戦前の土鈴・嵯峨人形(3)

  • 2020.01.16 Thursday
  • 13:26

皆さまこんにちは

 

京都・嵯峨人形の戦前の土鈴のご紹介、三回目です。

どの土鈴も小さいのにほれぼれするような丁寧な作りです。

 

 

 

 

 

雀土鈴です。

ぷっくりした姿は冬の福良雀でしょうか。

可愛らしい土鈴です。

 

 

 

 

 

 

 

鳩土鈴です。

羽の色使いがきれいです。

同じ身近な鳥でも、雀は雀らしく、鳩は鳩らしく、

当たり前のようですがそれぞれの愛らしさや美しさをちゃんと表現してあります。

 

 

 

 

 

 

 

象土鈴です。

白い象が何か大切なものを運んでいるように見えます。

元々、仏教発祥の地インドでは象は神聖な生き物で特に白い象は特別大切にされたそうです。

大切な経典を運んでいるような土鈴です。

白い象の穏やかなお顔、象にかけられた美しい布、大切な小箱

お土産土鈴として作られたのが不思議なくらい丁寧に作られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

洛北の秋と名付けられている井浦さんの代表的な土鈴です。

稚児のそら寝に因んだ意匠でしょうか。

京都の美しい紅葉が目に浮かびます。

 

 

 

 

 

 

 

両面鈴・般若と賢徳です。

狂言のお面を土鈴にしたようです。

般若面は嫉妬や憤怒の情を表す鬼女だそうです(怖い!)

賢徳は本来はその名のとおり、賢くて徳のある様を表すそうですが

狂言の賢徳面はギョロ目でどこかあらぬ方に目をやっているお顔だそうです。

般若と賢徳が表裏になった両面鈴にはどんな意味が込められているのでしょうか。

 

 

 

 

京都・嵯峨人形の古い土鈴をご紹介しました。

どれも5センチ前後の小さな土鈴ですが見応えのある丁寧なつくりの土鈴です。

土鈴館正面右手の展示ケースに展示してあります。

日本土鈴館

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    新年明けましておめでとうございます

    • 2020.01.06 Monday
    • 10:35

    新年明けましておめでとうございます。
    本年も昨年同様によろしくお願い申し上げます。

     

     

     

    新しい年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。

    日本中の郷土玩具愛好家の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

    今年も一人でも多くの愛好家の皆様と交流できますように!

     

     

     

     

     

     


    今年は子年...牛の背中にちょこんと乗って神様の門前に一番のりを果たした

    要領の良いネズミの話はよく知られています。

    また、ネズミが猫をだまして猫が十二支に間に合わなかったことから、

    怒った猫は今でもネズミを追いかけているそうです。





     

     

    日本土鈴館恒例の干支飾りは正面入り口右手にあります。

    館長が選んだ子年にふさわしい郷土玩具を展示しています。






     

     

    日本土鈴館は不定休ですが、入館料はいただいておりません。

    館長が在館中はどなた様でもご覧になっていただけます。

    おおよそ10時から3時くらいまで館長は在館しています。

    また土鈴や土人形など郷土玩具の販売もしておりますので

    お気に入りの作品がありましたらご入館の記念にお求め頂ければ幸甚です。





     

     

    この時期、日本土鈴館の館内は驚くほど寒いです。

    どうぞ皆さま、暖かくして土鈴館にお越しくださいませ。

     

    日本土鈴館

     

     

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      戦前の土鈴・嵯峨人形(2)

      • 2019.12.26 Thursday
      • 09:36

      皆さまこんにちは

       

      京都・嵯峨人形の古い土鈴をご紹介しています。

      作者は井浦狂阿弥さん、京都のお土産として作られた小さな土鈴です。

       

       

       

      瓢箪鈴です。

      瓢箪に描かれたヤツデはその形が天狗の持つうちわに似ていることから

      別名「天狗のうちわ」というそうです。

      人を招いて縁起が良いとされるヤツデは玄関先などに植えられることが多いようですが

      瓢箪に描かれた美しいヤツデの葉も縁起良く人を招いてくれるでしょう。

       

       

       

       

       

       

       

      虎の張子の土鈴です。ややこしいですね!

