神奈川の土鈴

  • 2017.11.21 Tuesday
  • 11:34

皆さまこんにちは

今朝は寒かったです。近くの山にも雪がうっすら見えます。

山の方から下ってくる車に雪が積もっていることが多くなりました。

土鈴館の館内もいよいよ寒くなってきました。

ご来館の際はどうぞたくさん着込んでお越しくださいませ。



 

 


さて、今日は神奈川の土鈴をご紹介します。

有名な作家さんは渡辺石芳さんと相澤伊寛さんです。
 

 

 


先ずは渡辺石芳さんの土鈴です。

石芳さんは自由な方でいろいろな地域で制作活動をされましたが、

一番長く工房を置かれたので土鈴館では神奈川県の土鈴として展示しています。

 



 

長浜人形師の修業をされた石芳さんの30センチを越す大型の土鈴です。
テーマは長浜人形の代表的な作品「清姫」ですね。

長浜人形は島根県に伝わる400年の歴史を持つ土人形で、

石芳さんはここで長浜人形を学びました。

大きいので抱えるようにして振ると心地よい音色がします。

 

 

 





花札土鈴です。1月から12月まであります。

上からの写真だと厚みが分からないから本物の花札のように見えますが、

花札に2センチほどの厚みをつけた土鈴です。

のっぺりした彩色でなく、レリーフの凹凸に本物そっくりの彩色が施してあります。

 

 

 

 




花札があれば麻雀牌もあります。マージャンパイ土鈴です。

紐が付いていなければ本物のマージャン牌と間違えるほど、

大きさも絵柄もそっくりに出来ています。

遊び心のあふれる発想ですね。

 







石芳さんは大変器用な方で、細字土鈴も大変お得意です。

百人一首の細字土鈴です。

シジミ貝の大きさに焼成した貝土鈴に絵札と和歌を表裏に書いてあります。

ひとつの大きさは一円玉位です。

和歌の詠み人も綺麗に描かれ裏返すと和歌が綺麗な筆跡で書かれています。

石芳さんの代表的な土鈴のひとつです。
 

 

 

 




石芳さんの土鈴いろいろです。

多くの土鈴作家さんの場合、その作風はだいたいひとつに収まっているような気がしますが、

石芳さんはこんな土鈴もあるの?と驚かされます。

細字もあれば郷土玩具を忠実に再現した大きい土鈴もあり、

身近な野菜や招き猫などの土鈴があるかと思えば、

生き人形と名付けられた裸婦土鈴があったり…石芳さんの不思議な世界です。

 

 

 

 

 

 

続いての土鈴紹介は相模土鈴・相澤伊寛さんです。

伊寛さんの御父上は相澤土比古翁です。

 





鎌倉・江ノ島間を運行する江ノ電を土鈴にしました。

もちろん切符も土鈴です。相模土鈴の相沢伊寛さんの作品です。

江ノ電は鉄道ファンではない私も名前くらいは知っています。

湘南の穏やかな明るい海を眺めながらのんびり乗ってみたいです。

 

 

 

 




小田急のロマンスカー土鈴です。

2両編成の電車に線路も付いています。

さすがに線路は土鈴仕立ではなく音がするのはロマンスカーだけです。

江ノ電が好評だったので次作に作られたそうです。

鉄道ファンのハートを掴めたでしょうか。
お宝サロンでもご紹介して、石坂さんが興味深く見ていらっしゃいました。

 

 

 



 

一富士二鷹三茄子の土鈴です。

初夢に見ると縁起がよいとされています。

名峰富士山はわかります(富士は無事に通じる)、

鷹は賢く強く高く飛ぶ鳥(鷹は貴に通じる)、

茄子は実がよく成る野菜(茄子は成すに通じる)…そして

末広がりの四扇、五煙草、六座頭と続くそうです。

煙草は煙が上に上にと昇るから、

六座頭は剃髪した座頭は毛がない(怪我ない)からとのことです。

ご存知でしたか?昔の人は駄洒落が好きですね。
 

 

 

 





相模土鈴の花鈴いろいろです。

花鈴は多くの土鈴作家さんがよくお作りです。

たいていが丸型で季節の花が可愛く、あるいは美しく描いてあります。







相模土鈴いろいろです。

同じ作者の作品でも多種多様ですね。

右上の大船観音土鈴は鎌倉の大船観音寺の白衣観音を土鈴で表現したものです。

山の中腹にいらっしゃる25メートルもある真っ白な胸像の観音様です。

参拝や観光の記念にいいですね。

また、土鈴定番の雛土鈴や大黒天、

あるいは個性的な龍頭の土鈴などさまざまあります。

 




神奈川で最後にご紹介するのは足柄人形の土鈴です。



天狗、金太郎、門入道の土鈴です。

天狗や金太郎は足柄山らしい土鈴です。

左下の門入道(カドニュウドウ)は丹沢湖周辺に伝わる郷土玩具を土鈴にしたものです。

魔除け人形で新しい年の門出を山の神様に守ってもらうため

玄関の左右に一対で飾る元々は木製の人形です。

家の内と外の境界に供えられる守護神で、禍いが家に入らないよう守ってくれます。

 

 

 

神奈川の土鈴は如何でしたか。

作者の個性、土地の歴史や風土、様々な要素が混ざって土鈴は作られています。

 

日本土鈴館

 

 

 

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