線状降水帯の恐怖

  • 2020.07.10 Friday
  • 12:59

皆様こんにちは

 

この度の九州地方を中心とした集中豪雨禍で犠牲となられた皆様に

衷心よりお悔やみ申し上げます。

また、お怪我をされた方、被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

 

 

連日トップニースはコロナ関連で少々うんざりしていたのですが

突然の集中豪雨被害の報道に新しい緊張感と水の力の恐ろしさを痛感しました。

 

天気予報で繰り返される線状降水帯という言葉よりも

地図に色分けされた紫や赤色の帯が直感的な恐怖として伝わってきます。

 

 

 

 

 

 

熊本県の郷土玩具です。

こんなに美しい郷土玩具のふるさと・熊本が

球磨川の氾濫で一瞬で濁流に飲み込まれてしまいました。

 

 

 

 

 

大分県の美しい郷土玩具です。

阿蘇山から有明海にそそぐ九州最大河川・筑後川の氾濫で

大分県の各地でも甚大な被害が出てしまいました。

 

 

 

 

 

福岡の美しい郷土玩具です。

筑後川の氾濫は福岡県にも大きな爪痕を残しています。

 

 

そして徐々に線状降水帯の赤い帯は北上をして

7月8日未明から大雨特別警報が岐阜県の多くの自治体に出されました。

日本土鈴館のある郡上市も未明にかけて

すさまじい雨音と共に恐ろしいほどの雨が降りました。

 

 

多くの皆様にご心配をおかけしましたが

日本土鈴館も無事で館長も自宅で元気に過ごしております。

お見舞いのお電話やメールを頂きましてありがとうございました。

 

 

コロナも心配、梅雨末期の豪雨も心配、

そして梅雨が明けると例年にないほどの猛暑が予想されています。

暗いニュースばかり続きますがみんなで乗り越えましょう。

 

頑張れ!日本!

 

日本土鈴館

 

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    郷土玩具の力士達・1

    • 2020.07.03 Friday
    • 11:37

    皆さまこんにちは

     

    国技・大相撲の苦悩が続いています。

    コロナ感染予防の為には身体の接触を避けなければなりませんが

    締め込み1本だけでぶつかり合う相撲は厳しいです。

     

     

     

    相撲の起源については古事記に書かれているそうです。

    建御雷(タケミカヅチ)と健御名方(タケミナカタ)の2神の相撲です。

    神様でなく人間も相撲を取るようになり

    「力士」という言葉も出てくるそうで、チカラヒトと読むようです。

     

     

     

     

     

    50僂發△訛腓な春日部張子と中山土人形の小さな土鈴です。

    どちらも化粧まわしに谷風と書かれています。

     

    谷風は江戸時代屈指の関取で

    子供の頃から体も大きく力自慢だったそうです。

    並外れた体格と力自慢を武器に連勝記録を打ち立てるほど活躍したのですが

    現役で突然死亡してしまったそうです。

    死因は当時江戸に大流行したインフルエンザでした。

    誰にも負けない巨漢の谷風も目に見えないウィルスには勝てませんでした。

    コロナ禍の今、この話を聞くと未知のウィルスの恐ろしさを痛感します。

     

     

     

     

     

     

    栃木・堀米人形の栃木山土鈴です。作者は山口呈三さんです。

    横綱栃木山は18歳で自ら志願して出羽ノ海部屋に入門しました。

    小さな体ながらとても強かった栃木山はスピード出世を果たし

    小結に昇進した大正5年五月場所で

    当時56連勝中の横綱太刀山を破り拍手喝さいを浴びました。

    大正8年に念願の横綱昇進を果たしました。

    写真で見るとご本人は筋肉質でこの土鈴のようにお腹は出ていなかったようです。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    山形・酒田土人形のお相撲さんです。

    作者は4代目・大石文子さんです。

    内股気味に立ってはにかんだようなお顔をしているからでしょうか

    おばちゃんっぽく見えて仕方ありません。

    化粧まわしまでおしゃれな前掛けのように見えてしまいます。

     

     

     

     

     

     

     

    ごつごつした感じでいかり肩の力士土鈴は栃木・佐野土鈴、相沢市太郎さんの作品です。

    対照的にコロンコロンのあんこ力士は青森・小澤隆雄さんの作品です・

    どちらも個性的で面白いです。

     

     

     

     

     

