福助人形

  • 2019.02.04 Monday
  • 09:29

皆さまこんにちは


お店の入り口でよく見かける福助さん。
お多福さんと並んでお客様を招く縁起のいいお人形です。

基本は、大きな顔、福耳、チョンマゲ、裃姿、礼儀正しく正座した男のお人形です。

福助人形は江戸で流行した福の神の人形・叶福助が元々の始まりだそうです。

願い事を叶えてくれる縁起物としてお店に祀られたそうです。

 

 


2017年1月10日のブログでもご紹介した福助さん、

今回はおもちゃ箱に出品する予定の福助人形をご紹介させて頂きます。



 

愛知・犬山土人形の福助です。

底に「大正拾四年三月」との書き込みがあります。

また「柘植嘉久郎」の名前もありますが、作者なのか購入者なのかは分かりません。

犬山らしいとても軽い福助人形です。

卒寿をとうに過ぎた古作の福助さんですが状態も色つやもいいです。







 

香泉人形の福助です。

作者は2代目香泉、初代山本香泉の長女・信子さんです。

香泉人形は高知出身の女流画家だった山本香泉さんが

戦後に故郷に戻って元々興味のあった土人形や土鈴などの郷土玩具の制作をはじめ、

その名前から香泉人形と呼ばれています。

人形作りを受け継いだ2代目香泉の作品も母譲りの見事な出来栄えです。

平成に入って2代目もなくなり香泉人形は廃絶となりました。






 

青森の下川原焼人形・高谷充治さんの立ち福助です。

えっ、福助さん?と思われますよね。

福助人形だそうです。

ちょんまげに広いおでこ、手には扇をもっています。

色は下川原焼人形の特徴的な彩色になっています。

ちょい悪な変わり種・立ち福助です。






 

新潟の水原町山口の水原土人形の福助です。山口人形とも呼びます。

新潟を代表する郷土玩具・三角だるまで有名な今井徳四郎さんの作品です。

持つとびっくりするほどずっしり重いお人形です。

元々、水原(山口)人形は京都伏見人形の流れを汲む土人形です。

今井徳四郎さんは6代目として伝統を受け継ぎ

戦争などの影響で途絶えかけた人形作りを復活させ

文字通り生涯現役で制作を続けられました。

 

 

 




 

千葉・芝原人形3代目、田中錦造さんの福助です。

福助の顔はどれも愛嬌がありますがこの福助は特に個性的なお顔立ちです。

土人形ですが鈴玉が入っていて振るとカラカラ音がします。

芝原人形は明治の初めころ東京浅草の今戸人形にならい作られ始めた土人形です。

昭和30年に無形文化財の指定を受けています。

3代目錦造さんは昭和46年に91歳で亡くなり芝原人形は一時中絶してしまいます。

しかし田中家の承認を得て4代目を継承した千葉惣次さんにより

芝原人形は途絶えることなく現在に受け継がれました。

 

 

 

 

 

 


 

愛知・犬山土人形の立ち福助です。

犬山土人形の特徴であるとても軽い作りになっています。

また、福助の唇の下に緑色がすっと引かれています。

これも犬山土人形にみられることの多い特徴にひとつだそうです。

明治33年に有害な色素に対する対応からニス掛けをするようになったそうですが

この立ち福助はニスが掛けられていませんのでそれ以前の作品と思われます。

瓢箪を担いで寿の扇子をかざす立ち姿がいいですね。

 

 

 

 

願い事を叶えてくれる福の神・叶福助のご紹介でした。

おもちゃばこに掲載いたしますのでそちらも是非ご覧ください。

 

日本土鈴館

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