      郷土玩具で昔から人気のある虎の張子を土鈴で表現した作品です。

      くるんと描かれた黒と黄色の模様が張り子らしいです。

      顔つきは威勢がいいとは言えませんが尾にまかれた紐が高級な感じがします。

       

       

       

       

       

       

       

      落柿と命名された趣ある土鈴です。

      芭蕉や去来ゆかりの嵯峨野の史跡・落柿舎の趣きが感じられます。

      見落としてしまいそうな小さな小さなテントウムシ。

       

       

       

       

       

       

       

      文福茶釜土鈴です。

      昔話に題材をとった土鈴もよく見かけますね。

      文福茶釜のお話は、定番の「めでたしめでたし」では終わりません。

      茶釜に化けて元に戻れなくなった狸は

      見世物小屋で一生懸命お金を稼いだ後、そのまま病気で死んでしまいます。

      そんな狸を思うとこの土鈴の悲しげなお顔が切ないです。

       

       

       

       

       

       

       

      昔話の大本命・かぐや姫の土鈴です。

      竹取物語に出てくるお姫様です。

      竹から生まれたお姫様は実は月で暮らしていた罪人であったという

      なんと壮大なお話が千年も前に作られていたなんて、すごいですね。

      土鈴のかぐや姫は愛らしく、

      竹の根元のぽつぽつした細かな表現まで再現されています。

       

       

       

       

       

       

       

      牛若丸と弁慶の土鈴です。

      弁慶はいかめしくて荒々しい僧兵であり

      牛若丸は女性かと思うほど嫋やかで美しい…

      そんな二人の様が丸鈴にちゃんと表現されています。

      弁慶が身命を賭して牛若丸・義経に仕えたのがわかる気がします。

      ただ、残っている資料からわかる義経の容姿はさほど美形ではなかったようです。

       

       

      嵯峨人形・井浦狂阿弥さんの古い土鈴のご紹介でした。

      今年は平成から令和へと大きく時代が動きました。

      また自然の猛威に日本中が震え上がったような気がします。

      もう数日で今年も終わります。

      今年一年の感謝と共に

      新しい年が皆様にとって明るく幸せな年となりますよう

      心からお祈り申し上げます。

      皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

       

      日本土鈴館

       

      【ご連絡】

        年中不定休の日本土鈴館ですが

        年内29日から新年1月1日は休館が決まっております。

        令和2年1月2日は開館を予定しております。

        また、おもちゃ箱(通販)をご利用のお客様には申し訳ございませんが

        発送が新年5日以降になることがあります。

        ご迷惑をおかけいたしますが宜しくお願い申し上げます。

       

       

      戦前の土鈴・嵯峨人形(1)

      • 2019.12.17 Tuesday
      • 10:42

      皆さまこんにちは

       

      土鈴館正面入り口左手にある日吉琴コレクション展示ケースから

      戦前の土鈴をご紹介していますが、

      今日はその中から京都・嵯峨人形(井浦狂阿弥さん)の土鈴をご紹介します。

       

       

       

       


       

      子供弁慶鈴です。

      5センチにも満たない小さな土鈴ですが

      手に取って細かなところまでしげしげと見てもらいたいと思うような作品です。

      木箱に入れられて京都のお土産に売られたものです。






       

      こちらも小さな三番叟土鈴です。

      美しい、可愛らしい、綺麗……

      井浦狂阿弥さんの土鈴は箱まで美しいような気がします。






       

      「目出鯛」という名前通りの作品です。

      郷土玩具にはダジャレのような発想やネーミングが結構多く見られます。

      めでたさをストレートにユーモラスに表現してあります。

      こちらは紙箱に入っています。





       

       

      龍頭土鈴です。

      古来中国では龍は「鳳」「亀」「麟」と共に四霊として大切にされた伝説の生き物です。

      龍頭は日本でも兜の前立物として飾られたり船首に飾って航海の安全を祈るなど

      その強い不思議な力を信仰してきました。

      小さくても迫力のある龍頭土鈴です。

       

