佐賀の土鈴・1

  • 2019.01.07 Monday
  • 10:59

皆さまこんにちは


今日は佐賀の土鈴をご紹介します。

九州は郷土玩具の宝庫ですが、素晴らしい土鈴もたくさんあります。

ご紹介したい作品が多いですから佐賀も2回に分けてご紹介します。


最初は能古見人形・鈴田道子さんの作品から見てみましょう。




のごみと言って最初に思い浮かぶのが十二支土鈴です。

年賀切手のモデルに2度も選ばれた有名な能古見土鈴の十二支です。

必ず竹の皮で作ったひもが付けられています。

 

 

 





同じ干支でもサイズや意匠の違う土鈴が作られています。

去年の干支・戌です。お疲れさまでした。

 

 

 

 




面浮立(めんぶりゅう)土鈴です。

面浮立とは佐賀県を代表する民俗芸能だそうです。

その起源にも諸説あるようで地域によって少しずつ様子も違うようですが、

鬼の面を着け太鼓を打ち鳴らしながら鬼(かけうち)と呼ばれる男性が

20〜40人で踊り、農作の災いを払い豊作を祈願するそうです。

郷土芸能を土鈴に仕立てたものです。

 

 

 




こちらも能古見人形・鈴田道子さんの作品・獅子舞土鈴です。

能古見土鈴は干支の土鈴が有名ですが、

このように地元のお祭りや風俗を題材にした土鈴もいろいろ作られています。

色彩も意匠も明るくどこか大陸的な雰囲気がする獅子舞土鈴です。

 

 

 

 

 




日本三大稲荷のひとつ、祐徳神社に近いこの地域で作られる能古見人形ですから

稲荷神のお使いの命婦(狐)や稲荷駒も作られています。

向かって左の命婦は土鈴、右の稲荷駒は土人形です。

稲荷駒は2014年の年賀切手のモデルになりました。

 

 

 

 


続いては多久土鈴・倉富博美さんの作品です。




多久土鈴・倉富博美さんの十二支揃いです。

昔の中国の学者(儒学者)が着ていた衣服をまとった学者シリーズの干支土鈴です。

多久町には孔子廟「多久聖廟」があり、

古くから大陸文化の影響を強く受け文教の地として栄えたそうです。

大陸の情緒溢れる土鈴です。

 

 

 



 

中国と言えばパンダ。

パンダも儒学者の衣装を着ています。

江戸時代、多久氏によって治められていた多久領は貧しく人々の心は荒んでいたのですが、

多久家四代を継いだ多久茂文は、多久領を治めるためには教育が必要と考え、

学校と孔子像を安置する聖廟の建設を願望しました。

元禄12年(1699)、まず学問所を建設、講堂に孔子像を安置、

宝永5年(1708)に椎原山の麓に聖廟(恭安殿)を完成させ、孔子像を納めたそうです。

金色の猿の親子も孔子の教えの巻き物を手にしています。

この地では300年以上に渡って多久聖廟が精神的なシンボルとして大切にされているそうです。
 

 

 

 




多久土鈴・倉富博美さんの雛土鈴です。

どことなく古代的というか大陸的というか、多久の地に相応しいお雛様です。

 

 

 









多久土鈴の力作・雅楽十二支揃いです。

子(篳篥)・丑と寅(笙)・卯(龍笛)・辰(篳篥)・巳(琵琶)です。

午(釣太鼓)・未(三ノ鼓)・申・酉(箏)・戌(鞨鼓)・亥(鉦鼓)です

申は多分、笏拍子を持っていたと思います。

 

雅楽といえば宮中で舞われる映像や伊勢神宮の奉納の様子をテレビで観たことしかありません。

難しくて楽器の名前を調べるのも一苦労でした。

雅楽器も丁寧に作ってあるこの干支土鈴は珍しく面白いと思います。

それにしても見慣れないものを調べるって大変でした。

 

 

 

 

 

 

 

多久土鈴・倉富博美さんのお地蔵様の土鈴です。

「倖せですか?はい」「夢ありてこそ」ふたつの問いかけに心がほっこりしますね。

今年はこんな幸せな気持ちで毎日を過ごせますように

 

 

日本土鈴館

 

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