     

    熊本・宇土張り子の角力人形・輪島関です。

    坂本カツさんの作品で高さは40センチを超える大作です。

    第54第横綱輪島と言えば蔵前の星・黄金の左などと呼ばれた強い力士でした。

    黄金の廻しはトレードマークです。

    この宇土張り子の輪島関は郷土玩具愛好家の御大のもとに移籍しました。

     

     

     

     

     

     

     

     

    滋賀・小幡土人形、とてもきれいな作品です。

     

    お相撲さんの世界は年齢も出身も関係ない完全な実力本位です。

    全てが番付の順位で決まります。

    廻しや髪形はもちろん、普段の着物や履物、食事の順番など厳しい決まりがあります。

    日々精進して出世して、ひとつひとつ自分の力で勝ち取っていきます。

     

     

    コロナ禍に苦戦する角界ですが、頑張ってください。

    日本土鈴館

     

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      古型博多人形・4

      • 2020.06.26 Friday
      • 10:30

      皆さまこんにちは

       

      今日は梅雨らしい一日になりそうです。

      例年日本のどこかで発生する集中豪雨禍が起きないように願っています。

       

      今日は中ノ子さんの河童土鈴です。

      伝説の生き物河童は妖怪ですから怖いというイメージですが

      キャラクターの河童には可愛いものが多く見られます。

       

       

       

      何やら物思いにふける河童土鈴です。

      河童は子供くらいの大きさで全身が緑色または赤みがかっていているそうです。

      河童の頭にはお皿があっていつも水に濡れた状態でないと生きていけないということは

      子供の頃から何となく知っていた河童知識です。

      しかし、河童の腕が体内で繋がっていて片方を引っ張ると

      ずるずると両腕が抜けてしまうそうで、このことは初耳でした!

       

       

       

       

       

       

       

      河童の抱擁。

      久し振りに会った河童が「元気だったか!」とお互いの無事を喜んでいる…

      こんな想像をするのは

      コロナ自粛で会いたい人にもなかなか会えない時期が長く続いたからでしょうか。

      しかし、アフターコロナの時代ではむやみに抱き合ったりしてはいけないようです。

      握手もハイタッチも当分は自粛です。

       

       

       

       

       

       

      赤系の河童土鈴です。

      もちろん河童を見たことがないから河童の泳ぎ方なんて想像なんですが

      私のイメージでは河童は平泳ぎだと思っていました。

      この土鈴を見ていると

      不思議な力で水上を高速船のように泳ぐのかなあと想像が膨らみます。

       

       

       

       

      河童と言えば、館長は奥長良河童村の村長として土鈴館の一角に河童800体を展示しています。

       

       

        

       

      可愛い河童も気味の悪い河童も揃っています。

      また機会があったらこちらもご紹介したいと思います。

       

      日本土鈴館

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        古型博多人形・3

        • 2020.06.19 Friday
        • 13:44

        皆さまこんにちは

         

        中ノ子勝美さんの土鈴は10センチほどの作品ですが

        どれも写実的で細部に至るまでとても丁寧に作られています。

         

         

         

         

        高砂土鈴です。

        高砂はお爺さん(尉)の持つ熊手で福をかき集め

        お婆さん(姥)の箒で邪気を祓うとされる縁起の良いお人形です。

        長寿と夫婦円満を願っています。

        この高砂はお婆さんが控えていてよく見るポージングと違いますね。

         

         

         

         

         

         

        寒山拾得土鈴です。

        唐の時代の伝説の人物です。

        左の箒を持っているのが拾得、右の巻物を手にしているのが寒山です。

        寒山は襤褸をまとい、洞窟に暮らす変わった禅僧で豊千禅師の弟子でした。

        拾得は豊千禅師に拾われ雑用係として暮らしていました。

        寒山は洞窟から寺に通って拾得が用意する粗末な食事を食べて暮らしました。

        寒山はしばしば奇声をあげたり放歌高吟しながら歩き回ったり、

        寺僧に追いかけられては笑い転げて逃げ回ったりなど奇行の多い変人でした。

        しかし、豊千禅師の深い導きは寒山拾得に本質的な仏の真理を引き出していたそうです。

         

         

         

         

         

         