       

       



       

       

      福猪と蛤の土鈴です。

      今年の干支亥ももうすぐ子に交代です。

      落ち着いた色合いの小さな蛤には松竹梅のおめでたい絵柄が描かれています。

       

       

       

       

       

      美しい小槌土鈴です。

      松竹梅の模様が描かれて縁起の良い土鈴です。

      打ち出の小槌を振ればお宝がザクザク降ってわいてくる…

      そんなイメージがありますが、昔から小槌は大切な道具でした。

      麦、豆などの脱穀に何度も何度も打ち下ろして実を取り出す道具でした。

      振り下ろすたびにお宝というイメージはこの大切な脱穀作業からきているのでしょうか。

       

       

       

      今日は戦前の土鈴・嵯峨人形(井浦狂阿弥さん)の土鈴をご紹介しました。

      井浦さんの作品はまだまだたくさんありますのでお楽しみに!

      日本土鈴館

      戦前の土鈴・秋田の八橋人形

      • 2019.12.10 Tuesday
      • 13:14

      皆さまこんにちは

       

      今日は日吉琴コレクション(戦前の土鈴)から秋田の土鈴をご紹介します。

       


      秋田と言って思い浮かべるものは何でしょうか。

      犬好きの方なら秋田犬

      平昌五輪のフィギュアスケートゴールドメダリスト・ロシアのザキトワ選手が

      金メダルのご褒美におねだりしたのが秋田犬・マサルでした。

       

       



       

      穏やかな表情の秋田犬の土鈴です。

      秋田県原産で国の天然記念物にも指定されています。

      日本犬種に認定されている6種類の中で唯一の大型犬で

      がっしりとした体で狩猟や番犬として主人に忠実に仕えるそうです。

      渋谷駅前の銅像で有名な忠犬ハチ公も秋田犬です。

       

       

       

       

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      雪国秋田の冬は寒くて長いです。

      雪国のわらべ人人形・ゆきんこはどの地方でも愛らしい姿です。

      4センチにも満たない小さな土鈴です。

       

       

       

       

       

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      小さななまはげ土鈴です。

       

      来訪神・仮面・仮装の神々としてユネスコ無形文化遺産に登録されている「なまはげ」は

      大みそかに行われる年中行事で、テレビなどでも見かけます。

      「泣く子はいねがー」と包丁を振りかざす姿は子供がひきつけるほど怖いようです。

      なまはげはナモミ(方言で火だこのこと)を剥ぐ「ナモミ剥ぎ」からきているそうで

      囲炉裏やこたつばかりにあたっている怠け者はナモミを包丁で剥ぐぞ!ということです。

      意味を聞けば姿よりもっと怖いです!

      なまはげはナモミと一緒に災いを取り除いてくれる、そういう神様だそうです。

      しかし最近は子供が怖がるからとなまはげの訪問を断ることも多いそうです。





       



       

       

      小さな八橋人形土鈴です。

       

      江戸時代に伏見人形の流れを汲んで生まれた八橋人形は

      明治の頃までは数百の型の作品が盛んに作られていたそうです。

      しかし型が無くなったり、秋田という雪国の風土に溶け込むようになり

      その作風は次第に鄙びた素朴な味わいになってきたようです。

      高松茂子さん、道川トモさんが亡くなられて廃絶状態になりましたが

      現在は八橋人形伝承の会によって伝承が試みられています。






       

       

      姫だるまや弘前の観光地を描いた丸鈴のお土産土鈴です。

      日吉琴コレクションのほとんどは小さな土鈴で2〜3僂諒も多いです。

      よく見ないと見過ごしてしまうような作品がぎっしり展示してあります。

       

       

       

      今日は一部ですが秋田の古い土鈴をご紹介しました。

      日本土鈴館
       

      郷土玩具のトラ・2

      • 2019.11.26 Tuesday
      • 14:47

      皆さまこんにちは



      来年の干支は子なんですが、なぜかトラの郷土玩具をご紹介します。




       

