布袋尊

  • 2019.09.10 Tuesday
  • 09:37

皆さまこんにちは

 

関東地方の台風15号の被害が大きいです。

先週末、土鈴館のある岐阜県郡上市は真夏のような快晴続きでしたから

ニュースを見るまで台風15号の猛威には気が付きませんでした。

直接的な被害のほか、

公共交通機関がマヒして驚くほどたくさんの方々が足止めされていました。

日常はとても便利な都市生活も災害時には田舎では考えられないような被害が出ます。

次々と災害報道が繰り返されるたび

その前の災害被害のことをついつい忘れてしまいますが

災害時からの長い復旧・復興の過程でのご苦労が続いていることを

忘れないようにしなければと思います。

 

 

 


さて、今日は七福神・布袋尊のご紹介です。



 

京都・伏見人形の布袋尊です。

同じような立ち姿ですが、左の古作は右の小さな布袋様に比べて

細部の作りや彩色がより丁寧になされています。

 

布袋様の作品は恵比寿大黒に次いで土鈴館にもたくさんあります。

今でいうメタボ体型そのものでおおらかに笑っていらっしゃる姿が多いです。

 

 

 




 

奈良・初瀬出雲人形の布袋尊です。

 

七福神の中でただ一人、実在の人物だそうです。

昔、中国(唐)に釈契此(シャクカイシ)というお坊さんがいました。

釈契此は身なりはぼろぼろで大袋を担いで諸国放浪の旅をつづけました。

 

 

 

 

 


 

兵庫・葛畑土人形の布袋尊です。

 

行く先々で受けるお布施の御礼として占いや予言を授けたのですが

これがとてもよく当たるとたいそうな評判になりました。

いろいろな予言を的中させ、いつもニコニコと愛嬌がよく人望も厚いので

人々は弥勒菩薩の生まれ変わりではないかと信じるようになりました。
 

 




 

愛知・犬山土人形の布袋尊です。

大正3年の覚書がありますから105歳の布袋様です。

経年の汚れなどありますがよいお顔で着物や袋の絵付けもきれいです。

 

釈契此はいつも大きな袋を担いでいたので

いつしか「布袋様」と呼ばれるようになったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

滋賀・小幡土人形、細居文蔵さんの座り布袋尊です。

 

布袋様の担ぐ袋は大黒様の袋より大きいそうです。

この袋のなかの宝物は何でしょうか……

実はこの宝の袋は堪忍袋とも呼ばれるそうです。

袋の中には、悪口、噂話、愚痴などの嫌なものと

希望、憧れ、やる気などの明るいものがぎっしり詰まっているそうです。

そして手の持った軍配で事の善悪を見極めてくれます。

 

 

 

 



 

愛知・富田土鈴(起土人形)中島一夫さんの布袋土鈴です。

 

また、布袋様は仲直りの神様でもいらっしゃいます。

円満な人間関係を築くことができるよう人間を導いてくれます。

大きく息を吸い込むと同時にどんな嫌なことも辛いことも

全部飲み込んで太鼓腹に収めてしまいます。

布袋様はただのメタボじゃないんですね!
 

 

 

 

 


 

秋田・八橋土人形です。

子供にも好かれる優しい布袋様です。

 

何となく冴えない容姿の布袋様ですが

七福神の中でただ一人神々と肩を並べる神格をもった人間です。

唐の釈契此はすごい人物で人は見かけではないと改めて思います。

 

 

 

 

 


 

日吉琴コレクションコーナーに展示してある戦前の小さな布袋土鈴です。

 

 

 

 

今日は布袋様のご紹介でした。

日本土鈴館

 

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