土鈴になった日本むかし話

  • 2017.08.10 Thursday
  • 11:31

皆さまこんにちは

京都は古くから沢山の土鈴が作られた土地柄です。

神社仏閣も多く、授与鈴もたくさんありますし、

日本を代表する伏見人形を生み出した地ですから、

意匠を凝らした美しい土鈴も様々あります。


そんな中でもちょっと面白いのが洛趣舎・なかにし制作の日本むかし話シリーズです。

何年か前のブログでも取り上げましたが

今回はインスタグラムでご紹介した記事をまとめてみました。

「むかしむかし〜」で始まるお伽話の一場面を土鈴にして再現してあります。
童心に帰ってむかし話を懐かしく思い出してください。




むかし話シリーズ最初は瘤とり爺さんです。

雨宿りをしていて偶然鬼の酒盛りを見て、ついつい浮かれて踊りだした踊り上手の瘤爺さん。

鬼にまた来いよ!と瘤を質草に取られ大喜びです。

それを羨ましく思ったもう1人の瘤爺さん。

恐る恐る鬼の酒盛りに行って踊りましたが踊り下手です。

もう来るな!と瘤を返され両頬に瘤を持つハメに。

でも、この瘤爺さん、すごく気の毒に思えます。






さるかに合戦です。

お話の筋書は因果応報、自分で蒔いた種ということです。

このむかし話で、私が知らなかった事がありました。

渋柿を投げつけられたカニは子供を産んでから死んでしまい、

その子ガニが母の敵討ちをしたとは知りませんでした。

子ガニを手伝ったのが、栗どん、蜂どん、臼どんは知っていましたが、

なんと牛糞どんも仲間で慌てた猿を滑って転ばせる役割だったとか。

そこに臼どんが屋根から飛び降り猿は圧死してしまったというお話でした。

猿はごめんなさいと謝って許されたと思っていました。

まさに因果応報ですね。
 

 









舌切り雀です。どんなお話かは言うまでもなくよく知られたお話です。

むかし話には優しいお爺さんと強欲なお婆さんと言う設定が多い気がします。

逆でもいいのに、とも思いますが、雀のおチョンが愛らしい女の子なので、

お婆さんにはヤキモチ焼きの悪役が回ってきたのかと納得します。

つづらの大小も、強欲と言えばそれまでですが、

何か貰えるなら良いものが欲しいと言う誰にでもある欲望のひとつかな、とも思います。

お爺さんは重いつづらを運ぶのが面倒だったけど、

お婆さんは頑張って担いでお爺さんの待つ家に帰ろうとしたのかも…

と妙にお婆さん贔屓なのは、私も大きなつづらを選びそうだからです。


 

 




童謡にもなっている一寸法師です。

御伽草子の話が元になって伝えられた有名なむかし話ですね。

しかしこんな怖いお話も……

一寸は約3センチ、老父母はちっとも大きくならない息子を気味悪がったので

一寸法師は家出をし、京の宰相の屋敷に入り込み、その娘に一目惚れしました。

しかし相手にされないので悪巧みをします。

寝ている娘の口元にお供えの米を散らかし、空袋を手にわんわん泣き真似をして、

大事な蓄えの米を娘に盗られたと騒ぎました。

宰相殿は娘を罰しようとし、一寸法師は娘と一緒にお屋敷を出ました。

2人で彷徨って流れ着いた気味の悪い島は鬼だらけ。

一寸法師は鬼の目に入り込んで針の刀でチクチク刺して鬼を退治し、

鬼の忘れた打ち出の小槌で大きな身体になりました。

「えっ、一寸法師、悪い奴じゃん??」って思いました。
 

 

 





かちかち山です。

かちかち山のモデルは山梨県の天上山、

ウサギが木舟、タヌキが泥舟を漕いで、

タヌキが沈んでいった場所が河口湖だと言われているそうです。

カチカチ山ロープウェイなる観光施設もあるそうです。

むかし話はサラッと話してしまうとただのお話ですが、実は残酷なお話が多いようです。

カチカチ山も、お爺さんは捕らえたタヌキをタヌキ汁にするようお婆さんに言いつけ、

タヌキはお婆さんを騙してババア汁(失礼?)をお爺さんに食べさせます。

ウサギも敵討ちとはいえ、大火傷を負わせ、傷口に辛子を塗りつけ、

最後は泥舟に乗せて溺死させてしまいます。

幼な子に話すには残酷なお話かもしれませんね。
 

 

 





狐の嫁入りです。

ネズミの嫁入りは知っていましたが、狐の嫁入り知りませんでした。

昔、日照りに苦しむ村人は龍神に生け贄を差し出して雨乞をしようと決めましたが、

誰も自分の娘は出したくありません。

そこで狐の村の村長を騙し、

働き者の竹蔵に娘に化けた狐を嫁入りさせようと持ちかけました。

狐村長の娘お紺は綺麗な娘の姿で嫁いできました。

竹蔵は綺麗なお紺が愛おしくなり、これは生け贄の罠だと告白しましたが、

お紺は薄々知っていたが前から竹蔵が好きだったから承知で来たと告げます。

雨乞の祝詞が済むと龍神が現れお紺を大池の中へ連れ去ってしまいました。

陽が差しているのに辺りには大粒の雨が降り竹蔵は悲しく生涯を送ったそうです。

お紺はもちろん竹蔵も可哀想です。

 

昔話とか童話とかには恐ろしい要素も入っていて

因果応報の教えが込められている場合が多いようです。

 

 

 

迷惑台風5号は各地に被害を及ぼして北上しました。

その影響もあるのでしょうか、

各地でスーパー猛暑と呼ばれる37度超えの厳しい暑さになっています。

 

水分補給と適度な冷房、十分な睡眠とお食事を心がけて

楽しい連休をお過ごしくださいませ。

 

  日本土鈴館

 

 

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