      愛知・鳳来寺の寅童子です。

       

      家康公ゆかりの鳳来寺にまつわるお話をもとに生まれた郷土玩具です。

      家康公の母・於大の方が立派な世継ぎをさずかるようにと鳳来寺を参詣しました。

      そして、家康公が寅年、寅の日、寅の刻に誕生すると、

      鳳来寺の十二神将の寅童子だけが忽然と姿を消しました。

      その後家康公が亡くなるといつのまにか寅童子は元の場所に戻ったそうです。

      昭和の30年頃、家康公の神的な逸話に加え

      七転び八起きの苦労の末に天下を取った人生を郷土玩具にしたそうです。

      平成に入り一時廃絶しましたが、2010年の寅年に復活しました。

      写真は昭和の寅童子です。

       

       

       

       

       



       

      浜松張子・二橋加代子さんの首振りの虎です。

      明治の初めに作られるようになった浜松張子は

      その大切な木型を戦火で焼失してしまいましたが3代目・二橋志乃さんが復興に尽力され

      その後を4代目として加代子さんが継承し

      現在は5代目・鈴木伸江さんが伝統を受け継いでおられます。

      虎ですが怖くないのんびり穏やかな表情の虎の張子です。


       

       



       

      江戸玩具のずぼんぼです。

      和紙で出来ていて足の部分にシジミの貝殻をつけてあります。

      江戸・天明年間に作られるようになったといわれる江戸っ子のおもちゃです。

      クタクタしていて頼りないのですが

      三方を屏風などで囲った中にずぼんぼを置き、うちわなどで扇ぎます。

      空洞の腹に風をはらんでずぼんぼが舞い躍ります。

      シジミがおもりの役目を果たしているので飛んで行ってしまうことなく

      虎が何度も飛び跳ねます。


       

       

       

       



       

      岐阜・市原土人形の虎加藤です。

      虎加藤は土人形などの郷土玩具で多く作られる題材の一つです。

      賤ケ岳の七本槍のひとりに数えられた加藤清正は勇猛果敢な武士で

      文禄・慶長の役で朝鮮にわたった際、虎を退治したという逸話に基づいています。


       

       

       

       



       

      こちらは兵庫・葛畑土人形の虎加藤です。

      葛畑土人形最後の継承者4代目前田俊夫さんの作品です。

      葛畑土人形は江戸末期に初代前田友助が伏見人形に倣って

      土雛を作ったのが始まりと言われています。

      葛畑の良質な粘土を使って前田俊夫さんが亡くなるまで作られましたが

      残念ながら昭和の終わりに廃絶してしまいました。



       

       

       



       

      倉敷張子の首振り張り子です。

      倉敷張子は明治の初めに作り始められた生水家に伝わる一子相伝の郷土玩具です。

      男の子の誕生を祝って虎の張子を作ったのが始まりです。

      ピンと伸びた尻尾ははめ込み式で取り外しができます。

       

       

       

      今日は郷土玩具になったと虎のご紹介をしました。

      日本土鈴館

       

       

      昭和レトロ・コスメ

      • 2019.11.19 Tuesday
      • 11:55

      皆さまこんにちは

       

      今朝の郡上市は冷え込んでいますが、朝より日中の方が寒くなるらしいです。

      そして夜に小雨が降ってその雨が上がると冬のような寒さがやって来るとか…

      そろそろ冬用タイヤの心配も必要になってきます。

      寒くて長い冬がすぐそこまで来ています。

       

       

       

      今日は房総土鈴・関口忠一さんの昭和レトロ土鈴のご紹介です。

      レトロなコスメの土鈴を集めてみました。



       

      ヘチマコロンの化粧水です。

      ヘチマコロンは商品名じゃなく会社の名前なんだそうです。

      この化粧水、販売が始まったのは大正時代ですが今も根強い人気のレトロコスメです。

      お肌に優しそう…


       

       

       

       


       

      昭和25年に売り出されたマダムジュジュです。

      キャッチコピーは「25才はお肌の曲がり角」...何となく刷り込まれていました!

