赤い郷土玩具・1

  • 2020.04.09 Thursday
  • 11:55

皆さまこんにちは

 

新型コロナウィルス禍との闘いが続いています。

目に見えない敵をどう防ぐか…世界中でいろいろな取り組みがなされています。

 

 

郷土玩具には赤ものという括りがあります。

昔から赤い色には子供の疱瘡除けや魔除けの力があると信じられてきました。

赤い色にコロナ除けの力があるかどうかは分かりませんが

これだけ世界を疲弊させている新型コロナウィルスが

一日も早く収まるようにとの願いを込めて赤い郷土玩具を見てみたいと思います。

 

 

 

 

会津の赤べこです。

ゆらゆらと首を振る様の愛らしい張子です。

その昔、地震で崩れた虚空蔵堂再建のため牛に建材を運ばせていましたが

難所のためになかなかうまく運べなかったとき、

どこからともなくやってきた赤い牛が荷物を運び

すべて運び終えるといつの間にかいなくなったとの言い伝えに由来する郷土玩具です。

 

 

 

 

赤い郷土玩具と言えばだるまが思い浮かびます。

 

 

 

向かって左が名古屋土人形・野田末吉さんの小さな達磨土鈴です。

右は愛知・犬山土鈴の前田南強さんの達磨たちです。

 

 

 

 

 

 

博多張子の男だるまと女だるまです。

松竹梅や金線を描いて日本一派手な彩色の達磨と言われます。

元々は応神天皇伝説に由来する女だるまが作られていましたが

昭和の初めころから男だるまも作られるようになったようです。

 

 

 

 

 

 

 

仙台の火伏せだるまと加賀八幡起き上がりです。

 

このほかにもたいていの達磨は赤いのですが、なぜでしょうか。

だるまのモデルの達摩大師はインド人で黄色い衣を着ていたと考えられますが

日本でだるまの色が赤くなったのは江戸時代だそうです。

諸説あるようですが、中国から赤い色は魔除けの力があると日本に伝わっていたこともあり

天然痘が大流行した江戸時代に赤い色の達磨が厄をよけてくれると信じられたようです。

また、赤は炎や血のイメージで魔除けの力を信じさせたそうです。

だるまが赤くなったのは江戸の頃で赤い姿には魔除け、災難除けの願いが込められています。

 

 

 

 

 

 

 

 

高松張子の奉公さんも倉吉張子のはこた人形も赤い着物を着ています。

奉公さんは讃岐に伝わるおマキ伝説に基づく郷土玩具です。

重病のお姫様の身代わりに侍女の童女おマキが

お姫様の病を負って短い生涯を閉じたという悲しいお話です。

また、はこた人形ははーこさんとも呼ばれ

幼子の枕元に厄除けとして置いた形代の御伽母子が転じて呼ばれるようになったそうです。

 

どちらも赤い着物のお人形に子供の病や災いを移して

子供の健やかな成長を願った郷土玩具です。

 

 

 

今も昔も健やかに穏やかに日々を過ごせることが究極の願いであることを

改めて思い知るこの頃です。

皆さま、もう少しだけ一緒に頑張りましょう!

日本土鈴館

 

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