郷土玩具と狸・狐

  • 2017.10.23 Monday
  • 12:38

皆さまこんにちは


昔話にもよく登場する動物に狐や狸がいますね。

人や物に化けて悪さをするイメージです。

今日は郷土玩具になった狸や狐を見てみましょう。






高知・張り子の権九郎狸です。

権九郎狸はこの地方の民話に出てくる狸です。

頭はいいがいたずら好きで、寝ている御殿女中の目元に赤い紙を貼って、

「火事だ!」と叫び慌てふためく様子を楽しんだりしたそうです。

9センチ程の起き上がりです。

 

 




京都・小田益三さんの土鈴です。

たぬきの土鈴は日本各地にたくさんありますが、これはなんとも優雅なたぬきです。

プックリしたお腹には美しい季節の草花が描かれ、

控えめに持った徳利やお通帳さえもお洒落に見えます。

京都の狸は雅です。

 




   

狸は昔話にもよく登場します。

カチカチ山は京都・洛趣舎さんの土鈴です。

分福茶釜は栃木・相沢土比古さんの土鈴です。

カチカチ山の悪狸は泥の舟に乗って湖に沈んでしまいます。

この湖が河口湖で近くにはカチカチ山ロープウェイもあるそうです。

分福茶釜の狸は健気なたぬきですね。








狸と言えばこのイメージでしょうか。

岡山・セノオ民芸社の土鈴です。

立つにしても寝るにしても、大きなモノが邪魔そうですね。

 





 

そして狸と言えばやっぱり信楽ですね。

万兵さんの夫婦狸土鈴です。

 

 


次は狐を見てみましょう。

 



 

 

狐と言えばお稲荷さんですね。

日本中にはたくさんの稲荷神社があり

伏見稲荷大社やそのほかの神社でも狐土鈴が授与されます。

小さな鈴もまとめて飾ると迫力があります。

 

 

 



 

 

日本三大稲荷のひとつ、豊川稲荷の狐面です。

額に金色で描かれた宝珠が特徴です。

稲荷信仰は古来インドから伝わりました。

稲生(いなり)が転じたもので

農耕の神様が開運や商売繁盛の神様としても篤く信仰されるようになりました。

 

 

 


 

 

埼玉の泉孝次さんの狐面土鈴です。

郷土玩具コレクターの泉さんは趣味で日本の郷土玩具を小さな土鈴に作られました。

泉さんの作る郷土玩具の土鈴はどれも4〜5センチと小さいのに

オリジナルの郷土玩具を忠実に再現しています。

お雛様、張子、こけし、だるま、雉車…たくさんの土鈴があります。

 

 




 

 

柳屋さんの鳥取張子・因幡五狐です。

左奥から、恩志の狐・おとん女郎・しょろしょろ狐・経蔵坊・

手前が尾無し狐です。

因幡地方に伝わる民謡が題材になっています。

 

 

恩志の狐は恩志地方にいたという古狐で

灯りを灯して里人に悪さを働いていたそうです。

 

 

それに反しておとん女郎は健気です。

峠でひと休みする油屋の油を盗んで子育てをしますが

子育てが終わるとご恩返しにと女郎になってお金を作り

油屋に商売の元手として返しました。

 

 

しょろしょろ狐は山のふもとのショロショロと流れる水辺で

美しい女の人に化けて人をだましたそうです。

 

 

経蔵坊という名の男は

鳥取と江戸を三日で往復する御用を殿様から仰せつかっていましたが

途中狐を捕る罠に掛かって死んでしまいました。

殿様はたいそう経蔵坊を憐れんで供養しました。

 

 

尾無し狐は古狐で年増の女性に化けて

人をたぶらかす悪賢い狐です。

 

 

 

 

 

 

 


江州土鈴・中野和彦さんの狐土鈴です。

美しい着物姿の狐も白狐も宝珠を手にしています。

宝珠は霊力を象徴しているそうです。

稲荷神の御使いである狐は宝珠を銜えたり持っていることが多いそうです。

 

 

 

人をだますという印象の狸や狐ですが

悪さばかりをするわけでもなさそうです。

特に白い狐はお稲荷様の御使いとして幸運を運んでくれそうです。

 

 

日本土鈴館

 

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