舟の郷土玩具

  • 2017.10.11 Wednesday
  • 09:29

皆さまこんにちは


日本は島国、ぐるりと海に囲まれています。

土鈴館のある岐阜県のように海に接していない県の方がずっと少ないです。

その岐阜県にも夏は清流長良川に鵜舟が浮かびます。

日々の暮らしに欠かせない舟は郷土玩具にもなっています。

今日は郷土玩具になった舟を見てみましょう。





松江の蒸気船です。

松江の木工玩具は昔高い評価を得ていましたが、大正末期に一度廃絶しました。

しかし地元の民芸店主の努力により蒸気船とお宮が復活しました。

明治の中頃宍道湖に浮かぶ文明の乗物を

驚きと興奮のうちに見つめた感じがよく表された作品と解説がありました。
 

 

 





和歌山の鯨舟です。

昔、勝浦、太地浦は捕鯨の根拠地として栄えました。

漁師が自身の自慢の舟を木彫りなどで作り、

台座や車を付けて子供におもちゃとして与えたそうです。

漁師ならではの舟のポイントを押さえた作りになっていたそうです。

この風習から戦後鯨舟が観光みやげとして作られました。





そして郷土玩具の土鈴にもなっています。

少し丸みを帯びて彩色がとても美しいですね。

 






こちらは土佐の鯨舟です。

かつて土佐は紀州と並ぶ捕鯨の基地であり、

江戸の初めから室戸岬の郷士は海防を兼ねて内職として鯨を獲ったそうです。

漁の合間に自分の舟を木切れで作り帰りを待つ子供へのお土産にしました。

漁に出た父の思いは何処でも同じですね。

 

 











広島の田面船(たのもぶね)です。

こちらは漁の舟ではなく屋形船です。

八朔の日に行われる田面の節句(豊作祈願の行事)に由来するそうです。

こちらの田面船にも綺麗な絵が描かれています。

材料の経木はひしゃくやセイロを作る厚手のもので、大小様々な船が作られます。

男の子の初めてのお誕生日のお祝いに贈ったり、

船にシンコ細工の田面さまを乗せて幼児に引かせ、産土神詣でをしたそうです。







長崎のペーロン船です。

毎年4月、長崎全市を挙げて催される港まつりの最終日、ペーロン競漕が行われます。

そのペーロン船を模した郷土玩具です。

長崎開港と共に渡来した中国人により伝えられた木造舟で、

もともと中国福州地方の競舟だそうです。

お祭りは舟の中央に御幣や長刀、太鼓などを飾り付け、

総勢36人の若者によって競われるそうです。






茨城の宝舟です。

こちらは村松山虚空蔵堂の縁起物としての授与品です。

古代の独木舟(まるきぶね)に舟べりよりはるかに長い桁を4本渡した簡単な作りで

大漁と海の安全を祈ったものです。

昔は子供の十三詣りの参詣の時に買われたと説明があります。
 

 

 





野田末吉さんのうさぎの宝船土鈴です。

米俵やお宝と共に鶴亀が乗った宝船はとても縁起がいいです。

宝船にはよく七福神が乗っていますが

うさぎの宝船も可愛らしいですね。

いっぱい福を運んでくれるような気がします。

 

 

今日は郷土玩具や土鈴になった舟を見てみました。

 

  日本土鈴館

 

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