        成田山新勝寺のご本尊・不動明王の土鈴です。

        弘法大師空海が自ら一刀三礼(ひと彫りごとに三度礼拝する)の祈りをこめて

        敬刻開眼したとされる由緒あるお不動さまだそうです。

        右手の刀で迷いを断ち切り、左手の縄で正しい方向へ導き、

        磐石という岩に座って強い意志を表し、

        全ての障害を焼き尽くす火焔を背負う力強いお姿だそうです。

        不動明王の威厳のある力強い様が10センチほどの小さな作品によく表れています。

         

         

        今日も中ノ子勝美さんのほれぼれするような土鈴をご紹介でき嬉しく思います。

        日本土鈴館

         

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          古型博多人形・2

          • 2020.06.12 Friday
          • 10:28

          皆さまこんにちは

           

          今年になって、コロナコロナで世界中が右往左往している間に

          自然界はいつも通りに時を刻み、梅雨の季節を迎えました。

          蒸し暑い中でもマスク着用など、いつもとは違う気遣いが必要です。

          例年以上に体調管理に気を付けてお過ごしください。

           

           

          さて、今日は中ノ子さんの牛と馬の土鈴を見てみましょう。

           

           

           

           

            

           

          博多と言えば太宰府天満宮です。

          そして天神様と言えば寝牛ですね。

          中ノ子さんの作品にも太宰府天満宮のご縁から寝牛がたくさんあります。

           

          昔、道真公の亡骸を牛車に安置して引こうとしたところ

          牛が伏して決して動こうとしなくなったのだそうです。

          そのため、ここが道真公のご遺志なのだろうとその場所に道真公を埋葬しました。

          そのご墓所に建立された太宰府天満宮は日本中にの天神様の総本宮です。

           

           

           

           

           

          牛だけじゃ寂しいだろうと思い天神様にも来ていただきました。

          天神様と牛のショットはほっと安心できる雰囲気があります。

           

           

           

           

           

           

           

          こちらは体を休めている白馬の土鈴です。

          遠く馬と牛の祖先は同じだと考えられているそうです。

          ただ、進化の過程でそれぞれ生きるための特性を身に着けたのだそうです。

          牛が横になって眠るのに対して馬はほとんど立っているようです。

          横になって寝ても10分かそこらで起き上がってたって眠り

          それを2〜3時間繰り返すくらいしか横にならないので

          馬が足を怪我すると致命傷になるようです。

           

           

           

           

           

           

          とても可愛らしい馬土鈴と馬頭土鈴です。

          馬頭(めず)は牛頭と共に怖い顔をして地獄にいますが

          馬のお顔の馬頭観音は家畜の安全や健康を守り、旅の安全を守ると信仰されてきました。

          農耕を支え、交通手段として使われた馬は農民や武士にとって重要な生き物でした。

          馬をかわいがり大切にした思いが郷土玩具にも表れています。

           

           

           

           

           

           

           

           

          今は牧場でしか見ることがない牛や馬ですが

          昔の人々にとって牛も馬も生活を共にする家族のような存在でした。

          現代でも牛や馬の恩恵はとても大きいです。

           

           

          中ノ子勝美さんの土鈴・牛と馬のご紹介でした。

          日本土鈴館

           

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            古型博多人形・1

            • 2020.06.05 Friday
            • 11:02

            皆さまこんにちは

             

             

            以前福岡の土鈴紹介でも取り上げたのですが

            改めて古型博多人形師・中ノ子勝美さんの土鈴をご紹介します。

             

             

            今日は館長の干支・辰土鈴と巳土鈴をご紹介します。

            まずは辰土鈴から…

             

             

              

             

            眼光鋭い辰土鈴です。

            辰、すなわち龍は神話・伝説上の生き物です。

            中国では神獣、霊獣として特別な霊力を持つとされ皇帝のシンボルとされました。

            朝鮮王朝でも王は龍の紋章が胸に大きく付けられた龍袍を着用しました。

             

             

             

             

             

             

             

            同じ型から作られた2種類の辰土鈴です。

            彩色によって趣が変わって、並べて比べると楽しいです。

             

            日本にも大陸から龍が伝わりましたが、元々信仰されていた蛇神様と融合して

            大蛇と龍が混同することもしばしばあったように思われます。

            多くを受け入れながら元々の日本の文化に溶け込ませ

            日本独自の文化に育てていくという日本文化ではよく見られる現象のようです。

             

             

             

             

             

             

             

