達磨(2)

  • 2017.11.06 Monday
  • 11:51

皆さまこんにちは


今日は達磨(2)として先回に続き達磨の郷土玩具をご紹介します。






大分・竹田の女だるまです。

福女とも呼ばれる張子の起き上がりです。

昔、元日の夜明けとともに家に投げ込まれ、受け取った家はご祝儀を出しました。

この達磨の謂れとされる話があります。

江戸時代ある下級武士の家では貧しさから喧嘩が絶えず、

ある雪の夜、とうとう家を出された嫁が3日間雪の中で復縁を乞い、

許されてからは姑にも尽くし家庭も明るくなって、

その後次第に家が豊かになり幸せに暮らしました。

奥さん、お嫁さんの笑顔が家の安泰を守るそうです。smile!

 

 

 





こちらは愛媛・松山の姫だるまです。

道後温泉にまつわる応神天皇誕生の故事にちなみ作られた張子の起き上がりです。

応神天皇の産衣姿を表した達磨との事です。

お顔は練り物がはめ込まれ、おかっぱの垂髪をつけ、

胴彩は赤、胸に干珠・満珠を象徴する宝珠、細書きの金泥模様を描いた雅な達磨です。

 

 

 





石川・八幡起き上りです。

200年以上の歴史を持つ起き上りで、加賀八幡の祭神である応神天皇の産着姿を表しています。

胴に松竹梅を描いたおめでたいもので、古くから嫁入り道具のひとつとされ、

また災難厄病のお見舞いに使われてきたそうです。

昭和30年の年賀切手のモデルになりました。

 

 







松山の起き上がり・金天だるまです。

明治初期から作られ、一文字達磨とも呼ばれる起き上がりです。

平らな頭部に丸く金紙を貼り、顔は小さめに簡単に描かれています。

大正の終わり頃まで、門付けがこの達磨を家々に投げ入れ、

「お福が舞い込んだ〜」と呼び掛けご祝儀をもらっていたとのことです。

 

 

 






高知の女だるまです。

土佐起き上がりとも呼ばれます。

江戸末期、関東の達磨を真似て作られ、

その後地元の人形師らの手により改良され明治期に完成したそうです。

面長な顔だちは明治の典型的な美人のもので、

胴彩は鹿の子を配して女らしさを強調しています。

 








鳥取・倉吉張子の姫だるまです。

図録を見ていて松山の起き上がりによく似ていて、勘違いしそうでした。

金天だるまとよく似ていますね。

どちらも赤い女だるまで頭が平たいのですが、こちらの頭は黒色です。

松山は金色(天金だるま)ですね。難しいです。

 

 






滋賀の近江だるまです。

大正末の創作と言われる起き上りで、農家の副業として作られました。

だるまと言っても扁平な形や丸いもの、細長いものなど様々で顔も千差万別。

泥絵具のままなので色移りしやすいです。

残念ながら廃絶となりましたが保存会がその魅力を伝えています。

2つ並んだ小さいものは土鈴で再現したものです。

 

 

 

 





愛知のおころりんです。

江戸末期ころ作られた女だるまで、おころりんは方言で起き上りの意味です。

古くから養蚕が盛んな地域だったことから

蚕が良く上蔟(巣に入ってまゆを作ること)するようにとの願いを

起き上りに結びつけたと言われています。

赤の胴に金で笹リンドウを描きます。

豊川稲荷の境内などで売られてました。
 

 


達磨さんの郷土玩具、たくさんありますね。

なかなかご紹介しきれません。

続きは達磨(3)でご紹介します。


日本土鈴館

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