杉谷マサさんの手仕事

  • 2020.04.01 Wednesday
  • 11:50

皆さまこんにちは

 

京都・清水の豆人形をご紹介します。

明治の中頃に作られるようになった豆人形は

あまりに小さいので枡で量り売りされたことからはかり人形とも呼ばれます。

この豆人形を平成8年に亡くなられるまで作り続けた杉谷マサさんの作品を見てみましょう。

 

 

 

 

信玄袋に収まる金太郎人形です。

熊・うさぎ・猿と一緒です。

座布団のように見える若葉色のお山に座ります。

この信玄袋は細い竹を編んで底の部分を作り布を縫い付けて紐が通してあります。

籠の底は2.5センチ四方の四角形で袋の先まで5センチもありません。

この中に一つ一つ丁寧に作られた可愛い豆人形が収まっています。

 

 

 

 

 

こちらは信玄袋に入った郷土玩具のいろいろです。

小さな袋に全部入るわけですから一つ一つはそれこそ豆粒のような大きさです。

(普段の写真では写らないようなスチール台の小さな傷までアップになってすみません)

お面・独楽・こけし・張り子の虎・犬張子・だるま…

これらの小さな土人形も大変手間のかかった作品です。

 

 

 

 

 

 

 

五色だるまです。

豆人形はまず土をこねて形を作り石こうを流して型を作ります。

型を使って土人形を作り2~3日自然乾燥させた後隅の残り火で2~3時間焼くそうです。

 

 

 

 

 

 

信玄袋の五人飾りです。

炭の残り火で焼いた人形に色付けをします。

いったん全体を白く塗り、そのあとで顔や髪、着物や目鼻…一筆ずつ丁寧に描き入れます。

この手法をマスターするのには10年以上の修業が必要とのことです。

 

 

 

 

 

 

信玄袋に入らないおひな様もあります。

どれも小さく。この親王飾りは3.5×2.5センチの台座に座っています。

小さいからと言って決していいかげんな彩色ではなくお顔も表情豊かです。

 

 

 

 

 

 

 

箱に入ったタイプのおひな様もあります。

マサさんの作品で一番人気のあるのがおひな様だそうです。

美しい千代紙でぴったり合う小箱を作りおひな様を収めたものや

小箱を八角形にして土人形や千代紙の立雛を収めたものなど

色々な種類がありますがどれもその小さくて可愛らしいおひな様に魅せられます。

因みに左の小箱は2.2×1.6僂離汽ぅ困任后

このような小箱を作ることだけでもすごい技だと感心します。

 

 

 

 

 

八角形の小箱に入ったお手玉です。

箱は長径が4僉高さが2僂如

お手玉を取り出すとひとつずつ本物のお手玉のように縫われています。

 

 

杉谷マサさんが亡くなられてからしばらくは娘さんが制作されていましたが

現在は作られることはなく廃絶となっています。

 

平成の初めころ館長が入手して保管していた作品をおもちゃ箱に載せました。

こちらではご紹介できなかった作品もありますのでご覧いただければと思います。

 

日本土鈴館

 

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