            白・朱・金色に彩色された辰土鈴です。

            龍は全身を81枚の鱗でおおわれているそうです。

            そしてったった1枚、喉元には逆鱗と呼ばれるさかさまに生えた鱗があり

            龍は逆鱗に触られることをとても嫌って激怒するとか。

            普段は人に危害を加えない龍も逆鱗に触れられた時は相手を殺してしまうそうです。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

            カラフルに彩色された辰土鈴です。

            宝珠を抱え五色の雲を巻き起こしています。

            中国では龍の啼き声は雷雲を呼び嵐を起こすとされ

            また自身も竜巻となって自在に天空を駆けめぐると信じられています。

            人々が恐れる自然現象を霊獣の龍と結び付けていました。

             

            十二支の中でも辰年は人気があります。

            家族の中で辰年が三人いると家系が繁栄するという人もいるそうです。

             

             

             

             

             

            さて、次は巳土鈴を見てみましょう。

             

             

            白・ピンク・銀色に彩色されてとてもきれいです。

             

            実際に蛇を見かけることは少なくなりましたが子供の頃は珍しくありませんでした。

            ふいに遭遇すると怖くて息をのんでしまいました。蛇は苦手です。

            でも、私のように、蛇は苦手でも巳年は歓迎!という方も多いと思います。

             

             

             

             

             

             

             

            琵琶に巻き付いた白蛇の土鈴です。

            この白蛇、綺麗なお顔ですね。弁天様の化身でしょうか。

            琵琶を奏でる弁財天は金運の神様として広く信仰されています。

             

             

             

             

             

              

             

            今日は辰土鈴と巳土鈴をご紹介しました。

            (因みに館長夫妻は辰年と巳年の仲良しさんです)

             

            日本土鈴館

             

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              全国緊急事態宣言解除を受けてのお知らせ

              • 2020.05.28 Thursday
              • 10:27

              皆さまこんにちは

               

               

               

               

               

              コロナ感染防止のため当館の見学を一時お断りして三か月になります。

              お花見も春休みもゴールデンウィークも日本中で自粛に協力した結果

              全国の緊急事態宣言が解除され徐々に社会活動の再開の試みが始まりました。

               

               

              館長は新型コロナウィルス感染のハイリスク高齢者ですので

              不特定多数の方のご来館を再開することには大きな不安がありますが

              館長の強い希望もあって当館の見学を6月1日月曜日から再開することとしました。

              開館の目安は午前10時から午後3時、不定休です。

               

              館はご存知のように入場無料の施設です。

              感染予防対策のために特別な機器の導入などはできません。

              常駐のスタッフはいなくて館長が楽しみながら日々を過ごしている場所です。

              つきましては以下のことをお守りくださいますようお願い申し上げます。

               

              ‖猟管堽匹諒、微熱のある方はご来館なさらないでください。

               グループでお越しの場合、一人でも体調不良の方がいらした場合は

               グループ全員のご見学をお控えくださいませ。

               

              必ずマスクを着用してご入館ください。

               

              消毒液を入口に設置いたしますので入館時に手の消毒をお願いします。

               尚、消毒薬が入手困難で不足した場合は休館させて頂きます。

               

              づ面の間、館長が館内をご案内することは基本的にございません。

               各自ご覧いただければと思います。

               

              全国各地の郷土玩具はホームページのおもちゃばこで継続してお求めいただけます。

              但し、館内で直接ご購入いただけるのは6月1日からとさせて頂きます。

               

               

               三河旭土人形・高山八郎作

               

               

              このようなお知らせをすることになろうとは今年の初めには想像もしていませんでした。

              館長もこの状況に慣れずうっかりマスクもせずに過ごしています。

              マスクをしないで館長が出てきましたら

              「館長、マスク忘れてるよ!」と是非お声がけくださいませ。

               

              一日も早く安心して社会活動ができますように!

