牛乗り天神

  • 2019.04.24 Wednesday
  • 10:14

皆さまこんにちは

 

先週末、日本土鈴館の枝垂れ桜が満開になりました。

咲き始めは濃いピンク色であでやかです。

だんだん白っぽく変わって散り始めます。

今年もとても美しく咲いてくれました。




 






さて、天神さまと言えば牛。切っても切れないご縁です。

でも何故なんでしょうか。

天神さま、すなわち道真公は承和12年6月25日の丑の日に生誕され、

延喜3年2月25日の丑の日に亡くなられたそうです。
また、道真公は「自分の亡骸を牛に乗せ、牛の行くところに葬るよう」

遺言を残したとも伝えられているそうです。
生前から牛を深く慈しんだ天神さまは牛と深く結びついているようです。

郷土玩具の題材の大定番の天神様。

今日は牛に乗った天神様をご紹介しましょう。

 

 

 

 


 

愛知・起土人形(富田土鈴)5代目中島一夫さんの牛乗り天神土鈴です。

牛の身体の真珠のような白色が起の特徴にひとつです。

威厳のある天神様を乗せた牛は流し目っぽい愛嬌のあるお顔です。

 

 

 




 

岡山・津山土鈴の牛乗り天神土鈴です。

作者は妹尾信行さんです。

津山土鈴はセノオ民芸社(妹尾家)で作られています。

岡山は道真公に縁のある土地柄で昔から天神信仰が盛んだそうです。

黒牛に赤い衣の天神様が映えています。

 

 






 

こちらも黒牛に乗った赤い衣の天神様です。

岩手県遠野の附馬牛人形です。

土人形とは少し違い独特の製法で作られています。

粘土に和紙を混ぜて成形し、天日でしっかり乾燥させたのち彩色します。

附馬牛人形は江戸の終わりころから明治にかけて作られましたが廃絶しました。

昭和になって復活、佐々木孝和さんの附馬牛人形が作られました。

 

 

 

 






 

秋田・八橋土人形の牛乗り天神です。

八橋土人形最後の作り手だった道川トモさんの作品です。

なんといっても牛のぱっちりした目が特徴的です。

長いまつげが少女漫画のようです。

八橋土人形はその伝統を守るため伝承の会が立ち上げられしっかり後継されています。

今年の年賀切手の干支亥も伝承の会によって製作されています。

 

 







 

張り子の牛乗り天神です。

春日部張子・五十嵐健二さんの4つ輪の牛乗り天神です。

天神様も黒牛も何となくとぼけた表情です。





 

岐阜県・高山土人形初代岩信成さんの小さな牛乗り天神です。

大正時代に高山に窯を築き高山土人形を作り始め

娘の光子さんに受け継がれましたが現在は廃絶となってしまいました。

手のひらにすっぽり収まるほど小さな天神様ですが

とても威厳のあるお顔立ちで岩さんらしい作品です。





 

京都・伏見土人形の牛乗り天神です。

日本の土人形の元祖であり根幹ともいうべき土人形です。

日本各地の土人形のほとんどは伏見人形にあこがれ、伏見に倣って作られてきました。

その始まりは安土桃山時代にまでさかのぼり、伏見稲荷の門前で売られました。

江戸時代には最盛期を迎えひしめくように伏見人形の窯元が並んだそうです。

現在は唯一「丹嘉」さんで受注制作されています。

 

 

 

 

 


 

最後は埼玉・船渡張子の首振り牛乗り天神です。

船渡張子は埼玉の郷土玩具ですが

古くから東京の亀戸天満宮の門前で売られていたそうです。

黒牛はゆらーりゆらーりとのんびり首を揺らします。

首振りの張子はゆったりしていて眺めていて飽きません。

のんびり行こうよ♪と言っているようです。

 

 

 

 

今日は牛に乗った天神様のご紹介でした。

日本土鈴館

 

 

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