郷土玩具・紙や布のお雛様

  • 2019.04.16 Tuesday
  • 10:56

皆さまこんにちは

 

四月に入ってからの思わぬ降雪に震えた桜や雪柳も見事に満開になり

今日は抜けるように青い空に花々が美しく映えています。





 

 

 


月遅れの雛祭りも終わりましたが、今日は紙や布で作られたお雛様をご紹介します。

子供の頃幼稚園などで色紙や端切れを使ってお雛様をつくりましたが、

今でも小さな子たちは紙のお雛様を作るのでしょうか。
 

 

 



 

宮崎日向地方に伝わる青島雛、上質の和紙を使って手作りされた立ち雛です。

お顔はとても小さく衣装はとても豪華です。

夫婦円満や安産のご利益があると信じられています。

 

 

 

 

 

 

 

鳥取の紙雛・田舎雛です。

江戸時代に作られるようになったというこのおひな様は

素朴な材料やその鄙びた見た目から田舎雛と呼ばれるようになったそうです。

昔は雛遊びは身分の高い人々の行事でしたが次第に庶民にも広がっていきました。

男雛は烏帽子と笏、女雛は小さな冠と扇を金紙で簡単につけただけですが

庶民ならではのお内裏様に愛着を感じます。




 

 



 

宮崎・青島神社の神雛です。夫婦雛または願掛け雛とも呼ばれます。

小さなお顔のお内裏様が白地に赤い格子の衣を着て金紙の帯を締めています。

縁結び、安産、病気平癒、家内安全、厄除け…

たくさんの願いを込めて神社に奉納するそうです。

昔は岩田帯(今はあまり見ませんね)に挟むための小さな神雛もあったそうです。

 


 

 





 

こちらは鳥取、有名な流しびなです。

立ち雛を簡素化した紙雛です。

小さなお顔は粘土を丸めて目と口を一筆でさっと描きます。

因州赤染紙で作った衣に胡粉で梅鉢の模様を描きます。

写真のように雛10組を竹串でまとめたものや

一組を折敷やさん俵に収めたものなどいろいろあります。

形代(かたしろ)を厄除けとして川に流すという民間信仰の名残だそうです。

 

 

 

 

 



 

 

鹿児島・薩摩の糸雛です。薩摩雛とか神雛とも呼ばれるようです。

お人形の芯には竹を使い、その先端を麻糸で覆ってお顔に見立てます。

残った麻糸は長く垂らして髪の毛に見立てます。

衣装に用いる和紙は上質なものを選んで作ります。

写真左のより豪華な糸雛は40センチほどもあり昭和初期の作品です。

今ではこのような作品は見かけなくなったとのことです。








 

松本・七夕人形の吊るし雛です。

おひな様ですが五節句の七夕飾りとして軒先に飾られます。

その歴史は古く、江戸中期の頃から松本や安曇野に受け継がれている文化です。

軒先につるされたおひな様には生まれた子供の穢れを祓い

その健やかな成長を願う気持ちは込められています。

 

 

 



 





 

一年中毎日が雛祭りの日本土鈴館では雛の間にたくさんのおひな様を飾っています。

美しい端切れを利用してひと針ひと針丁寧に作られたつるし雛や

昭和になって大量生産された安価な雛段掛け軸や

ちりめんや金襴、緞子の豪華な布を張り合わせて作られた押絵雛など

布や紙で作られたおひな様も常時展示しています。

 

 

 

今日は土鈴館のおひな様をご紹介しました。

日本土鈴館

 

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