              日本土鈴館

               

               

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                泉孝次さんの土鈴・3

                • 2020.05.22 Friday
                • 11:25

                皆さまこんにちは

                 

                郷土玩具愛好家であり趣味土鈴をたくさん作られた

                泉孝次さんの作品をご紹介しています。

                 

                 

                 

                東京・雑司が谷のすすきみみずくの土鈴です。

                ふわふわしたすすきみみずくを土鈴で表現するのは難しいと思います。

                 

                雑司が谷のすすきみみずくの由来は孝行娘のお話です。

                貧しい孝行娘が病気の母親を助けてくださいと鬼子母神にお願いしたら、

                ススキの穂を束ねてみみずくを作って売りなさいとのお告げを受けました。

                作ったみみずくはよく売れて薬を買うことができ、母親の病気が治りました。

                 

                何故みみずくだったのでしょうか。

                江戸の頃、薬屋の看板には赤いみみずくがよく使われていたそうです。

                みみずくの大きな丸い目にも病気除けの力があると信じられていたそうで

                ふわふわのすすきみみずくは鬼子母神参りのお土産に絶好のアイテムだったのでしょう。

                (私の想像ですみません…)

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                  

                 

                東京・芝大神宮の千木筥を再現した土鈴です。

                オリジナルと並べてみました。ただオリジナルが経年のため飴色になっています。

                新しいものは白い木地に藤の花がきれいに描かれています。

                千木筥を箪笥に入れておくと衣装持ちになれると言われています。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                愛媛・松山の金天だるまが土鈴になっています。

                愛媛では金天さんと呼ばれて親しまれている学業成就のお守りです。

                頭のてっぺんが切り取られたように平らで金色の紙が貼られています。

                三角まゆ毛に三角目、おちょぼぐちの金天さんです。

                土鈴は本来松を表すと言われるお腹の模様が金色に描かれています。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                東北の木地玩具・こけしも土鈴になっています。

                小さなえじこは2僂曚匹両さな土鈴ですが振ればかすかに音色がします。

                ダルマ落としはさすがに落ちませんが

                どれも産地が分かるほど特徴がとらえられていて

                さすがに郷土玩具を深く愛された方の作品だと思います。

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                面白い顔の土鈴です。

                オリジナルは静岡県掛川市の郷土玩具・横須賀凧の「べっかこう」です。

                真っ赤な長い舌やぎょろ目が特徴的なべっかこうは

                凧あげをすると銀色の目がぐるぐる回る仕掛けがしてあるそうです。

                横須賀凧には「巴」「庄助奴」「とんがり」「べか」「ぶか」「頭きれ」など

                名前も形も奇想天外な種類があるそうで500年の歴史を誇ります。

                戦国時代、敵陣の測量や通信手段として利用されたのが始まりだそうです。

                今の時代ならドローンですね!

                 

                 

                今日も泉孝次さんの小さな土鈴をご紹介しました。

                日本土鈴館

                 

                 

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                  泉孝次さんの土鈴・2

                  • 2020.05.15 Friday
                  • 10:16

                  皆さまこんにちは

                   

                  今年はコロナ感染を防ぐためゴールデンウィーク中も

                  それぞれの住まいからの移動の自主規制が強く求められました。

                  ステイホームを合言葉に日本中で自粛に努めたことが功を奏したのでしょうか、

                  新規感染者の報告数も日を追って少なくなり

                  昨日39県で緊急事態宣言が解除されました。

                  でも引き続き細心の注意と手洗い・マスク・3密回避に努めましょう。

                   

                   

                   

                  さて、今日は男の子のお節句に飾ることの多い金太郎の土鈴をご紹介します。

                   

                   

                      

                   

                  まさかり金太郎は3センチほどの小さな土鈴です。

                  勇ましいお顔つきですが、ぷっくりした手足が幼児のようで可愛らしいです。

                  熊にまたがった金太郎は優しいお顔で、熊も猫のようですね。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  こちらの金太郎は成長して少年の顔つきです。

                  大きな鉞も難なく担ぎ上げて頼もしい限りです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  熊金と並んで鯉金も金太郎の定番です。

                  でもこの鯉金の土鈴は金太郎が幼過ぎてまるで鯉にあやされているようです。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  ちょっとたくましくなった鯉金です。

                  鯉と金太郎の組み合わせは子供の立身出世を願う親心から生まれたようです。

                  中国から伝わった登竜門伝説によれば

                  鯉は滝を登って登竜門にたどり着いたとき龍に変わるそうです。

                  勢いよく滝を登っていくたくましい鯉の姿に我が子の健やかな成長を祈ります。

                   

                  でも現代のパパやママが我が子に立身出世を願うかどうかは疑問です。

                  最近は立身出世という言葉さえあまり耳にしなくなりました。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  鯉抱き金太郎です。

                  龍にも変わる鯉を抱き上げるほど力強く凛々しく成長した金太郎です。

                   

                  どんな人になって欲しいかとのアンケートの上位は

                  「思いやりのある人」や「友達を大切にする人」だそうです。

                  もちろん「リーダーシップ」や「目標と達成する力」も身に着けてほしいと願っているそうです。

                  末は博士か大臣か…昭和のにおいがプンプンしますね。

                   

                  しかしいつの時代も変わらない願いは健やかな我が子の成長です。

                  日本中の子供たちの健やかな成長と明るい未来をお祈りしています。

                  来年のこどもの日は、みんなが集まってにぎやかに楽しくお祝いできますように!