      こちらもレトロコスメとして今も人気があるそうです。


       



       

      今も人気のレトロなコスメと言えば明色美顔石鹸。

      ニキビ対策に今でもずっと変わらず根強い人気のロングセラー石鹸です。

      青春のシンボルなんて言われたニキビですが

      お年頃には本当に厄介なもので、気になります。

      美顔石鹸というダイレクトなネーミングもいいですね。


       

       



       

      今でも当たり前に使っている花王石鹸ですが

      昔のロゴはカタカナの「ホワイト」だったんですね。

      レトロと言われなければ何が違うのかすぐには分からないです。

       

       



       

      この土鈴は昭和レトロ感にあふれています。

      花王シャンプーが発売されたのは1932年だそうで

      シャンプーという言葉さえ馴染みのない時代でした。

      右から左の文字列も、女性の黒髪もレトロです。

       

       

      今日は房総土鈴昭和レトロシリーズ・コスメをご紹介しました。

      日本土鈴館

       

      沖縄の郷土玩具

      • 2019.11.11 Monday
      • 09:55

       

      皆さまこんにちは

       

      世界遺産・首里城の火災はとても悲しいニュースでした。

      早朝テレビに映し出されたのは炎に包まれた首里城

      正殿の焼け崩れる様子には衝撃と共に深い悲しみを覚えました。

      戦後再建された時の資料など国の力を集結して

      一日も早い首里城の復元を願うばかりです。

       

       

      今日は沖縄の文化や伝統に思いを致しながら

      インスタグラムでご紹介した写真も交えて沖縄の郷土玩具をまとめてみました。

       

       


       

      チンチン馬です。
      昔、琉球王国の行事のひとつに競馬がありました。

      このチンチン馬は行事に臨む琉球王の馬上姿を模したものといわれます。

      一方、戦前は「花婿様」という名前で旧暦五月の節句にユツカタヒー(玩具市)で売られました。

      箱型の台を引くと仕掛けた針金が弾かれチンチンと音を出します。

      お人形はもちろん、馬も美しく華やかに飾られています。

      大変手の込んだ作りになっていて、高級品に属する郷土玩具でした。

       

       

       

       

       

       

       

       

      琉球舞踊人形と花笠です。

      意外なことに本来は男性だけが舞うことができたのだそうです。

      明治になって女性の舞踊も見られるようになり

      戦後にはたくさんの女性舞踊家が活躍されているそうです。

      華やかな衣装の中でも特に目を引くのが美しい花笠です。

       

       

       



       

      花笠土鈴です。

      琉球舞踊で使われる花笠は大変美しく、

      赤い花、青い空、白い波がデザインされているそうです。

      紅型染めの舞踊衣装と共に見る人の目を奪います。

       

       

       

      沖縄の土鈴はさほど多くなく、この花笠土鈴のほかにはシーサーの土鈴があります。

       

       

       

       

      沖縄のお土産にはやはりシーサーは欠かせません。

      シーサーは獅子を沖縄の発音で読んだ名前だそうで

      魔除けのために屋根や門前、高台などに飾られ村や家を災いから守る伝説の生き物です。

       

       

       

       

       

       

      陶器や木彫りなど様々なシーサーが沖縄で売られています。

      沖縄の思い出にシーサーを買う人も多いと思います。

       

       

       


       

       

      アダン葉細工の蛇(ハブ)と星ころびです。

      八重山地方に生えている「阿旦」の葉を編んで作ります。

      蛇はパックリ開いた口に指を入れると、まるで蛇に噛まれたかのように

      指が抜けなくなる不思議なおもちゃです。

      星ころびという美しい名前のおもちゃはコロコロ転がして遊びます。

       

       

       



      次は沖縄の張子人形をご紹介しましょう。



       

