたものです。

古賀人形の代表作です。

 

 

 

 

鶏を抱いた唐児です。

昔長崎には春と秋に支那貿易船が入港し、

中国の人々は唐人屋敷に住まわされていました。

唐子のお顔が優しいですね。

 

 


古賀人形は400年以上の歴史を持ちます。

明治末まで代々一族三家で世襲されてきましたが、

時代の移り変わりと共にだんだん作り手がいなくなりました。

現在は長崎県の伝統的工芸品に指定されています。

 

 

もう少し代表的な古賀人形を見てみましょう。





大名馬です。

大名馬は大名行列の乗り換え馬を表したもので、

力強い黒馬が見事に表現されています。

農家はこの馬を厩に飾り、仔馬の出世を願ったそうです。







古賀人形の代表作西洋婦人です。

娘の手を引きバラを持つ女性はオランダ屋敷のカピタンプロムホフ婦人(当時31歳)で

少女は2歳のヨハンネスちゃんとされています。

厳しい鎖国政策下の日本にあって、唯一開港されている長崎とはいえ、

外国人女性の滞在は許されず、母娘は泣く泣く帰国したとの逸話があるそうです。






こちらは文禄年間からの型と言われる古い人形の猿乗り馬です。

昔、唐にたいそう馬好きの伯楽と言う人がいました。

ある時1匹の猿が野生の馬に跨り遊んでいるのを見てどうしてもその馬が欲しくなりました。

伯楽は何とか野馬を手に入れようと企みます。

美しい木馬を作り猿に馬を取り変えようと持ちかけました。

まんまと木馬と野馬を交換した伯楽が馬に乗って立ち去った後

騙されたと知った猿は悲しんで泣いたという逸話から作られた郷土玩具です。

美しい馬も木馬では動きません。

猿がなぜ悲しげな表情をしているのか、逸話を知ればわかりますね。

 

 




オランダさんです。

長崎出島にあるオランダ館のキャピタンが猟に出掛ける様子を人形にしたもので、
左手に猟銃を持っています。


古賀人形の魅力を少しでもお伝えできたでしょうか。
今、こちらでご紹介した古賀人形の中から「おもちゃばこ」に出品する準備をしています。 

展示品の整理をしてお譲り出来るものが4点見つかりました。

どうぞご期待くださいませ。

 

 

   日本土鈴館

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