郷土玩具と猫たち

  • 2017.06.20 Tuesday
  • 10:09

皆さま、こんにちは

 

梅雨とは思えないさわやかな日がしばらく続きましたが

明日あたりからはいよいよ梅雨らしい天気になるようです。

今月25日、26日の土鈴友の会には足元の悪くないように

今日のようなお天気に恵まれますように!と祈っています。
 

 


さて、先日犬派の皆さまに向けて郷土玩具と犬たちを書きました。
今日は猫派の皆さまの為に郷土玩具と猫たちを書きます。

空前の猫ブームといわれ、ネコノミクスなる新語も生まれた昨今ですが、

猫も犬と同様昔から私たちの暮らしに深く関わってきた生き物です。
 

 





名古屋土人形・野田末吉さんの招き猫土鈴です。

野田さんの作品には珍しく高さが30センチ近い大型の土鈴です。

音色には温かみがありコロンコロンと心地良く響きます。

 



 


野田さんは小さな猫もたくさん作られました。

5センチにも満たない小さな猫土鈴も確かな彩色の技術で生き生きと表現されています。

3センチ四方の座布団の上で気持ちよさそうに寝ている猫は2センチほどの大きさですが

振ればかすかに鈴の音がチリチリとします。

小さな作品にもかかわらず正確に丁寧に絵付けができるのは

さすがに野田さんならではの技術の高さだと思います。

 

 



 

とても美しい招き猫ですね。

仙台の代表的郷土玩具・堤土人形の招き猫土鈴です。

作者は芳賀強さんです。猫の小花模様が美しいです。

伏見人形(京都)、古賀人形(長崎)と並び

堤土人形は日本三大土人形のひとつです。

高さ21センチの大振りの土鈴で、とても丁寧で品の良い絵付がされています。

 

 

 


  

左は堺土人形(湊焼)・ 初辰猫です。

住吉大社の初辰参り(はったつさん)で授かる招福猫です。

奇数月は左手、偶数月は右手を挙げた猫を毎月集め

48体揃ったら満願成就の証として奉納し、

一回り大きな招福猫と取り替えてもらうそうです。

四十八辰(しじゅうはったつ)始終発達する、

すなわち毎月最初の辰の日に参詣できるのは

発達、発展し続けているからとの意味があるそうです。

 

右は初辰猫土鈴で、初辰猫と同じ作者の土鈴です。

見た目は全く同じですが、土鈴ですから振ればコロコロ可愛らしい音色を奏でます。

愛鈴家はオリジナルの郷土玩具を鈴で再現して収集することが多く、

郷土玩具の土鈴バージョンを辿ってみるのもまた趣きがあります。

 

 





群馬豊岡の招き猫です。張子の招き猫でダルマ市で売られます。

派手なまつ毛やヒゲが目立ちます。

解説書などによれば、左手で招けば水商売にご利益、

右手上げは商家用の商売繁盛の縁起物と説明がありました。

左手は人、右手はお金を招くと思っていましたし、

そのように説明されていることが多いようです。

 

 

 


 



三河旭土人形・高山八郎さんの猫の饅頭喰いです。

土鈴ではありません。

饅頭喰いは土人形の定番ともいう感じの題材で、

たくさんの作家さんが意匠を凝らして作っています。

高山さんはお得意の猫でも饅頭喰いを作られました。

文句なしの可愛さです。

 

 

 

 




左甚五郎の作品とされる国宝眠り猫は日光東照宮の有名な彫刻ですね。

彫刻とは猫の向きが逆になっていますが

牡丹に囲まれてうたた寝しをしている猫土鈴です。
栃木・堀米人形の山口壬三さんの作品です。

 

 

 


猫は十二支に入っていないためか、犬に比べたら作品の種類は少ないようです。

最も多く作られる招き猫は土人形や張り子、土鈴などの郷土玩具となって

私たちにたくさんの幸せを招いてくれます。

 


猫派、犬派を問わず、郷土玩具って良いものですね。


  日本土鈴館


 

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