      沖縄(琉球)張子の闘鶏、首振りの張子です。古倉保文さんの作品です。

      沖縄張子はかつて50種ほどの人形やお面があったそうですが、

      残念なことにそのほとんどが戦災で殆ど焼失してしまいました。

      昭和30年代に一部が復活しました。

      ご紹介の作品は1羽ですが、

      台の上で2羽の鶏が向き合って互いに首を振りあう闘鶏張子もあるそうです。

      色調の豊かな張子です。

       

       

       

       

       

       

       

       

      沖縄張子・古倉保文さんの舞踊人形と風俗人形です。

      琉球玩具の多くは張子人形だったそうです。

      そして琉球玩具の第一人者と言えば古倉保文さんです。

      元々は琉球玩具の収集家だった古倉さんは戦災等で失われた古玩具の復元に尽力されました。

       

       

       

       

       

       

      平成9年の年賀切手のデザインに採用された古倉保文さんの闘牛です。

      闘牛と言えば荒々しいイメージですがこの作品は優しい感じがします。

      農家で可愛がって育てた牛への愛情でしょうか。

      闘鶏や闘牛は農家の人たちの生活の楽しみだったそうです。

       

       

       

       

       

       

       

      古倉保文さんの首振りの一対の虎です。

      首回りが赤い立ち虎と座った青い虎と一対で魔除けになっているそうです。

      ヒゲは麻糸で作られ、鼻のドットがユーモラスな作品です。

       

       

       

       

       

       

       

      沖縄張子の鳩です。

      沖縄張子はどれも南国の香りのするおおらかで温かい作品が多いように思います。

       

       

       

       

      土鈴館の沖縄の展示コーナーを見ていたらこんなおもちゃもありました。


       

       

      詳細はよくわかりませんが船とからくりのおもちゃです。

       

       

       

       

       

      これは名前すら分かりませんでした。

      小さな球状のものが三つ、赤、白、黒で輪が一筆書きされています。

       

       

       

       


       

      最後にサングァーと呼ばれる琉球のお守りをご紹介します。

      ススキなどの葉を十字に結んだものです。

      お供え物やお弁当にそっと添えて無事を祈るのだそうです。

      また、身に着けていれば魔物から守ってくれると信じられているそうです。

       

       


      あの美しい首里城が一日も早く復元されて

      再び多くの人々が訪れることができるよう心から祈っています。

      今日は沖縄の郷土玩具をご紹介しました。

      日本土鈴館

       
       

      毘沙門天

      • 2019.11.05 Tuesday
      • 10:53

      皆さまこんにちは

       

      比較的暖かだった今年の秋ですが

      11月になって急に冷え込んできました。

      今朝の郡上市は明け方が5〜6度と冬のような冷え込みでした。

      今は抜けるような青空が広がっていますから昼は暖かくなると嬉しいです。

       

       

      今まで6柱の神様をご紹介してきましたが
      最後にご紹介するのは七福神の中で唯一鎧姿の毘沙門天です。



       

      滋賀・小幡土人形の毘沙門様です。細居文蔵さんの作品です。

      毘沙門天はどんな神様なのか、よく知らなかったので調べてみました。

      毘沙門天は多聞天と同じ神様だそうです。

      多聞天は四天王のおひとりで仏法・如来の守護神です。

      毘沙門天の四天王としてのお名前が多聞天なんだそうです。

      仏法・如来の守護神ですから武神のお姿なんですね。





       

      土鈴館で販売中の毘沙門天土鈴です。

      大黒天や恵比寿天などの作品は多いのですが

      毘沙門様は土鈴館では単独の作品はなく七福神のおひとりとしての作品ばかりです。


       




       

      愛知・起土人形(富田土鈴)の毘沙門天です。

      毘沙門天は元々はインド・ヒンドゥー教のクベーラという神様だそうです。

      クベーラは武神ではなく財宝の神様でしたが

      インドから中国に伝えられた時に戦いの神様となったようです。

      中国から日本に伝えられた毘沙門天は甲冑に身を包んだ勇ましいお姿です。






       

