伝統こけし・木地山系

  • 2017.08.29 Tuesday
  • 10:00

皆さまこんにちは

 

8月も終わりに近づき、朝夕には虫の音が響いて

裏山の山栗が青いイガをたくさん落としています。

秋はすぐそこに来ていますね。

 

 


今日は伝統こけしの木地山系をご紹介します。

秋田県稲川町を中心とした地域で作られます。

頭と胴は一本の木で作られる作り付け式の構造になっています。

胴模様に着物模様が描かれるのが特徴で、代表的な模様は前だれです。

頭は前髪と赤いてがら(髷かけ)と呼ばれる紐を描きます。





小椋久太郎工人 作(1尺)
明治39年生まれの工人さんです。
一族に木地師が多く、久太郎工人も父久四郎工人に学びながら早くから木地を挽きました。

14、5歳の頃には既に木地師のように当たり前に木地挽きをしていたそうです。

50代で早逝した父に代わり、一家を支えて精力的にこけしを作りました。

その技を子や孫に伝えながら平成10年に亡くなられました。享年93歳。
堂々とした太さ、前だれに団子のようなおおらかな梅を描いた久太郎こけしは

昭和のこけしブームから今に至るまで高い人気に支えられています。

 

 

 

 



1尺5寸の小椋久太郎工人の作品です。

日本土鈴館のこけしコーナーには大小様々なこけしが500本以上並んでいます。

その中でもひときわ目を引く大きな立派なこけしです。

何十年も経っているので、木地にツヤが出て光沢があります。








小野寺正徳工人 作(4寸5分)
昭和23年生まれの工人さんです。

前だれに井桁模様を赤と緑で描き、着物の柄には梅の花が散らしてあります。

胴に比べて頭が大きいですね。

顎の細いお顔は昭和の作品と思われます。

しかめっ面のこけしも可愛いです。






鈴木幸太郎工人の作品です。

春から秋は山や田畑でお仕事をして雪深い冬はずっとこけしを作る…

そんな私の勝手なイメージを一蹴する工人さんでした。

大正生まれの鈴木さんはスキーの名手でノルディック競技のオリンピック候補選手だったとか。

冬は競技やスキーのコーチで忙しくこけし作りの時間はほとんどなかったと聞きました。






同じく鈴木工人の作品です( 9寸)
 

 

 





高橋雄司工人 作(1尺)
昭和9年生まれの工人さんです。

父であり師匠の高橋兵治郎工人に学んで小学生の頃から木地を挽き、

中学生の頃にはプロの腕前だったそうです。

父の兵治郎型を受け継いで製作されています。

写真のこけしは緑が褪色していますが、赤と赤の間に緑が入っています。

帯も赤の上に緑が入ります。

独特の着物姿のこのこけしは地名から川連こけしと呼ばれます。

 

 

 





大沼又五郎工人 作(6寸)
大仙市南外地域で作られる又五郎こけしと呼ばれる作品です。

初代又五郎が300年ほど前に作り、代々又五郎を名乗って作られます。

こけしには珍しい杉の木で作り、杉の木目を生かすため墨で最小限の絵付けをします。

一般的な轆轤挽きではなく手彫りで作られのも大きな特徴です。

 

 

 

今日は木地山系のご紹介でした。

こけしに詳しくなくても木地山系の作品はわかりやすいような気がしました。

 

  日本土鈴館

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