福岡の土鈴・2

  • 2018.11.21 Wednesday
  • 12:15

皆さまこんにちは

例年に比べて割と暖かい日が続いていましたが今朝はぐんと冷え込みました。

一雨ごとに気温が下がるらしいです。

いよいよ冬用タイヤに履き替えて

灯油タンクも満タンに準備して冬を迎えることになります。

 

 


さて、今日は福岡の土鈴2回目のご紹介です。
今日は森山天鈴さんの作品からご紹介します。





透し彫菊花八重福音土鈴という長い名前の土鈴です。

多重鈴という作りになっています。

八重になったこの鈴は森山天鈴さんの代表作です。

手前の小さな七つの土鈴が一番大きな後ろの土鈴の中に順に入って八重の鈴になっています。

それぞれの鈴の音が響き合う姿も音色も大変美しい貴重な土鈴です。

20個の製作を試み無事完成したのが3個、

ひとつは皇室に献上され、ひとつは所在が不明となり、

最後のひとつが日本土鈴館に展示してあります。

日本土鈴館のお宝土鈴のひとつです。






同じ多重丸鈴でも、彩色されたものもたくさんあります。

透し彫りを全面に出した無彩色のものとは雰囲気がずいぶん違います。

白、黄色、緑、赤、金の華やかで美しい丸鈴です。

 

 

 

 


 

彩色のされた多重鈴です。

丸鈴だけでなく姫だるまや小槌の多重鈴もあります。

小さな作品でとても可愛らしい鈴です。

多重の作りになっていますから大きさの割にズッシリ重たい気がします。




 

大きさも色々で丸鈴やほかの形の鈴もあり多様ですが

どれもすべて多重の作りになっていて、

透かし彫りの中に小さな鈴が二重三重に見えるのが天鈴さんの多重鈴です。



福岡の土鈴紹介はまだまだ続きます。
続いては英彦山の鈴を見てみましょう。



 

篠崎嘉丈さんのガラガラ鈴です。
大分との県境にある英彦山は、奈良の大峰山、山形の羽黒山と並ぶ修験者の三大霊場だそうです。

英彦山神宮で授与されるガラガラ鈴は江戸時代から伝わる素朴な鈴です。

朱と青をわずかに彩色しただけの土鈴の原点のような鈴です。

豊作祈願や魔除けとして門口に吊します。

 

 

 




天狗と英彦山の両面鈴です。

ガラガラ鈴の作者でもある篠崎嘉丈さんの作品です。

篠崎さんは英彦山のふもとで農業をしながら土鈴を制作されています。

 

 

 




英彦山土鈴ですが白狐と黒は猫でしょうか。

館長の話では2つで揃いだと聞きましたが、詳しいことは分かりませんでした。

 

 

 

 




静岡張子の代表作、祝い鯛を土鈴にしたものです。

篠崎さんは気さくな方で

「どんなものでも土鈴にしてあげるよ」と言って作ってくれる方だと解説書にありました。

静岡の祝い鯛が福岡で土鈴になっていて興味深いです。

 






どんなものでも土鈴にしてくれるという篠崎さん。
テレビアニメのキャラクターも土鈴にしています。

パーマンは納得の出来栄えですがね。

ドラえもんとかはどこかの国の遊園地で会えそうな感じです。

 

 

 

 


最後は小倉土鈴・白石静子さんの作品をご紹介します。




小倉土鈴・白石静子さんの作品です。

縁起の良い恵比寿大黒と蘇民将来の土鈴です。

蘇民将来とは以前にもご紹介した600年以上の歴史を持つ郷土玩具です。

丸太状の木を六角に削った各面に

大福、長者、蘇民、将来、子孫、人也と書かれ恵比寿大黒などが描かれています。

厄除け、福招きのお守りとして信仰されています。

どちらも大変縁起の良い土鈴です。

 

 

 

 

 




白石静子さんの代表的な土鈴、小倉城です。

関門海峡に面した小倉は古くから陸路海路の要衝として砦や城が築かれたそうです。

小倉土鈴の魅力は音色の良さです。

 

 

 

 




干珠・満珠土鈴です。

周防灘に浮かぶ2つの無人島、干珠島と満珠島には神功皇后にまつわる伝説があります。

三韓征伐で活躍する女傑の神功皇后は龍神から潮干珠と潮満珠の宝珠を授かり

その宝珠から2つの島が生まれたとされています。

潮は引く干珠と潮が満ちる満珠です。

昔は潮の満ち引きを正確に読むことが戦の勝敗を分けたのでしょうね。

 

 

 

今日は福岡の土鈴のご紹介の二回目でした。

次回も引き続き福岡の土鈴をご紹介いたします。

 

日本土鈴館

 

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