                   

                  日本土鈴館

                   

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                    泉孝次さんの土鈴・1

                    • 2020.05.07 Thursday
                    • 09:49

                    皆さまこんにちは

                     

                    郷土玩具愛好家であり趣味土鈴もたくさん作られた泉孝次さんの作品をご紹介します。

                    泉さんは埼玉県川口市で孔版印刷に従事されていました。

                    郷土玩具の愛好家で日本各地の郷土玩具を描いた愛らしい蔵書票もたくさんあります。

                     

                     

                     

                      

                     

                     

                    私は蔵書票という言葉を今回初めて知ったのですが

                    本の所有者を明らかにするために本の見返り部分に貼り付ける小紙片のことだそうです。

                    蔵書印というのはよく見ます。それと同じ役割をするものですね。

                    世界的な名称は「EXLIBRIS」でラテン語(誰それの蔵書)だそうです。

                    この蔵書票だけのコレクターもたくさんいらっしゃるそうです。

                    泉さんの蔵書票はもちろん愛する郷土玩具が描かれています。

                     

                     

                     

                     

                    蔵書票にも惹かれますがここでは土鈴をご紹介します。

                     

                      

                     

                    絵馬土鈴の虎、張子の虎と並べてみました。

                    絵馬土鈴の虎はササにつるされていますから大阪・神農さんの虎でしょうか。

                    神農さんの虎は病気平癒と健康成就のお守りとされています。

                     

                     

                     

                     

                      

                     

                    絵馬土鈴の串馬と愛知県・龍泉寺の串馬と並べてみました。

                    龍泉寺の串馬は春駒と呼ばれます。

                    春駒と呼ばれるのは張り駒(張り子の馬)がなまったからとの説があるようです。

                    また、馬頭観音の御参りを新春にしていた時のお土産として

                    参拝客に串馬が売られたからともいわれるようです。

                    串馬も可愛いのですが小さな絵馬に串馬が描かれたこの土鈴も可愛いです。

                     

                     

                     

                     

                     

                      

                     

                    絵馬土鈴の阿吽の虎とオリジナルの鞍馬山の阿吽の虎を並べてみました。

                    鞍馬山の門前は狛犬ではなく阿吽の虎がお守りしています。

                    私は行ったことがないので写真を見ましたが迫力満点で厳しい表情でした。

                    郷土玩具になると虎も愛嬌が出てきます。

                    愛らしいお顔の阿吽の虎は魔除けの授与品です。

                     

                     

                     

                     

                      

                     

                    絵馬土鈴のだるま乗せ牛と姫路張子のだるま乗せ牛を並べてみました。

                    姫路張子は明治の初めから作られている郷土玩具で

                    姫路城下の豊富な反故紙を利用して作られました。

                    だるまさんは縁起物としてよく干支の背中などに乗っています。

                     

                     

                     

                     

                      

                     

                    絵馬土鈴のうさぎ車と浜松張子・ころがしの兎車を並べてみました。

                    四つ車のうさぎ張子はどこのものでしょうか。

                    スケボーで遊んでいるような感じがします。

                    ころがしの兎車は4代目二橋加代さんの作品です。

                     

                     

                     

                     

                     

                       

                     

                    絵馬土鈴の赤べこをオリジナルの赤べこと並べてみました。

                    赤べこの身体にある黒い模様は天然痘の湿疹を表していると聞きました。

                    赤い色で疱瘡除け・魔除けをお祈りしています。

                    首をゆらゆら振る様子がとても愛らしい郷土玩具です。

                     

                     

                    泉孝次さんの絵馬土鈴をオリジナルの郷土玩具と並べてみてみました。

                    楽しんでいただけたならうれしい限りです。

                    日本土鈴館

                     

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