端午の節句

  • 2019.05.05 Sunday
  • 07:46

皆さまこんにちは

 

今日は端午の節句にまつわる郷土玩具をご紹介します。
お雛祭りに対して男の子のお祝いとして五月五日は端午の節句をお祝いします。

端午の節句を遡ると奈良時代の「五月忌み」に辿り着くそうです。

実はこれは早乙女と呼ばれる田植えをする娘が

稲の神様に豊穣を祈願する為に執り行うしきたりでした。
邪気を祓うといわれる菖蒲と蓬を軒につるして身を清めてから田植えをしたそうです。


そのような風習がある日本に中国の風習や言い伝えが入ってきました。
それは、昔々の中国、楚の国の屈原という人の話です。

楚の王に仕える屈原は人望がある家臣でしたがある時罠にはまり失脚してしまいます。

絶望した屈原は5月5日に川に身を投げてしまいます。

楚の国の人々は屈原の死を悲しみ、

太鼓を打ち鳴らしながらちまきを川に投げ入れ

屈原の遺体が魚に食べられないようにしました。


また、昔の中国では5月に悪い病気が流行りたくさんの死者が出ることから

特に5が重なる5月5日は悪日とされ、

人々は厄除けの為菖蒲を軒に吊るし、菖蒲酒を飲む習わしがありました。

このような話が奈良時代に日本に伝わり、早乙女の五月忌みと融合しました。

時代が進み武士が台頭してくるにつれ、菖蒲は尚武につながるとして縁起が担がれ、

さらに江戸幕府によって端午の節句が公的な行事として行われるようになり、

男の子の立身出世、厄除け、招福のお祝いとして広く庶民にも広がったそうです。

 

 

 

 

 

前置きが長くなってしまいました。


 

兵庫・葛畑人形の鉞金太郎です。

力強く堂々とした金太郎は端午の節句には欠かせないお人形です。

葛畑人形は江戸時代から代々前田家に伝わる郷土玩具で

写真は4代目・前田俊夫さんの作品です。

精力的に土人形を制作された4代目が昭和の終わりに亡くなられ

この魅力的な郷土玩具は残念ながら廃絶してしまいました。





 

こちらの金太郎は長崎・古賀人形の熊金です。

鉞を振りかぶり熊を踏みつける勇ましく力強い金太郎です。

作者は18代目小川亨さん、古賀人形は代々小川家に伝承されています。



 

 

 

和歌山・御坊人形の虎加藤です。

御坊人形は練物と呼ばれる製法で作られています。

和歌山地方では子供の生まれた時やお節句に御坊人形を贈る習わしがあるそうです。

虎加藤は郷土玩具によくみられる題材です。

 

 

 

 

 

 

岐阜・市原土人形(瑞浪人形)の虎加藤です。

秀吉に仕え賤ケ岳の戦いで名を上げ、「賤ケ岳の七本槍」に数えられた加藤清正の

勇猛果敢な活躍から虎退治のお話が有名になっています。

朝鮮出兵の際の虎狩りの様子が伝わったのかもしれません。

勇ましい武将を飾るのは武士の習わしとして端午の節句が広まったからでしょう。

 






 

秋田・中山土人形の熊金です。

赤物の郷土玩具は鴻巣が有名ですが子の金太郎も真っ赤です。

昔から赤色には魔物や災いを遠ざける力があると信じられています。

子供の健やかな成長を祈って真っ赤な金太郎が作られています。


 



 

愛知・三河大浜土人形の鯉抱きです。

大浜土人形は明治の20年代から代々禰電腸箸謀舛錣訶攷遊舛任后

鯉の滝登りと言われるように鯉は立身出世の象徴のような魚です。

水しぶきを上げて跳ねる鯉を抱きかかえる姿は力強いとともに可愛らしいです。

 

 

 

 

 

 

こちらは一転、愛らしい金太郎土鈴です。

熊にまたがったり鯉にまたがったりしています。

小さな金太郎土鈴をちょっとさりげなく飾るのも素敵です。

この土鈴はとやま土人形の作品です。

 

 

今日は端午の節句に飾られるお人形をご紹介しました。

良いお天気に恵まれた令和元年のこどもの日

世界中の子供たちが幸せに健やかに成長しますように……

日本土鈴館

 

 

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