伝統こけし・遠刈田系

  • 2017.08.07 Monday
  • 11:15

皆さま、こんにちは

何日も迷走していた台風5号が日本を縦断しようとしています。

すでに深刻な被害も出ていて

これからも心配な状況が続きます。

どうぞ皆さま、充分ご注意くださいませ。

今日は土鈴館も戸締り等の確認が済み次第休館とさせていただきます。


 

 

さて、遠刈田系の伝統こけしのご紹介です。

 

宮城県遠刈田温泉を中心に作られています。

胴は円柱形で首のところで細くなります。

頭は胴に対して大きめで、頭頂に放射状の模様が描かれます。

胴模様にはかさね菊が描かれることが多く、

他には木目、桜くずし、梅などがあるそうです。

差し込み式の構造になっています。

 





大森久一工人 作(1尺)

昭和7年生まれの工人の作品です。

円柱形の胴、大きめの頭、頭頂部の模様、かさね菊…

遠刈田系の特徴がよくわかります。

大森工人は昭和40年頃から伝統こけしを本格的に作り、

佐藤吉弥・哲郎親子の作風をしっかり伝承されたとの解説をよみました。

素人目にも、こけしらしいこけしだなあと思います。





佐藤勝洋工人 作(8寸)

昭和19年生まれの工人さんです。

師匠であり父である佐藤護工人の型を写したとの解説を読みましたが

似てるようでちょっと違うような…

大きく弧を描く眉と目、すごく離れていて愛嬌があり、優しい表情に見えます。





小笠原義雄工人 作(1尺)

昭和11年生れの工人さん44歳の作品です。

墨の濃淡だけで彩色され、ただ一点、唇が朱色で描かれていて引き立ちます。

赤や緑、黒で華やかに彩色されたこけしもいいですが

このようにまるで墨絵のように描かれたこけしも味わいがあります。

 

 

 

 

 

 

与名本豊工人 作(6寸)

昭和9年生まれの工人さんです。

佐藤吉之助工人のお弟子さんの一人です。

胴より大きめに頭、頭頂部の赤い放射状の模様、

円柱形の胴とかさね菊の胴模様。

素人の私にもわかりやすいです。

 

 

 

 




佐藤照雄工人 作(4寸5分)
大正8年生まれの工人さんです。師匠は佐藤静助工人です。

緑の葉が褪色していますが、

裾に描かれた一輪の梅やお顔、襟元などは鮮やかに残っています。

 

 

 

 

 




佐藤三蔵工人 作(4寸5分)
大正14年生まれの工人さんで、先の照雄工人の弟さんです。

三蔵工人は父豊治工人を師匠として修行しました。

豊治型と言われる師匠の型の復元に力を注ぎました。

兄弟の同寸、ともに古型のこけしの見比べも興味深いものです。

 

 

 

 

 

 

今日は遠刈田系の伝統こけしをご紹介しました。

 

 

華やかな感じがするこけしが多かったように思います。

 

  日本土鈴館

 

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