      お土産用の七福神土鈴の中の可愛い毘沙門天です。

      中国から仏教とともに四天王の一人・多聞天として日本に伝えられました。

       

       

       

       



       

       

      どちらも戦前の七福神土鈴の中の小さな毘沙門天です。

      日吉琴コレクションの展示ケースに展示してあります。

       

      毘沙門天は宝棒(鉾)と宝塔をもって邪気をにらみつける荒々しい武神ですが

      土鈴になると優しいお姿が多いです。

      上杉謙信など多くの武士が信仰した戦いの神様は

      厄除けの神様としても広く信仰され、厄年にお参りすると良いそうです。

       

      また元々がインドの財宝の神様ですから

      商売繁盛や金運財運のご利益もあるありがたい神様です。



       


       

       

      愛知・乙川人形の毘沙門天土鈴です。杉浦定吉さんの作品です。

      毘沙門天の別のお名前・多聞天は「よく聞くもの」という意味があるそうです。

      お釈迦様の説法を聞き漏らさずよく聞くもの

      人々の言葉や悩みを聞き漏らさずよく聞くもの

      毘沙門天はそんな神様だそうです。

       

       

      これまで七福神のお話を何度かに分けてご紹介してきました。

      七福神の置物や色紙、人形などをご覧になる時

      どの神様がどんなご利益を授けてくださるのか…じっくりご覧になってください。

       

       

      日本土鈴館

       

       

       

       

       

       

      寿老人

      • 2019.10.28 Monday
      • 12:05

      皆さまこんにちは



      今日は寿老人のご紹介です。

      福禄寿と寿老人、何となく間違えてしまいそうな二神のお姿です。



       

      日吉琴コレクションコーナーに展示してある戦前土鈴です。

      福禄寿と寿老人はどちらも白い長いお髭のお爺ちゃんの神様で

      宝珠を持ち、杖もついていて間違いやすいように思います。

       

       

       




       

      土鈴館の売店に並ぶお土産用七福神の中の寿老人です。

       

      寿老人は頭巾を被った姿が多いようです。

      でも頭巾を取るとその頭は長いんだそうです。杖も巻物も持っています。

      福禄寿のお供は鶴で寿老人のお供は鹿と覚えればわかりやすいようです。

      宝珠や長寿の果物の桃を持っていることもあるようです。

       

       

       





       

      愛知・起土人形(富田土鈴)の寿老人です。

      お供の鹿が寄り添っています。

       

       





       

      滋賀・小幡土人形の寿老人です。細居文蔵さんの作品です。

      頭巾も被っていてお供の鹿と仲良く寄り添っていて寿老人らしいお人形です。

      寿老人の連れている鹿は玄鹿という特別な雄鹿で

      その肉を食べると2000年の齢を得られると言われるそうです。

      えっ!お供の鹿を食べちゃうんでしょうか⁉️

       

       

       

       

       



       

      日吉琴コレクションコーナーの小さな寿老人(右)と福禄寿(左)

       

      寿老人のお供は鹿で福禄寿のお供は鶴と学んだつもりが、

      古い土鈴に鶴を連れた寿老人を見つけてしまいました。

      この二柱はどうしてこんなにややこしいのでしょうか...

       

       

       


       

       

      愛知・名古屋土人形 野田末吉さんの小さな小さな土鈴です。

      優しいお顔…

       

      福禄寿は道教・三星信仰の南極老人星の生まれ変わりとして祀られた神様でした。

      実は寿老人もまた南極老人星の生まれ変わりで、二柱は同じ神様ということになります。

      どちらも子宝や財産、長寿を叶えてくれる神様です。

      巻物には人の寿命が書かれているそうです。

      同じ神様が福禄寿、寿老人それぞれの神様として日本に伝わり

      そのまま七福神に祀られたようで、ややこしいのも無理からぬ話でした。

       

       

      今日は寿老人をご紹介しました。

      寿老人と福禄寿、どちらも健やかに、幸せに、豊かに、長生きをするという

      人間の究極の願望をかなえてくださる(かもしれない)神様でした。

      日本土鈴館


       

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